
星ゆたか

アイミタガイ
平均 3.7
2025.9.25 『人の優しさに敏感な時は特に泣ける映画です✨』 2020年に他界した佐々部清監督が温存していた企画を基に。 監督·草野翔吾(84年私の地元近くの桐生市出身)。 脚本を市井昌秀さん等。 原作は中條ていさんの五編からなる小説の四編を集約してる。 物語はウエディングプライナーの仕事の梓(黒木華)がカメラマンの親友.叶海(藤間爽子)が海外(パプアニューギニア)の仕事で急死。 恋人·澄人(中村蒼)の結婚求愛に。 元々両親の彼女が9歳の時離婚が意識にあり応えられないでいた所に拍車をかけていた。 自分が❬他人に結婚を祝福して薦めてるのに❭…と。 (叶海がいたら後押しして…)。 この梓と叶海が中学時代からの親友だったという設定は映画オリジナルらしく。 転校生で内気だった梓がトイレで意地悪3人娘に嫌がらせを受けていた所を。 当時から📸カメラを所持していた叶海が。 『虐め証拠写真!』と写しながら彼女の手を引き全速力でダッシュ❗️。 途中『大丈夫だから…』と手を離した梓を更に。 『連れて行きたい場所がある』と。 ある家の裏側空地に回り。 毎日夕方6時に決まって家の中から聴こえるメロディーに『心癒される』と紹介する一連の展開は。 何故か瞼に(涙)が滲む。 後に梓が恋人澄人に『いい友達がいる』と言われる所以になる場面の1つ。 後年梓が式場特別企画の金婚式の🎹ピアノ演奏者になる。 梓の叔母(安藤玉恵)がそのピアノの演奏者(草笛光子)のハウスヘルパーで働きになる“縁”の繋がりである。 この映画のタイトル[アイミタガイ]とは。 昔風の言い方「相身互い」で。 この世は持ちつ持たれつ、誰からも何もして貰った事の無い人はいない。 だから、これをしたから、何かをして貰うといった貸し借りでなく。 いい事をしていれば、いつか別の所からいい事が、自分の所に届いているもんだとする考え方から“言われた”言葉だった。 梓も澄人も梓の祖母(風吹ジュン)に聴くまでは知らなかった。 梓の休日に“付いて来て”祖母の家で。 祖母の頼み事や燐家のボヤ騒ぎに。 澄人の“頼りがいのある所”を梓が見直す展開だ。 他にも梓と澄人の人間関係には。 円周の様な過去と現在が繋がる。(梓のピアノの一件の縁の様に、梓の親友·叶海の父親と澄人が通勤電車のお馴染みだったとか) 『エェ~ッ、そんなウマイ具合に人同士が関連、絡み合わないヨ~って』とボケを飛ばしたい所だが。 一方で『こんな巡り合わせ、あったらエエな✨あって欲しいなぁ』と言う気持ちにさせられる映画である。 一方叶海の両親(田口トモロヲと西田尚実)の娘の四十九日法要後の日に。(映画の叶海の葬儀前後描写大胆省略) ある児童養護施設から娘の叶海宛てに生徒から誕生日祝いレターが届く。 娘がカメラマンの仕事の支えにしていた縁の場所だったらしい。 その後施設の運営所長(EXILEの松本利男)も訪ねてくる。 やがて両親は施設を訪ねる際には。 娘の死亡保険1000万円小切手を。 『娘が生きていれば無かったお金です。運営費にして下さい』と差しだす心に変わっていた。 また印象的なのは、この叶海の母親が娘のスマホを解約せず、残していて。 パスワードが解り、そのスマホに。 親友の死のショックを認められず。 生前と同じ様に、LINE💬呟きを入れ続けている事に気ずき。 ソッとそのままに(ある時期からは“既読”を示す)した微妙な繋がりにしておいた映画ならではの展開で。 それを、児童養護施設の帰りの両親と梓を初めて対面させた。 (親友なのに!?は映画だけの中学時代からの設定だから深く問い詰めない!)。 世の中には🚪扉を開けて一歩踏み出せずに立ち止まっている人がいっぱいいる。 しかし見知らぬ人の想いが巡り廻って。 硬く閉ざされた扉を小さく叩き。 進むべき道を示し、気ずかない程の触れあいが。 誰かの心をそっと揺らし、各々の人生を大きく動かしていく。 だから生きてゆく事を諦めるな😃と映画は締めくくった。