レビュー
Schindler's Memo

Schindler's Memo

6 years ago

4.0


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とらわれて夏

映画 ・ 2013

平均 3.4

ライトマン監督の巧さにより、安心して観ていられる。極端な性格の女性をストレートに描きすぎるきらいがある監督なのだが、演出の腕は一流であると感じる。本作はその巧さが光ったと思った。 母親が鬱の母子家庭で、健気な少年がその母親の最も身近な理解者である。当然不足なのは父性である。 そこへ、家の修理やら、庭仕事やら、キャッチボール、そしてなんと料理が得意という理想の父性を持った「脱獄囚」が現れる。 囚人を匿うというスリルの上に、理想の父親像を乗せ、少年の目を通した(もしくは巧みに隠された)禁断のラブストーリーを描き、囚人の過去をフラッシュで織り込む。「巧い」としか言いようのない演出に舌を巻いた。 ちょっと甘いラストが引っ掛かるが、ブローリン、ウィンスレット両者の演技もパーフェクトで、非常に完成度の高い作品だと思った。