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サイレントナイト
平均 3.1
原題も「Silent Night」。 「聖夜」の意味。 家族で幸せに過ごすクリスマス・イブの日。 庭先でギャングの抗争の流れ弾が当たり息子の命を奪われた男ブライアン(ジョエル・キナマン)。 自らも撃たれブライアンは命は助かったものの声帯をやられ声を失う。 叫ぶ声も出ないブライアンは一年後のクリスマス・イブに復讐する計画を立てる…そんなリベンジストーリー。 主人公は声が出ないのでずっとサイレント。 セリフがない。 確かに難しい役だったとは思う。 ジョエル・キナマンと言えば『チャイルド44』でトム・ハーディに嫉妬する役が見事だったからそんな印象が強い。 どちらかと言えばワル顔。 冒頭でトナカイのアグリーセーターを着ている姿がミスマッチで笑えた。 さて可愛い盛りの息子テイラーを亡くして失意に暮れるブライアン。 寄り添う妻サヤに対しても心を閉ざす。 酒に溺れていたブライアンが酒瓶を片付け、復讐の計画を立てる。 体を鍛え、射撃の練習をして武器を揃える。 古いトランザムを手に入れ整備する。 そしてあらゆるテクニックを使いドリフト走行を何度も試す。 ギャングの構成図を作り、ターゲットを絞るブライアンだった。 いよいよクリスマス・イブが近づき、ブライアンはわざとギャングの小競り合いを引き起こす。 ブライアンの声帯をうばったリーダーはプラヤ。 頭部から顔まで不気味なタトゥーを入れた男。 トランザムと敵のカーチェイスやバイクに乗り換えての抗争シーンはジョン・ウー監督らしさが出ていた。 途中から出てくる巡査部長の二丁拳銃とか、お馴染みのシーンもあった。 妻への手紙にあるように「死ぬ気で復讐する」という決意表明のままブライアンは突っ走るのです。 ブライアンが最後に思い浮かべる息子テイラーの姿。 大学生になった息子の姿は想像上のものだが、これはいらない。 終わってみれば話はとてもシンプル。 喋れない男が主人公と言うのは面白いが、ひたすらジョエル・キナマンの眼光が目立つ映画でした。 それにしても奥さんだって辛いはず。 これから何度涙を流すのだろうと気の毒になるくらいだった。