午後8時の訪問者
La fille inconnue
2016 · 犯罪/ドラマ/ミステリー/サスペンス · ベルギー, フランス
113分
© LES FILMS DU FLEUVE - ARCHIPEL 35 - SAVAGE FILM – FRANCE 2 CINÉMA - VOO et Be tv - RTBF (Télévision belge)



診療時間を過ぎた午後8時。小さな診療所のドアベルが鳴らされるが、若き女医ジェニー(アデル・エネル)はそれに応じなかった。翌日、診療所近くで身元不明の少女の遺体が見つかり、診療所の監視カメラにはその少女が助けを求める姿が収められていた。彼女は誰なのか。何故死んだのか。ドアベルを押して何を伝えようとしていたのか……。あふれかえる疑問の中、亡くなる直前の少女の足取りを探り始めるジェニー。彼女の名を知ろうと必死で少女のかけらを集めるジェニーが見つけ出す意外な死の真相とは……。
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眠る山猫屋
3.0
ベルギー発の深々としたタッチで進む物語は、ミステリーというよりは人の心の有り様を探るよう。 時間外診療、それもチャイム一回を無視した為に殺された(のかもしれない)少女の為に、彼女の名前を知ろうとする女医。怪しい人物や目撃証言を追ううちに、様々な事件に関わっていく。 Amazonにて。
リーマン
3.0
ストーリーは皆さんのレビューで。 主人公の素の生活を観ているようで、 本当に自分もそこにいるような感覚。 全く音楽が無いのも生活感があり、 診療所の呼鈴がドキッとする程。 誰が悪いと言うことも無いけど、 皆それぞれ自分を守ろうとしていて、 主人公も少女の名前を探すことでそうしているのかなぁと思います。 深夜に窓辺でタバコを吸うシーンが、凄い共感出来ます!
みゆ
3.5
ダルデンヌ兄弟監督作品は『少年と自転車』しか見てないけど、示唆に富む内容でズシッとくるけどどこか優しくて誰にでもあり得る日常を描くのがとても上手いと思う。 ✴︎ とは言え私が主人公の立場なら犯人探しのような事はしないけどね(^_^;) 後悔からの行動だとしても、主人公の強い信念には本当に頭が下がる思いです。 ✴︎ それにしてもあの父親… とんだクソ野郎だ、と思うのは私だけかな? 言い訳ばかりで逆ギレして…息子が可哀想だ。 持病のヘルニア?で倒れた時にはしれっと彼女を読んで応急処置させるとか神経を疑う。 ✴︎ 終盤はサスペンスらしくかなりハラハラさせられるし、見応えのある映画だった。
panopticon
4.0
サスペンスやノワールと意気込んで観ると肩透かし食らうかも。 ・ 余計な演出など必要ない、シンプルかつ濃いいつものダルデンヌ映画でした。 ・ 1個人の活動を通じて、社会の歪さを充満させる。 ・ 初期作と比べると、最期に救いを匂わす結末が多くなってきた。 ・ 少年の部屋に無限の住人のポスターが貼ってあった。まさかダルデンヌ兄弟の映画の中で沙村広明という字面をみるとは。
Schindler's Memo
4.0
先ずは、ミステリー映画として一級品であろうと思う。 ただし、結末はあまり驚きではない。一級品たる所以は、主人公の医師としての悔恨、その1点に絞った演出だと思う。 美しく若い女医さんなのだが、一人の少女を「診て」あげられなかったという医師としての悔恨から、少女の周辺まで深くかかわってゆくという、何か「医は仁術」みたいな、「赤ひげ」的な正義感まで表出されていくのはグッと来るものがあった。 ヨーロッパの映画で、これほど日本的な情緒感で押し通されたのも久しぶりであった。
もち麦
3.5
心にしみる映画でした。 責任感が強く、自分の意志を貫き通した事で周りの人々が真実を話していく。 こんな映画はいつまでも心に残っていると思います。
nao
3.0
自分がドアを開けなかったことで女性が亡くなってしまったのかもしれない。 主人公は、その女性の死の真相を異常な程に探り始める。 なぜそこまでして真相を探るのかと思ってしまうほど主人公は、事件に介入していきます。 しかも途中、脅されたり、暴力を振るわれそうになったり拒絶されたりと色々虐げられるにもかかわらず、主人公は事件の真相を追い続けます。 あの時自分がああしてればという後悔や罪悪感を埋めるには、忘れるか、行動して満たすしかありません。そのため主人公は、正義感からではなく、自分がドアを開けなかった罪悪感から逃れようとして事件の真相を見つけようとしたかったんだと思います。 主人公は非常に自己中心的で自己顕示欲が強い人間だと思います。それを表しているのが、研修医との関わりです。 主人公は、高圧的な態度で、研修医の欠点を指摘します。これは後に主人公が、自分の方が上の存在だと示したかったと言っています。 その後、彼が突然医者を辞め実家へ帰ってしまいます。主人公は、ものすごく心配し、彼のアパートへ出向いたり、実家にまで足を運び気遣ったりします。普通ここまで執拗にはなりません。 主人公にとって研修医の上にいる自分は、医者として理想の姿であり、彼が研修医を辞めるということは自分より下の人間が居なくなるということ、それを失うことが怖いから、彼を執拗に追いかけたという見方もできるのではないでしょうか。 主人公が、中盤にした病院で仕事が出来るのに診療所を継ぐという決断は、医師としての自己顕示だけではなく患者に寄り添っていたいという思いもあったんだと思います。 この物語は、一人の女医の心情を描いた物語だけではなく、劇中で病院に来た移民の男性や亡くなった被害者の名前が遺族と警察で違う様に、移民の人々の生きずらさや差別など、今のヨーロッパの移民問題の実情も描いた作品だったと思います。 監督ダルデンヌ兄弟の作品は、社会問題の取り入れ方が本当にうまい!
にしにし
3.5
ある若い女性が変死する。主人公の女医が作った些細なきっかけも、その一因だったかもしれない。死んだ女性の身元を探す主人公の誠実さは、人並みよりもほんの少しだけ強いように思えます。でも、その僅かな差は、行為を大きく変えます。と言っても、英雄的行為じゃないってとこがミソです。 女医は決して怠慢じゃなく、使命感を持って仕事に取り組んでいます。孤独も浮かびます。普通の生活です。困ってることはなさそうだけど、そんなに幸せそうでもない。そんな彼女が、今はもういない見知らぬ誰かのことで懸命になる。僕はいつしか、彼女にとても好感を持っていました。 不作為が悲劇を招くこともあれば、誰かに癒しを導くこともある。 ダルデンヌ兄弟の映画を観たのは初めてでした。今作は極めて地味な素材をミステリー仕立てにして、とても自然な演出でもって、観客は主人公の女医とともに行動し、やがて、声高じゃないけど確かな、世界の肯定感に辿り着くことになります。
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