雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
Demolition
2015 · ドラマ/コメディ · アメリカ
101分
©2015 Twentieth Century Fox Film Corporation, Demolition Movie, LLC and TSG Entertainment Finance LLC. All Rights Reserved.



デイヴィス(ジェイク・ギレンホール)は、出世コースに乗り、富も地位も手に入れたウォールストリートのエリート銀行員。高層タワーの上層階で、空虚な数字と向き合う味気ない日々を過ごしていた。そんな仕事へ向かういつもの朝、突然の交通事故で美しい妻が他界。ところがデイヴィスは、一滴の涙も出ず、哀しみにさえ無感覚になっている自分に気付く。自分は妻のことを本当に愛していたのだろうか……。そんななか、「心の修理も車の修理の同じことだ。まず隅々まで点検して組み立て直すんだ」という義父(クリス・クーパー)の言葉が契機となり、デイヴィスは身の回りのあらゆるものを破壊し始める。会社のトイレ、パソコン、冷蔵庫、妻のドレッサー、そして自らの結婚生活の象徴である“家”さえも……。やがてデイヴィスは妻が遺していったいくつものメモを見付けるのだが……。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
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キャスト/スタッフ
レビュー
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挿入曲情報

To Be Alone With You

Touch Me I'm Going to Scream, Pt. 1

Crazy On You

Crazy On You

When I Was Young

La bohème
Izumi
4.0
何か大切(であったはず)なものをなくしても、その喪失感さえなく、その空虚さを埋めるすべもない。不具合を持ってるものは一度解体してみようと、いろいろとことん破壊していくというギリギリな主人公を演じたジェイク・ギレンホールがただただ素晴らしい。この人の目は、ぼんやりとした虚ろな感じから、スイッチ入ってギラギラな感じまで本当に自由自在なのだ。 自分の家も破壊してみたり、他の家族と触れ合ってみたりすることで、なんとなく客観的に自分の立ち位置を確認していく。そうだ、やはり妻は大事な存在だったのだ、と気づいたことで、破壊ではなく、やっと再生に向かったのですね。その象徴のメリーゴーランド。 …それにしても。この邦題はあり得ない、というか、最後に符合する大事な言葉なのはわかるけど、訳がひどい。原文を調べてやっと納得。「雨が降ったら気づかないわね、晴れたならきっと」。本来こういう意味でしょう。
コウキマン
3.0
2020.8.8.131 ネタバレあり 邦題の“雨の日は会えない、晴れた日は君を想う”が、なんと意味深で詩的でステキな言葉だろう!と興味が湧いたので観賞。原題は“Demolition(解体)” 事故で妻を亡くしたディビスは、喪失感から言動がおかしくなっていく。喪失感というより、妻が死んだのに深い悲しみを感じないことへの戸惑いか?そこから何かを破壊・解体することで渇きを満たそうとするが、ある日妻が書いた数々のメモを発見し、妻をきちんと愛していたことを思い出し悲しみを感じることができるようになり、解体された心が再生へと向かっていく。悲しむことで満たされる、そんな感情もあるんだな。 妻を亡くした日に自販機でお菓子を買おうとしたが、お菓子が出てこず、クレームの手紙に妻への想いを書き送る場面。なんとなく好き。 邦題となった言葉は、妻が車のサンバイザーに書き残したお遊びのメモ“If it's rainy, You won't see me, If it's sunny, You'll Think of me.”から取ってあるようだ。この邦題、あまり評判良くなかったりもするみたいだけど、個人的には好きだな。詩的でステキじゃないか
cocoa
3.5
詩のような邦題ですがタイトルの「Demolition」はまさに「解体」「破壊」! 主人公のジェイク・ギレンホールがいろいろと破壊しまくる映画です…な~んて。 多分好き嫌いの分かれる作品かもしれません。 妻を突然の事故で亡くしたデイヴィス(ジェイク・ギレンホール)は哀しみを感じることもなく虚無感におそわれていた。 あまりにも妻に対して無関心だった自分の本当の気持ちは何だろう。 妻の父親に言われたことがきっかけで様々なものを分解、解体する奇行に陥ります。 そして自分の家までハンマーやブルドーザーで破壊しまくるのですが、これが凄かった。 デイヴィスには全てから解放される必要があったのかもしれません。 寄り添うカレン(ナオミ・ワッツ)や息子のクリスの存在も良かった。 そして義父役のクリス・クーパーの安定した存在感! 「遠い空の向こうへ」でもジェイクの厳しい父親役で共演しましたが、味のある役者で大好きです。 もちろんジェイク・ギレンホールはもっと好き。 最後の方で気持ちを解放するように笑顔で走るシーンは良いです! ジェイクだからこそ演じられる作品でした。 音楽もサイコーでした!
ひろ
3.5
ジャン=マルク・ヴァレ監督によって製作された2015年のアメリカ映画 ・ 今までに見たことがないアプローチで愛と再生を描いた作品 ある日突然、妻を亡くした主人公 それなのに何も感じない自分 彼は分解と破壊という行為に身を置く 彼が行き着く答えが胸を打つ ・ ジェイク・ギレンホール演じる主人公 妻を亡くしたのに何も感じない男 あまりにも身近な存在って時に空気みたいになってしまって、あって当たり前だからその価値が分からなくなる この作品はその価値を見出すための過程がユニークだから面白い ジェイク・ギレンホールの最近の出演作はレベルが高い ・ 亡くした妻と向き合うだけの作品ではなく、シングルマザーとその息子との交流も大事なシーンだ。人は他人との交流から自分を見つめ直すこともある 本当の自分の心内なんて分かっているようで分かっていないものだ ・ 起承転結の起承転までが斬新で、いったいこの物語はどこに終着するのだろうと心配になる。おそらく主人公も自分がどこへ向かっているか分かっていない。そんな主人公を見守りながら最後に彼が見せる新しい自分、いや本来の姿。それが心に残る作品だ
toa
3.5
不思議なタイトルだなーと前から目に留まってたけどなんとなく先送りにしてて、もっと早く観ればよかった。 ギレンホールの演技がリアルで深い。この人やっぱりすごい。ナイトクローラーとはまた違った人間の深淵だった。 大なり小なりバランスが崩れてしまった時の記憶に重なるくらいリアル。 心身の平衡感覚がなくなるというか、すべてに膜がかかっているようだったり唐突にクリアになったり、そう、CTも検査も異常なしになる。科学は信用しているけれど、それだけでは解けないんだよなぁ、人って。 分解してもまた組み立てられるとは限らないのにデイヴィスよく頑張ったね。
cherry
4.0
エリート銀行マンが妻の死を機に日常的な虚無感、無感覚さに気づいて身の回りの物を破壊してしまいたくなる衝動に駆られるちょっと変わった病んだ人になっちゃうんだけれど、この辺で感覚的に合わない人は置いてけぼり感を味わうのかもしれない。 ストーリーはゆっくりな空気ではあるものの、意外な展開で全く飽きることなく観られた。 ひょんな事から知り合った女の人の子供との関係性も一般的には風変わりな2人が心を通わせていくのだが、個人的には2人とも正直なところは共感できたし、微笑ましいと思った。 細かいことに気がつく人は、想像力があるんだなと改めて気づいたし、想像力を持つと人生はより深くなる。 この映画がわからないと書いてるレビューもあるが、分からないでスルーするか掘り下げてもっと考えるかで人生が変わってくるんじゃないかな。 派手ではないけれど良い作品だったと思う。
julian
2.5
ネタバレがあります!!
隣の唐十郎
3.0
なんだかポエムなタイトルですが、原題は[解体]とシンプル 妻を事故で失った男は、自分に[感情]がない事に気づく 全てを徹底的に、心の底まで[解体]する事で[心]を取り戻す[再生]の物語 妄想的で抽象的、どこからどこまで現実なのかどこかフワフワ 危険を感じるほど何でもかんでも解体します テレビ、家具、リビング…解体というか【破壊】 心を壊す[社会からの孤立]や[無関心]をテーマにしてるらしい… 難解な問題も解決法は実はシンプルだったりするものだ。
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