護られなかった者たちへ
護られなかった者たちへ
2021 · ミステリー/ドラマ · 日本
135分
(C)2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会



東日本大震災から10年後、仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ、怨恨が理由とは考えにくいが、物盗りによる犯行の可能性も低く、宮城県警の刑事・笘篠らの捜査は暗礁に乗り上げる。一方、三雲の死体発見の数日前、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っていた。男の目的はいったい何なのか。
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てっぺい
4.0
【文字に泣かされる映画】 劇中に出る“文字”にぐちゃぐちゃに泣かされる。社会派なミステリーでありながら、とある形の家族愛が描かれる骨太な一本。後半の話の転換や、ラストで明かされる伏線回収まで、脚本力が光る。 ◆概要 【上映時間】134分 【原作】「さよならドビュッシー」中山七里の同名小説 【脚本】「永遠の0」林民夫 【監督】『64-ロクヨン- 前編/後編』瀬々敬久 【出演】佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、 永山瑛太、緒方直人 【主題歌】桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」 ◆ストーリー 東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生、元模範囚の利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。犯人としての決定的な確証がつかめない中、第3の事件が起こってしまう。 ◆トリビア ○監督が描きたかったのは、「護られなかった者」と「残された者」の共振。(瀬々監督インタビュー)(https://toyokeizai.net/articles/amp/459503) ○本作は仙台市が観光目的に制定した「仙台シネマ」の8作目に認定された。(https://kahoku.news/articles/20210928khn000002.html) ◆ ◆以下ネタバレレビュー ◆ ◆文字 襖に書かれたけいさんの“おかえりなさい”。家族を亡くした3人が、寄り添い生まれた新しい家族。利根が初めて2人に笑顔を見せた、心を開いたキーワードこそがこの“おかえりなさい”。捕らえた上崎の事など忘れ、目を見開き幹ちゃんが駆け寄ったこの襖の文字の、劇中でなんと意味の重いことか。自分より常に人を心配するけいさんが、自分が伏してなお、戻る2人を想い残したその“家族”の文字に、ぐちゃぐちゃに泣かされました。 ◆文字2 円山がSNSに残した世へのメッセージ。“1%の不埒”だと言う不正受給、そして声を上げられない弱者がいる事の社会問題を考えさせられると同時に、あれこそ襖の文字に対して“もっと声をあげてほしかった”という今どきなアンサーレター。けいさんへの想いが溢れた、あれも心に刺さる“文字”だった。 ◆脚本力 そんなアナログの文字とデジタルの文字で対比する、相反するような、でもまっすぐ向き合う家族愛。全体的には、作品の大半は社会派ミステリー。犯人を追うミステリーでありながら、被災地の生活弱者のジャーナリズムも見せつつ、やはりガッツリ泣かせてくる家族愛が芯にあるのが素晴らしい。見事な脚本だと思う。 ◆映画表現 利根が笘篠の息子を助けられなかった過去が明かされるラスト。黄色の服を着た幹ちゃんに2人が重ねた人が一致する、利根と笘篠の思いが繋がるシーンは、利根の幹ちゃんへの想いもグッと伝わってくる素晴らしいものでした。そんな、2人の男それぞれの“護れなかった”人に馳せながら、映像は2人越しの海へ。その2人の“護れなかった”人から、震災で“護れなかった”多くの人々へと想いが広がる、まさに本作のタイトルそのものな、素晴らしい映画表現だと思った。 ◆佐藤健・清原果耶 笑顔のシーンでもほくそ笑む程度、全体的に無骨で常に何かを睨むような、何かを抱えたような佐藤健の目の演技。取調べ室では照明も相まって、上崎の謝罪を要求する目力は鳥肌ものだった。清原果耶も同様、家族のシーン以外では固く心を閉ざした演技が秀逸。前述の襖の文字のシーンでは、それまで上崎に刃を向ける鬼の形相から、文字を見つけ人の顔に戻る演じ分けが素晴らしかった。
まじママんじ🍀
4.5
確かに突然襲って来る災害には人間は敵わない、でも人間は自分が苦しい中でさらに同じ人間を助けるか見捨てるか判断出来る…んん…重く難しいテーマだけども観入ってしまいました( ・-・)みんな一生懸命で疲労困憊の心境、誰が正しくて間違ってるかなんて言い切れないのね🥺
Masatoshi
4.0
苦い作品が続きました。しかし、忘れてはいけない過去です。当時、福島原発の事故で東京では放射能濃度に晒されたとマスコミからの情報により、現地の環境や野菜に対して沢山の非難の声がありました。しかし、その非難する人々が、被災者の方々がこの震災で、どれだけ家族を失い、喪失感に打ちひしがれたかも分からない気持ちに寄り添えたのか、その人達への優しさを持ち得たのでしょう。結局は、自分たちの生活にしか関心がなかっただけだったのか、当時を振り返り色々考えさせられました。 同時に、生活保護と言う制度、各自の事情に配慮することによって、それを悪用する人間もいる現実。これは実際にもやはりとても難しい問題です。 救うべき命と、虚偽の申請との追い掛けごっこ。他人に対する誠実さを持っている筈なのに、保護を受ける側も、行政を司る側にも、いつの間にか、善だけではない宿命を背負うのが、なんだろう、人間のエゴと言う悲しい本能なのかもしれませんね。
ちべ
4.5
ネタバレがあります!!
あみ
4.5
︎︎︎︎☑︎いろいろ考えさせられる… ︎︎︎︎☑︎3人の絆がよい ︎︎︎︎☑︎利根くんの笑顔ほんま泣ける ︎︎︎︎☑︎けいさんが遺した言葉にもっと泣ける ︎︎︎︎☑︎軽めのどんでん返し ︎︎︎︎☑︎阿部ちゃんも救われてよかった ︎︎︎︎☑︎主題歌まで最高🤝余韻に浸れます こういう現代でもあるような重い、生々しい映画は苦手であんま観んねんけど観てよかった🥲✨ アンバランスな3人が家族になっ ていく過程が大大大好き。 勘が鈍いのでギリまで真犯人はわからんかった🥲佐藤健の優しく語りかける演技がよかったよ〜〜。 一緒に映画を観てたママはネットでネタバレ知った上でズビズビ泣いてました💆♀️笑
Tomo_gabethedoggo
2.5
被災者の人が観たらどう思うかな 私は実際被災したことないんだけど🙇♀️ この映画を観て共感させられるんだろうか🤔 あんまり作品の意図がわからん。 演技の迫力は満点で、多分泣くところもいっぱい あったはずなのにイマイチついていけず.... 考えさせられもせず... あのおばあさんが亡くなったのは おばあさんの気持ちでもあるし、 希望でもあるし、、美学でもあるし... それぞれの気持ちもあるから🤔 そんで ちゃんと割り切らなければいけない 仕事ってことも言ってたし、、🤔 あまりにも酷なのは誰?? 殺人動機は比例しているのかな〜 むしゃくしゃしてた気持ちを全部あの人らのせいにして鬱憤を晴らしたかったって感じかなあ🤔 🤔うむー
トッティ
4.0
日本人俳優さんの中でも自分が大好きな阿部寛さん、佐藤健さん、吉岡秀隆さんが共演する作品とあってかねてより注目しておりました。 被災された方に観て頂くと、より心に刺さる作品ではないでしょうか。 劇中、2度ほど泣いてしまいまして鑑賞中でありながらも色々考えさせられました。 ただ1つ、ガッカリしたのは…林遣都さん扮する蓮田氏はさすがにクソ生意気にもほどがあるのではないでしょうか? 縦が厳しい警察の中にあって、とりあえず捜査メンバーの中で一番若い蓮田があの態度ですからね。都会育ちとは言えちょっと度が過ぎて嫌悪感しか沸かなかったです。
しまとも
3.0
佐藤健、阿部寛主演。生活保護に絡む連続殺人事件。佐藤健が不器用な男を熱演する。阿部寛はいつもの阿部寛。震災の避難所で絆が生まれる。何で役所の人たちは生活保護を受け付けるのを、ここまで嫌がるの?不正受給はアカンと思うけど、ちゃんと受けれるようにしたげなね。避難所のシーンはかなり観ていて辛くなった。
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