エル・スール
El sur
1983 · ドラマ/ミステリー/ラブロマンス · スペイン, フランス
94分
©2005 Video Mercury Films S.A.



エストレリャ(イシアル・ボリャン)が、父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)がもう帰ってこないと予感したのは15歳の時、1957年の秋の朝、枕の下に小さなまるい黒い箱を見つけた時だ。その中には父が愛用していた霊力のふりこがのこされていた。エストレリャが7歳か8歳の頃(ソンソレス・アラングーレン)、一家は“かもめの家”と呼ばれる郊外の一軒家に住むことになった。父は、家の前の道を“国境”と呼び、バイクに乗せてくれる。
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亮一
3.5
ビクトルエルセ監督 瞳を閉じて 鑑賞前に監督作品未鑑賞のため 上映中の2作品(ミツバチのささやき エルスール)のうちエルスールを先に鑑賞する。スペインのイメージはラテンで明るく さぞかし映像も鮮明かなと思いきやわたしのイメージは一掃された。全体的に暗く 冒頭から端っこが微かに外のあかり 日の出にしては1日の始まりのイメージからかけ離れている。スッキリしない。パパの大事にしている振り子が少女の枕元に。パパは娘に対しては愛情たっぷりだが、ふとしたことで何か思い詰めてる感じがする、娘にはそれがなんとなくわかるが聞く事もできない。街でパパのバイクを見つけ後をつけるとカフェ(バーかな)で誰かに手紙を書いている、それも謎のままで少し大人になる。ある日学校でパパからお昼食事を一緒にと誘われる。そこで昔パパに聞けなかったことを聞いてみる。しかしパパははっきり答えなかった。そこで学校に戻るのだが、その日にパパは自殺してしまう。 なんて悲しい映画だ。アフターサンを思い出す。1950年代スペインの情勢を表現したかったのか❓暗い作品にしてるのがその理由か❓辛かったんだろうそんなことを感じる作品である。中では北 南 分断の表現がされていた。エルスール 南という言葉だが、その場面はない。後半も脚本があり撮影が進められてはいたがある事情で未完の作品だとあとで知る。それが 30年後の作品 瞳をとじて に繋がるとは…。
LIBRO
3.0
緩急の少ないダラダラした映画。父は誰を愛していたのか?を娘の視点で描いている 父は妻・元恋人・娘・自分自身のどれも心からは愛してなかったのでは無いかと思うとなんとも辛い
dreamer
5.0
10年に1本しか映画を撮らないビクトル・エリセ監督の長篇劇映画の2作目の作品「エル・スール」。 「南」というタイトルのこの映画は、前作の「ミツバチのささやき」ほど難解な作品ではありません。 父と娘の物語です。闇の中で時計の音がする。 夜明けに少女エストレリャは、父の思い出をたどり始めます。 家の風見のカモメはいつも南(エル・スール)を指して動かなかった。 父は霊力のある振り子を使って、水脈を見つけることができた。 聖体拝受式の時に一緒に踊った父。 その父を思う時、その横顔には謎めいた深い悲しみが影を落としていた------。 エル・スール、若い日を過ごし、そしてそこを捨てた父の故郷。 娘を通して見た父親の肖像にスペイン内戦の影が浮かび上がる。 回想を間にはさみながら、ヒロインの成長と父親の苦悩を、深みのある美しい映像で綴った、静かな感動をもたらす作品だ。 このビクトル・エリセ監督の映画を観ると、映画を作る姿勢もさることながら、やはりもって生まれた感性や才能なんだろうなと思わざるを得なくなります。 この映画のストーリーというのは実にシンプルで、どこにでもあるような普通の話です。 そのなんの変哲もないエピソードが、演出ひとつでこれだけ素敵な映画になるのかと、ただただ驚くばかりです。 エストレリャは2人、8歳の彼女を演じるソンソレス・アラングーレンと、15歳の彼女を演じるイシアル・ボリャン。 8歳から15歳へと成長して、二人が入れ替わるシーンは、自転車を使っていて実に印象的です。 こういう時間の経過の表現方法は、とてもさりげないのに、ほんとにいいなと思いますね。 前作の「ミツバチのささやき」では、家族の風景が欠落していましたが、この映画では母親が欠落しています。 母親はちゃんと登場し、家族としてそこにいるのですが、エストレリャにとっては極端に言ってしまうと、どうでもいい存在なのです。 彼女の視野に入っていないというのか、彼女の視線の先にあるのは常に父親であって、母親ではないんですね。 この不思議な欠落感は、決して不快なものではなく、むしろ妙な心地よさがあるんですね。 ほんとに不思議なんですが------。 そして、この映画のラストを観て、かなりびっくりしました。 どうして? という思い、やりきれなさ、切なさが一気に押し寄せてきました。 悲しい物語ですが、観終わった後の余韻は爽やかでした。 完成度の高い、良質の映画を観ると、心が本当に豊かになるような気がします。
ざべす
4.0
え?!ここで終わるん? ジワ~っと沁み渡る良さあり。
みおほんたす
5.0
ネタバレがあります!!
ばんびーなぱぴ
4.0
コレも絵画のような美しい映像 主人公の少女も"ミツバチ..."の奇跡みたいな美少女ではないが素敵、パパもカッコイイ、祖母&乳母・母・お手伝いさん(?)出てくる皆👍
3.2.1.0
4.0
ネタバレがあります!!
いやよセブン
4.0
エストレリャはお父さんが大好きだ。 お医者さんをやっているお父さんは、他にも不思議なことをする。 自分が生まれる前に、お母さんのおなかの上で振り子を使い、女の子だと当てたのだが、そのシーンがどういうわけか鮮明な記憶として残っている。 大きくなるとお父さんの謎が少しずつわかってくる。 お父さんは南からやってきたが、帰ろうとしない。 お母さん以外に好きな女の人がいて、その人は女優で、出演している映画を観てからお父さんは少しずつおかしくなる。 女の子が初めて見る男がお父さんで、憧れの対象から徐々に男としての実態が明らかになり、それを客観的に見つめる娘がリアルだ。
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