おもひでぽろぽろ
おもひでぽろぽろ
1991 · アニメーション/ドラマ/ファミリー · 日本
119分
© 1991 岡本 螢・刀根夕子・Studio Ghibli・NH



一九八二年夏。会社から10日間の休暇をもらったタエ子は姉のナナ子の亭主の実家である山形の片田舎・高瀬へ旅をする。東京生まれの東京育ちだったタエ子には、小学校5年生の時、田舎がなくてとてもさみしい思いをした記憶があった。それが姉の結婚によって自分にも田舎が持てたのだった。そんな旅の途中にふとそのころの数々の出来事を思い出すタエ子。そして、彼女は小学校5年生の自分を連れたまま高瀬に到着した。明け方に着いたタエ子を駅まで迎えに来ていたのは、親せきの青年トシオだった。年はタエ子より2歳下だったが、頼りになる好青年で、彼によってタエ子はいろんな田舎の表情を知る。
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hanako
4.0
2021/8/31 ⭐2.5⇒⭐4に変更 っえ!!こんなに琴線に触れると思わなかった!という衝撃。昔は「?」だったのも納得。色々と考えが巡ってしまった。「10代の頃に欲しくて手に入らなかったものに、人は一生縛られる」って何かで目にした言葉なんだけど、鑑賞中にふと心に浮かんできました。 ◆ 主人公は、東京生まれ東京育ち、1人暮らしをして経済的に自立した27歳OLのタエ子。彼女が子供の頃欲しかったもの、行ってみたかった場所、挑戦してみたかったこと…《消化不良》になっていた「おもひで」を1つ1つ箱から取り出して、その時の悔しい気持ち・やるせなさを、自分の中で咀嚼して《消化→昇華》させていくお話。ほとんどは笑い話になっているのだけど、最後の箱に入っていた「おもひで」(転校生に握手を拒否されたこと)だけは、未だに自分への呪いとなって自己嫌悪に陥ってしまう。その時、最後の「おもひで」を一緒に噛みしめて、《消化→昇華》させてくれる人が現れて…あのドラマティックなエンディングに繋がるのね~、と胸がいっぱい。 ◆ ラスト10分くらいでエンドロールと歌が流れながら、セリフを排除して描かれるタエ子の一大決心の演出が最高にオシャレでした。そして、決断したタエ子を見送る子供時代のタエ子の表情が笑顔ではなく何とも神妙な面持ちというのが秀逸! ◆ 【以下は雑感】 この作品の何が苦手かって、笑いジワ、ほうれい線などがしっかり描かれるところ。あとこれは時代的なものだから仕方ないけど、タエ子のお父さんの全て(亭主関白全開)が無理!!でした。 子供時代のタエ子の声に聞き覚えがあるなーと思ったら、『耳をすませば』の雫の声と一緒の声優さんだった!しかも、高橋一生(聖司くん役)の名前をエンドロールで発見!嬉しいサプライズ。
椎憐
4.5
パイナップルのシーンだけが、ずーっと頭から離れなくて、何の作品だったのか分かるまでに何年もかかってやっと、きちんと視聴したのが20歳過ぎてからだった。ああ〜、めっちゃいい。 これは大人にならないと分からない良さがある。 と、思う。
邊見 猛
5.0
ネタバレがあります!!
あい
5.0
20260307 . 20200827再見 歳を重ねるごとに身につまされる。 昨年のわたしが平然と見ていたシーンで、今年のわたしは号泣している。心を、特に女性を、直接的に揺さぶる名作。 . もし子どものとき、こんな経験をする機会があったならー…。 10代のわたしがまったく理解できなかった本作を、20代も半ばのわたしが涙ながらに見返している。何が面白いのと思って、子どものときに見たっきりだった記憶の向こう側の作品。20代、号泣。 女性としての自己実現、夢にみる田舎暮らし、思いえがく「幸せ」。明確な指標がないからこそ手探りだし、過去の「わたし」が顔を出して手を引く。 . わたしは覚えているけれど、誰かにとっては過ごされた過去。家庭とか学校とか恋愛とか、思い出のカケラにどこか覚えがあって、感情移入。それらを経て、現在のわたしが決断をして、過去のわたしが幸とも不幸ともつかない顔で見送る。このさきもわたしはこうやって、過去の自分と一緒に、幸か不幸かわからない決断を重ねていくのだ。最高。 . あなたって、大変な過去を背負って生きているのね。 . 青虫は、サナギにならなければ蝶々にはなれない。サナギになんか、ちっともなりたいとは思っていないのに。 あの頃をしきりに思い出すのは、わたしにサナギの季節が再び巡ってきたからなのだろうか。 仕事でも遊びでも、わたしたちは男の子たちより明るく元気がよかった。わたしたちは飛び立ったつもりになっていた。しかし、いま思えば、あれは無我夢中で羽を動かしていただけだったのかもしれない。 5年生のわたしがつきまとうのは、自分を振り返ってもう一度羽ばたき直してごらん、そうわたしに教えるためなのだろうか。
about movie
4.0
ふと子供の頃を思い返すと、なんでこんなこと覚えてるんだろう、ってことがある。タエ子にとってそれがパイナップルやあべくんや、分数の割り算だった。そういう感覚って大人になった今、しみじみと共感してしまう。 一方、大人編。都会人は田舎生活に夢見るものだが、それがいかに現実逃避や甘さであるか、ちょっとびっくりさせられる。でも列車から一歩踏み出すだけで世界は変わる。 この映画は面白くないという人もいるけど、わたしはとても好き。
marin
3.5
夏になると観たくなる映画。 あの頃の景色や匂い、小学生の自分。ふと思い出します。 過去を振り返って懐かしみ、あのときこうしていたらと後悔したり。 けれど、その「過去」こそが今の「自分」に繋がっているんじゃないかとも思う。 末っ子のタエ子がとても可愛い。
デブおじさん
3.5
還暦のおっさんには、小学生のタエコちゃんも大人のタエコさんもドンピシャの世代で、なんだか懐かしい気分になりました。 時間がゆっくり流れている気がする昭和の時代が懐かしいのは、疲れているのかなぁ。
ヨッシー
4.5
ひとときの思い出を鮮明に閉じ込めたタイムカプセルみたいな映画 胸に残るものがあるなあ〜 子供の頃見た時はほんまにつまらんなあって思ってたけど、本当は大人のための映画だったんだなあ 人の心の機微を弱さを美しさを本当に鮮明に捉えてる。その心の動きを丁寧に掬い取って描いているから観ていてすごく共感が強い。 幼少期のエピソードは全部本当にあったことなのだろうか、一つ一つのエピソードのリアリティが高すぎる。本当に目の前にあるような話ばっかり 突拍子のないビンタも、貧乏なあの子も。子供の残酷さも、無邪気さも。お下がりに腹立って、怒って、その後お下がりもいらんって拗ねるところも。拗ねてついていかないって言って、本当に出て行かれた時の寂しさも。全部手にとるような距離感にある。 高畑勲は現実の人の心の動きを追うのが上手 宮崎駿は世界を1から構築するのが上手
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