ナミビアの砂漠
ナミビアの砂漠
2024 · ドラマ · 日本
137分
(C)2024『ナミビアの砂漠』製作委員会


いじわるで、嘘つきで、暴力的。そんな彼女に誰もが夢中になる!世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?
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亮一
4.0
たんたんとカナの行動を追っていく、何がテーマなのか、何が起こるのか、予想できない、観ているうちにカナの心情が見逃せなくなっている自分がいる、『由宇子の天秤』を観た時に感じた主人公と同じような感覚を味合う、鼻ピアスつけて鼻血まで出した(なぜつけたのか理解できなかったが)、本当なのか?演技だとしてもリアル、砂漠の中のアオシス 何を物語っているのか?カナのセリフ「お前クリエイターだろ、自分で考えろ」そうゆうことか、こんな事を考え観ていたらあっという間にエンドロール、河合優実 魅力的な俳優だ。
青天の霹靂
4.5
ネタバレがあります!!
てっぺい
3.5
【振り回される映画】 最近の活躍目立つ河合優実主演、彼女の当てがき的に書かれた脚本で、その魅力満遍なく大爆発。何をしでかすか分からない存在が、共演者だけでなく見ているこちらもブンブン振り回してくる。 ◆トリビア ○ 河合優実は、山中監督の代表作『あみこ』('17)を観て女優になりたいと思い一念発起、「いつか出演したいです」と監督に直接伝えに行ったという。(https://www.fashion-press.net/news/117710) ○河合は演じたカナについて次のように語る。「そのハチャメチャな身の振り方が笑えたり、カナに自分を重ねちゃう人のことも肯定してくれるようなエネルギーがある。カナは後半に向けて不安定になっていくし、人のことを傷つけもするけど、リアルでありながらも魅力的なキャラクターにしたいと思っていました。」(https://fudge.jp/culture_life/culture/284446/) ○ ホンダが買ってきたバターサンドとじゃがポックルを見たカナが言うセリフ「甘いのとしょっぱいの嬉しい」について、段取りの際に現場がウケすぎて撮影が中断するほど、「1億点レベルで言ってくれた」と監督は河合を絶賛する。(https://namibia-movie.filmtopics.jp/2024/08/24/report/) ○河合のアドリブでハヤシのカップ麺の箸を怒って落とす場面では、金子大地は無意識にカップ麺をどかしていたという。「何をしでかすかわからないカナの本気度が伝わってきたので、それがハヤシとリンクしたな、と。ハヤシの気持ちがわかった気がしました。」と、カナに振り回されることに慣れてきた事を演じながら感じていたと話す。(https://sgs109.com/amp/news/id/18259/) ○ カナとハヤシのケンカのシーンは、ケガをしないようリハーサルを入念に行い、全て振付としたという。金子曰く「でも、やっていてすごく楽しかったですね。河合さんの叩きっぷりが良くて、途中で笑いそうになったこともありました(笑)。」(https://fudge.jp/culture_life/culture/284446/) ○ 映画の冒頭、歩くカナの望遠レンズでのズームアップは、東京・町田駅構内での撮影許可が下りず生まれた苦肉の策。韓国映画の巨匠、ホン・サンスが多用する技法だと自覚していた監督は「彼だけに与えられている(特権のような)現状が、気に入らなかったので。オマージュではないです」と反骨精神を見せつつ「一発目でズームをやることは宣言みたいなもの。その後のシーンでズームするハードルがぐんと下がる」と説明した。(https://hitocinema.mainichi.jp/article/interview-yamanakyoko-desertofnamibia) ○ 画面サイズをスタンダードサイズにした理由について山中監督は「カナは注意散漫な人だけれど、観客にはカナに集中して見てほしかったので視覚的な情報が限られる一番小さなサイズを選びました」と狙いを説明する。(https://namibia-movie.filmtopics.jp/2024/08/24/report/) ○ 現実世界と精神世界が反転する“ピンクワイプ”構成について監督は「喧嘩はすればするほどルーティン化していき、演じる様になる気がする。カナは物事を客観的に見る人だと思うので、そんなカナがハヤシとの喧嘩を客観的に見ている様を視覚的に表現したかった」と意図を解説した。(https://namibia-movie.filmtopics.jp/2024/08/24/report/) ○ 劇中に登場する、ナミビアの砂漠をライブ配信で見ることができるというYouTubeチャンネルは実際に存在する。(https://madamefigaro.jp/culture/240531-Namibia.html) ○ 本作は、人間関係の間で生まれる権力闘争を描いてみたかったという河合監督によるオリジナル作品。監督曰く、カナは河合優実を想定した当て書きだという。(https://madamefigaro.jp/culture/240531-Namibia.html) 〇「ナミビア」は「何もない」という意味で、その意味で今回は“愛の不毛”を描いてもいると思い、このタイトルになったと監督は明かす。(https://www.banger.jp/movie/115647/2/) ○ タイトルにはいろいろ変遷があり、"エメラルドゴキブリバチ"や"いつもごめんね、大大大好き”も候補だった。(https://madamefigaro.jp/culture/240531-Namibia.html) 〇山中監督と金子大地、寛一郎は同い年。金子は監督について、本当に大胆だと思うという。「バッサリ行くところはバッサリ行くので、観たことのない映画を観た気持ちになります。きっとこれからどんどん日本映画も進化していくんだろうな、どんどん大胆にやってほしいなと思います。」(https://sgs109.com/n/18259/d/) 〇山中監督は、思考の整理の手段として映画を作るという。今回の長編製作の話がきた際は、映画に何を求めていて、どんな作品が見たいのか、そして今の世の中に対する疑問などを紙に書き出したという監督。「すると、親子でも夫婦でも、人は2人以上になると上下関係が生まれる局面が多いことに気づきました。人間の権力関係や不誠実さについて描いてみたいと思いました。」(https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20240910/se1/00m/020/008000c) ○監督曰く、本作は男女の2対1との関係という意味でジャン・ユスターシュの『ママと娼婦』、主人公のキャラクター像ではジャック・オディアールの『パリ13区』、ともに監督の趣味のフランス映画に影響を受けているという。(https://madamefigaro.jp/culture/240531-Namibia.html) 〇入場者プレゼントの「アザービジュアル・スペシャルポストカード」は、公開後2週間、週替わりで配布される。(https://news.nifty.com/article/entame/movie/12287-3343943/) ◆概要 2024年・第77回カンヌ国際映画祭監督週間国際映画批評家連盟賞受賞作品(女性監督として史上最年少)。 【脚本・監督】 「あみこ」山中瑶子(同作ベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待された。本作で長編初監督) 【出演】 河合優実、金子大地、寛一郎、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁、澁谷麻美、倉田萌衣、伊島空、堀部圭亮、渡辺真起子 【公開】2024年9月6日 【上映時間】137分 ◆ストーリー 21歳のカナにとって将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしに過ぎなかった。同棲している恋人ホンダは家賃を払ったり料理を作ったりして彼女を喜ばせようとするが、カナは自信家のクリエイター、ハヤシとの関係を深めていくうちに、ホンダの存在を重荷に感じるようになる。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆カナ 駅の俯瞰からカナにゆっくりとズームする冒頭からは(これにまつわる監督のトリビアも面白い)、まるでカナがどこにでもいる一般の人間だと伝えているよう。ただしスタンダードサイズの画角(カナを集中して見てほしい監督の狙いだそう)により、余計な情報が削がれ、カナの粗暴ぶりも際立つ。忘れた頃に現れたタイトルは、ホンダの元を離れ、ハヤシと入れた鼻ピアスで街を行くカナの笑顔に乗り、まるでこの多感なカナの姿が本作のメインだと言わんばかり。カナとハヤシのケンカシーンに入る“ピンクワイプ”(ルーティン化したケンカを俯瞰で見るカナの表現だというのだから面白い)も含め、独特の演出で視覚的にも興味を引かれる。直上的で何をしでかすか分からないカナに、そんな独特の演出が乗り、ハヤシだけでなく見ているこちらも振り回される感覚で、否が応にも終始目が離せない作品だった。 ◆河合優実 そんなカナが当てがき的に脚本されたという河合優実。「ルックバック」やドラマ含め、最近の活躍目覚ましい彼女が、その持って生まれたアンニュイな表情をフル活用したポスタービジュアルにも惹かれ、鑑賞を決めていた本作。サラッとこなす体当たり演技もあれば(すいません目に焼き付けました)、“拾え”と当たり散らすケンカシーンもどこか自然すぎて笑えてくる。監督が1億点と称した「甘いのとしょっぱいの嬉しい」の言い方も確かによかった笑。1番ゾクっとしたのは冒頭。喫茶店で友人の話と“ノーパンしゃぶしゃぶ”の話が錯綜する中で、溢れそうな怒りを友人の前でギリギリ抑える目の演技が秀逸すぎだった。カナを見る映画であるのと同時に、本作は河合優実を見る映画でもあったと思う。 ◆マウント 人間関係の間で生まれる権力闘争を描きたかったという監督。ホンダとの生活にも、ホストクラブ通いにも表れている通り、いわゆる“マウント”をとる事を彼女は本能的に求め、キャンプの場や都庁で会ったハヤシの友人にはその意味で馴染めない。フォークをぐるぐる回すとハヤシが振り向きカナがほくそ笑む印象的なシーンも、“マウント”の一種と思えば頷ける。ケンカばかりのように見えたハヤシとの同棲は、“全部私が決めるんだよ!”とカナが叫んだ通り、無意識にマウントを求めるカナに、最終的にはハヤシが歩み寄っていく(食事を作り始めるなど)。ビデオ通話でニイハオ程度しか喋っていないが、“もっと喋れるでしょ”との母の台詞が正しければ、カナはバイリンガル。“ティンプトンって何?”のハヤシの言葉に(中国語でちんぷんかんぷんらしい)カナがニヤついたのは、この関係にカナがついにマウントを見つけた喜びか。その先を想像するならば、ハヤシはホンダのように路上で泣き崩れる路を辿るのだろう。続くエンドロールで映し出されるおそらくナミビアの砂漠(?)。ナミビアとは“何もない”との意味もあるらしく、カナがマウントを求め繰り返していくこと、引いては世の人間関係に起こるマウントの取り合いになんの意味もない事を本作が訴えるよう。解釈は見たものにより千差万別ありそうな、少し難解で、でもその分余韻の残る素晴らしい作品でした。 ◆関連作品 ○「あみこ」('17) 山中監督の代表作。監督はこの作品でベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待された。配信情報ナシ。 ○「サマーフィルムにのって」('21) 河合優実と金子大地が共演。映画部の高校生の瑞々しい青春物語。プライムビデオレンタル可。 ◆評価(2024年9月6日現在) Filmarks:★×4.0 Yahoo!検索:★×4.3 映画.com:★×4.0 引用元 https://eiga.com/movie/101627
ユウ
4.0
21歳女性という自分とはほど遠い生活をする主人公が興味深かった。自分勝手ではあるが、ちょっと理解できる感じがした。脱毛サロンの様子が面白かった。やはり河合優実の演技が素晴らしい。
caoru
3.5
河合優実を堪能するための映画。 ストーリーらしいストーリーはないに等しく、彼女の日常と生活、不安定な心情が描かれているけど不思議と飽きない。 ただ歩いているだけで、何かを表現できる河合優実は素晴らしいと思う。
マルタ
3.5
この河合優実さんの演技力が凄いと映画好き界隈でも評判で「あんのこと」に続いて鑑賞。 正直レビューは厳しいかなと思った。 カナという女の子の我儘振りが酷くて理解が難しい。同棲中の彼氏ホンダは優しいし、仕事も家事もするし、付け加えるとインテリアもお洒落。 対しハヤシは仕事に夢中でカナをほったらかしで自分の時間もちゃんと欲しいタイプ。可愛いから?行動が読めないから?いい男2人が激情型の彼女に翻弄されても別れ話は出ない。私はホンダに一票。愛されても不安定な気分は解消される事は無く躁鬱のサキは心のオアシスナミビアの砂漠を待ち受けにしている。 蛇にピアスを見た時に感じた印象だった。
まじママんじ🍀
3.0
意味不明の爆発的な攻撃感情、私はPMS傾向なので何かちょっと分かるかも…😱彼女の場合結局は躁鬱なのかハッキリよく分からないけど、間違いなく“疲れ果てる”事が一番の撃沈法だよね💦あんなバトルの相手になってくれる彼は超貴重だと思います、体力系の仕事orスポーツジムとか取り入れれば解決は早いかも🥊💥とにかく河合優実ちゃんの魅力であっという間に観終わっちゃいました~、まさかの裸があるとは驚き🧜
星ゆたか
3.5
2025.2.8 毎年この時期のベストテン発表号だけは買っているキネマ旬報の表紙の1人が。 この「ナミビアの砂漠」と「あんのこと」と言う作品で主演女優賞の河合優実(00年生)さん。 そしてもう1人隣で、彼女と共に穏やかな表情を見せているのは。 その作品とベストワンを競いあった「夜明けのすべて」で主演男優賞の松村北斗(95年生)さん。 数年前から特にこれからレビューする作品の河合優実さんは。 注目の女優さんでしばしば話題に上がっていて。 私の鑑賞歴でも「由宇子の天秤」(21)と「愛なのに」(22)は印象深い。 本人も気に入って『夢話ですが出演したい』と話ているアリ·アスター監督(86年生の「ミッドサマー」「ボーはおそれてる」)からも本作は絶賛の声が上がっているとの事。 だから将来的にはもしかしたら?あり得るかも知れない。 監督の山中瑤子(97年生)と、これまたまだ若い。端正な容姿の写真を見た。 カンヌ映画祭で国際批評家連盟賞受賞している。 21歳の女性(カナ)の現代における【神経多様性】を扱っている映画と言えようか。 そう改めて考慮しないと。 あまりにも自分かっての現代女性像に拒絶反応が出てしまう。 ここでこのヒロインは、社会的には何とか対応しながら(脱毛エステで働く)も。 彼女を愛する二人の男性があまりにも従順だから。 惚れた男の弱みか。 彼女の不安定な気持ちを晴らすかの如きの言動に振り回されぱっなしだ!。 あまり過去の彼女の人生に触れる事の無い映画だけれど。 セリフから両親は母親が中国人で大学から日本に来て。 日本人の父親と結婚し、彼女をもうけたようだ。 そしてその父親のある事が彼女には許されず。 それがどうも精神的根底にあるとは終盤の精神科医の指摘にある。 そして母親は現在中国にいるようだ。一度だけ劇中にTV電話を掛けてくる場面がある。 そしてその二人の男性とは。 1人が不動産屋に勤める、彼女との同棲生活にも、何事にもきちんと。 それこそ食事の支度や、彼女の水を飲む事まで気遣う優しさのホンダだ。 その辺が彼女には当たり前になって、物足りなさに綱がっている。 『よく最初が肝心、後から何で何もしてくれない』とボヤイても遅いと言う話があるが。 この二人にも、例え彼女に後に明らかになる❲躁鬱症状❳がある人間だとしても。 『ここまでは出来るでしょう』と二人の関係性を決めて日常を過ごしていれば。 何かを人の為にする事が人間にとっては、自然な振る舞いで精神上でも安定してゆくものだと気ずくはずだ。 『煙草は?取って!』等と互いの共同生活の中で。 まして一見健康な普通の女が男に言わないでしょう。 もちろん彼に甘える可愛らしさを出すだけなら“アリ”かも知れないが。 ただこの映画の彼女は少し“度が過ぎ”てる。しかも彼の従順度を測るような。 明らかに自分の方が取ってもらう位置が近ければ。 この男性との会話で北海道出張で。 『どうせ上司の命令で風俗でも行くんでしょう⁉️』 『行かないよ』とあり。 なんてさりげないカップルの日常会話がある。 その間、彼女はもう1人のクリエイターの男性と浮気をしているにも関わらずだ。 そして出張から帰宅した彼が。 『ごめんやっぱり断われなくて風俗へ行った、でも役立たずで出来なかった』 と言う彼に見切り(彼女にとって面白味のない男)をつけて。 あの別の男の住むアパートへ行く決心を。 この辺で(47.8分)タイトルが出る珍しい❗️。 続いて彼女は鼻ピアスを付ける。 彼の両親が開いている山中のパーティーに参加。 母親に『すいませんとろうと思っていたんですけど。』とか。 または出発時に『悪く思われたくない』と着ていく服や容貌を気にかけるあたりは。 一応しおらしい。だから男は騙される?。 この二人の男性を演じるのは。 不動産屋のホンダを寛一郎(96年生の佐藤浩市さんの息子)。 そしてクリエイターのハヤシを金子大地(同じ96年生)。 最初はこのハヤシとも💖旨くいくが。 元々ハヤシはホンダと違いあまり身の回りも“うとんちゃく”でかまわないから。 当然家の中も衣類等で放りぱっなし状態。 当然それまですべてハヤシの世話になっていたカナは。 『お腹すいたぁ~』とぼやくだけ。 同棲する彼がパソコンで仕事中なのだから。 自分と彼の為に何か作れば、または外へ買ってくる行動を起こせばいいだけなのに。 進展しない状況に苛立ち、彼に最初は言葉で、やがてクッテカカル“負の関係性行動”に出てくる。 そういう事がこの後何回も繰り返えされ。 その度『もう無理無理、ちょっと頭を冷やしてくる』と彼はアパートの外へ。 『お前とはこれっきりだ別れる』とはならない。 そして取っ組み合いの喧嘩もどきの様子は。 男女の中でなければ、ボクシングやプロレスの格闘技並みの風体で。 監督の狙いは『殺意の混じらぬ程度の行為の感情の爆発』と言う事らしい。 彼女の内なる『何だか分からない鬱屈した感情は』。 その取っ組み合いの行動でどうも発散されているようだ。 もっともこの取っ組み合いの喧嘩になる前に1度。 彼女は苛立ちを抑え切れず。 アパートの近くの道路の階段の途中から足を踏み外し、転落し。足と首を傷つけて、車椅子の生活で、ハヤシの介護を受けている。 ここで【神経多様性】について触れる。 『ニューロダイバンテイ』とも言い。 先天性の様々な脳神経の障害 で。 能力の欠如や優劣でなく。 人間のDNA上の遺伝子レベルの自然な差異と捉える概念。 『脳の多様性』とも言われる。 だから自閉症や発達障害の人の人格を尊重し、それらの違いを社会の中で活かし合おうとする考え方で。 1990年代のインターネットの自閉症グループから始まったとされているとの事。 この映画の終盤で。 カナが度々ボーとしたり、激しく興奮したりするのは? 本人も『躁鬱病?』と想い。 ネットから、個人カウンセリングを受けるまでになる。 アパートの隣室の女性とも話をするようになり。 彼女は英会話をネットで受けているらしい。 また彼女の言動で印象的な所では。 二人の彼を攻める言葉として。 元彼ホンダには別れた理由に。 『私妊娠中絶したんだよね。』と嘘を。 すると風俗に行った他にも彼女を傷つけていたと想い。 彼は街頭で土下座をして泣いて詫びるのだ。 あまりの彼のこの対応にカナもさすが、『変な人!』と言うものの心に打たれるものがある。 またハヤシが『ニートの男が捨てられた赤ん坊を育てる』脚本執筆中と言うと。 彼の段ボールの荷物の中から『胎児の写真』を見つけ。 『お前はかつて女を中絶させた罪滅ぼしにそんな話を書いてるんだろう』などと。 自分の正統性を棚に置いて彼を責める。 つまり不安定で訳の分からない自身を正当化させる為に。 相手を攻撃するのだ。 この辺はあの「夜明けのすべて」の上白石萌音さん演じた。PMS(月経前症候群)の女性の攻撃性に似ているか。 題名の「ナミビア」とは劇中カナがスマホの動画で見ている。 南アフリカの世界最古の砂漠(約8000年前に形成された)で。 カラカラの心の餓えを暗示しているようだ。 その水場につどる角の長いシカのような生き物は。 オリックスという名の動物らしい。
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