TOVE/トーベ
Tove
2020 · 伝記/ドラマ · フィンランド, スウェーデン
100分
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1944年のヘルシンキ、戦火の中でトーベ・ヤンソンは自分を慰めるようにムーミンの世界を作り、爆風で窓が吹き飛んだアトリエで暮らしを始める。型破りな彼女の生活は、彫刻家である父の厳格な教えに相反していたが、自分の表現と美術界の潮流との間にズレが生じていることへの葛藤、めまぐるしいパーティーや恋愛を経つつ、トーベとムーミンは共に成長していくのだった。自由を渇望するトーベは、やがて舞台演出家のヴィヴィカ・バンドラーと出会い、互いに惹かれ合っていく。
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コウキマン
3.5
2021.10.30.080.KBCシネマ ネタバレあり ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンの半生。フィンランド・ヘルシンキの芸術家の家に生まれたトーベ。トーベも画家として活動しているが、彼女の芸術への世間の評価は厳しい。そんな中、息抜きにムーミン・トロールを書いたりキャラ設定していた彼女は、地元の有権者と不倫関係に。さらにパーティーで知り合ったブルジョア階級で演劇の脚本家のヴィヴィカと出会う。ヴィヴィカはバイセクシャルで、夫がいながらもトーベを妙な色気で誘惑する。トーベはそこからヴィヴィカに首ったけ。ヴィヴィカは誰とでも寝る女で、トーベは嫉妬で懊悩していく。絵も売れないため生活に困っていたトーベに、ムーミンの新聞連載の話が舞い込む、さらにヴィヴィカからはムーミン演劇の話もあり、だんだんと我らがムーミンが世に放たれていく(今年ムーミンコミックス展に行ったけど、新聞連載されてるムーミンは、また違った赴きがあってよかった。ちなみに途中から弟さんが引き継いでいる。ムーミン演劇の衣裳はシュールでいい笑)。 時は経ち、トーベはパリで出会った女性トゥーリッキと意気投合し、ヴィヴィカに別れを告げ、トゥーリッキと生涯を共にすることになる。 人におすすめできるような映画ではなかったけど、ムーミンファンとしては映画館で観れてよかったと思えた内容。ちなみにこの帰りに福岡天神パルコでタイミングよく開催中の“ムーミンミニマーケット”に寄って帰りましたとさ(余談) 《メモ》 ムーミンに登場するトフスランとヴィフスラン夫婦は、トーベとヴィヴィカの頭文字を取ってネーミングされたキャラ。現実でも作中でも、ふたりにしかわからない暗号のような話し方をする。 トゥーリッキが、作中のトゥーティッキのモデルだと初めて知った。演者さんトゥーティッキにそっくりだった。
隣の唐十郎
3.5
ここだけの話、実は大のムーミンファンです。 [ムーミン展]などあると、家族サービスを装って家族の誰よりも食いついて鑑賞してました。 〈 図 〉 氵(ム) ←【 (⚫️ )_(⚫️ ) 💧 】😒🥱 ムーミンの原作者トーべ・ヤンソンさんはこんな方だったのですね(^^) 絵描で作家で漫画家で…とマルチに活躍した人 なかなかのヘビースモーカー🚬 世界中で愛された[小さなトロール]はこんな現実の元で誕生したのか…🤔 ヤンソンさんの人柄の中に見え隠れする(ような気がする)スナフキンやミムラ姉さん、リトルミイ、モランなどなどムーミン谷の愛すべきキャラ達 男も女も大人も子供も分け隔てなく自分を表現する人だから世界中から愛されたわけで… ムーミンをカバが何かだと思ってる人は正座して鑑賞されることをおすすめします🤲 ( 🕶 )
75
3.0
ムーミン少なめ、お酒タバコ多め
zizi
3.5
どこか不気味で不可思議なムーミンの世界観が大好きで、パペットアニメ好きでもあり、原画路線のムーミンはほぼ鑑賞済み。これを観て納得する部分も多かった。が、所謂、不思議ちゃんの方向とは違い、色々な価値観や性差などからの解放を目指しているリベラリストであり、サフィズムでもあり、、、因って反抗的であり、独自の毒気はその辺りから来たのかなと。 当時は同性愛は精神疾患と見なされていた時代で、覚悟の筋金入りであったわけだ。 特記としては、劇版の選曲や劇中曲のセンスも良いが、何より音効のミキシングが凄い! 心理描写での機微に触れる様な繊細なミキシング。ズリ上げ(音先行のシーンチェンジ)での大胆さとか、まるで凝りに凝った音楽作品の様な細やかな感性で、驚いた! 映画では初めてかなぁ〜曲や音では無く、ミキシングそのものに感動したのは!! (オートメーションやパソコン上ではなく)職人技でアナログなヴォリュームフェーダーを上げ下げするのが目に浮かんだ。《昔、一時期、プロで作曲家&演奏、録音をしてました》
おがたミドリムシ
3.0
想像していたストーリーと違った。もっとたくさんの人に囲まれて自由奔放、幸せいっぱい〜みたいな雰囲気の映画だと思った。こんなにも苦労した方がムーミンを描いてたなんて。でもよく考えると出てくるキャラクター、捻くれ者が少し多い気がするのはそのせいかも。元々ムーミンを描く事が一番好きな訳じゃなかったってのは少しショックだった。知らなくてもいいこともあるのかもしれない。純粋にムーミンを楽しむのには……
なでかた
3.0
苦労の末に、愛されるキャラクターがつくられた、そこにたくさんの感情がのっている。
ツァラトゥストラハカク語リキ
4.0
「人生は冒険よ。寄り道しなきゃ」 * * ムーミンの作者ということと、あのカラフルなチラシから可愛い話だと想像していたけど、凄く官能的で雰囲気のある作品だった。 * * 短時間でトーベの人間性と歴史をよく表しているし、ムーミンがどうやって誕生したかもよくわかる。 * * 嫉妬心は思考の邪魔。自由でないと。
naho
3.5
途中まで「思ってたのと違う」っていう困惑が凄かったけど、トーベ本人は最初からムーミン谷の住人ではなくどこにでも居る人間だとよく分かった。 嫉妬もするし、後悔もするし、弱さに流される日もあれば、愛を失う日もある。 そんなトーベを見て少しムーミン谷が近くなった気がする。 奔放で本能的で驚いたけれど、愛と向き合ってきた人だから愛溢れるムーミン谷の住人を描けたのかもしれない。 ムーミン谷は楽園ではなく、個性を認め合い尊重する優しい世界なのかもしれない。 やっぱりムーミンの世界が大好きだ。
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