悪の偶像



市議会議員のク・ミョンフェ(ハン・ソッキュ)は清廉なイメージで庶民から絶大な支持を得ていたが、ある日、ミョンフェの息子ヨハンが飲酒運転した上に人をはねてしまう。自宅のガレージにはヨハンが運び込んだ身元不明の被害者の遺体が転がり、事故の瞬間を誰にも目撃されていないことを息子に確認したミョンフェは、死体遺棄の罪を免れるため遺体を事故現場に戻し、血のこびりついた車を処分したうえで、ひき逃げ犯としてヨハンを自首させることに。そしてイメージダウンを最小限にとどめるため、記者会見を行う。事故の被害者は、小さな工具店を営むユ・ジュンシク(ソル・ギョング)の一人息子プナンと判明し、ミョンフェは謝罪するため失意のどん底に突き落とされたジュンシクのもとへ。事故はプナンが妻リョナ(チョン・ウヒ)とともに新婚旅行に行っている最中の出来事だった。しかし何故かリョナは行方知れずになっていた。さらにミョンフェが自宅ガレージに取りつけてある防犯カメラの録画映像を確認したところ、被害者プナンは事故後しばらく息があった様子。もしヨハンがまだ生きていたプナンの遺棄を謀った事実が明るみに出れば、ヨハンは殺人犯となり、ミョンフェ自身の政治生命も絶たれてしまう。ミョンフェは裏社会の探偵を雇い、事故現場に居合わせていたに違いないリョナの捜索を開始する。どうやらリョナは中国出身の不法滞在者で、本国に強制送還されることを恐れて姿を眩ましたらしい。一方、失踪したリョナが妊娠していたことを知ったジュンシクは、リョナと一緒に中国からやってきた異父姉スリョンのもとへ向かうが、スリョンはリョナのことを怪物だと吐き捨てる。それぞれのルートでリョナの行方を追うミョンフェとジュンシク。しかしリョナは予測不能の異常な行動でミョンフェとジュンシクの運命をねじ曲げていく……。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
ジュネ
2.5
2020年94本目は、韓流スターが2大共演、おまけにマーティン・スコセッシも絶賛したノワール『悪の偶像』。 ------------------------------------------------------------ 確かに本作の見どころはハン・ソッキュとソル・ギョングの共演でしょう。特に前者はエリート弁護士として約束された地位があるにも関わらず、途中から人殺しまでやってのける畜生へと成り下がっていきます。ハン・ソッキュの平静を保ちながらも狂気を目に宿した演技が光ります。対して後者はストレートに直情的なタイプですが、息子を殺されたとはいえ事件に対するのめり込み方は異常なほどで、その理由が見え隠れする中盤以降は怒涛の展開です。 ------------------------------------------------------------ ところが…本作の場合、あまりにストーリーが分かりにくすぎるのが難点。主人公二人の破壊衝動が一体全体どこから湧いているのか共感しにくいですし、彼らを凌駕する悪人リョナが登場しますと、話は更にややこしくなっていきます。他にも登場人物が多数いる上、格差社会・南北対立・政治の腐敗・女性の搾取…とテーマも山盛りで、これらが全く整理できていない印象を受けます。 ------------------------------------------------------------ 見ている側に想像させる作りと言えば聞こえはいいですけれど、話の根幹に関わるであろう説明を平気で省略する割にどうでもいいシーンに時間を費やしており、全体にバランスがめちゃくちゃに感じました。2時間半のランタイムでこの分かりにくさは致命的でしょう。リピーター効果を狙った宣伝をしてますが、本作を2回も3回も見たい人はそうそういないと思います。
まじママんじ🍀
3.5
『加害者の父』VS『被害者の父』をテーマにシンプルに最後まで行ってくれれば、単純にもっと見応えあったんじゃないかなσ(^_^;)?被害者の奥さん(父からしたら義娘)の占拠が広過ぎて、何か後半グチャグチャになっちゃってた感じする…勿体無いなぁ😝
wishgiver
3.0
ハン・ソッキュvsソル・ギョングの演技は超見応えありでした。 二転三転する複雑なプロット、自分にはよくわからないところもありましたが、そこは韓国クオリティ、自分の理解力が足りなかったんだと感じます。 人間の業を描いた力作。一般受けはしないと思うけど、韓国映画の力量を見せつけられる作品。 (2020.7.1@AC津)
zoeze
5.0
一寸先は闇を地で行く超絶リアル。 時系列が進む中で、”どの人物から何がどう見えているのか”が刻々と変わりゆき、それが混じり合うことで次の誰かの思考・感情に変化が生じて… まとわりつく罪も恐怖も足手まといも全部抱きしめて、私が私に刻む私のイメージ。 語りたくなるラストも良い。 アルバトロス・フィルム
akko
2.0
暗いことは覚悟して見たものの、 それにしても展開が斜め上すぎて、 後半だいぶハラハラしたけど もう感情置いてきぼりになって最後ポカーン。
俺的美学
2.0
正直長く感じて怠くなる。
Anne
2.0
は???と思う事だらけやけどこれだけは1番気になる。本当に轢き殺されたんは誰?色々捏ねくり回しすぎやろがい。
アメンポトフ13世
4.0
次期知事選の有力候補と目されている政治家が息子が起こした交通事故で窮地に陥り、交通事故で息子を失った男はある理由からその事件に偏執的にのめり込んでいきます。 「探す男」と「隠したい男」という2人の「父親」がそれぞれの思惑によって交錯していく様は中々の緊迫感がありました。 ある人物がもたらす後半の混沌と『偶像』という実態が不確かな物がテーマになっている事等がこの作品を難解にさせていると思いますが、正に韓国ノワールと言える重厚さがあり、他の名作達と同じ様にカルト的な人気を博していてもおかしくない作品だと思いました。
さらに多くのコメントを見るには、ログインしてください!