ザ・バンク 堕ちた巨像
The International
2009 · アクション/犯罪/ドラマ/ミステリー/サスペンス · アメリカ, ドイツ, イギリス, フランス
117分



国 際メガバンクIBBCの違法行為を捜査するインターポール捜査官ルイ・サリンジャー(クライヴ・オーウェン)は、ベルリンで検事補エレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)と出会う。協同で捜査を進める2人だったが、警察からドイツ国内での活動を禁じられてしまう。インターポール本部に戻ったサリンジャーはIBBCの頭取に関する報告に矛盾を発見、ルクセンブルグのIBBC本部に乗り込む。頭取との面会は断られるが、ホイットマンからIBBCの犯罪を知る重要人物の情報が入る。それは、欧州最大の軍事メーカー社長で次期イタリア大統領候補のカルビーニ。彼との面会でIBBCが企てる世界を裏で支配する取引の情報を得る2人。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
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dreamer
4.0
この映画のキャッチ・コピーである、金融資本主義の本質と闇を突き、金融危機を予見したタイムリーな社会派作品、というわけではないのだ。 もちろん、金融機関の信頼性(credibility)に疑問を投げかけるという点では、タイムリーなのかもしれないが、所詮、その程度のことだ。 では何かと言えば、これは、ダニエル・クレイグ版の007シリーズを、更にぐっと現実寄りにしたような、サスペンス・アクションの佳作であって、決して小難しい映画ではない。 ダニエル・クレイグ主演でMI6の諜報員が、主人公だとああなるし、クライヴ・オーウェン主演でインターポールの捜査官だとこうなると思えばいい。 そういう作品において、現実味のある現代的な「巨悪」が、悪の秘密結社というのではなくて、巨大金融機関であったという話だ。 武器から何から調達し、クーデターでもなんでも唆し、国を借金漬けにしてコントロールし、巨万の富を生み出す。 そんな悪事が表に出ないようにするためには、人の一人や二人を始末することに躊躇はない。 そんな悪党を相手に、濃い顔のクライヴ・オーウェンとその仲間が立ち向かうのだ。 クライヴ・オーウェンという俳優は、濃い顔をしている。 シリアスにしろコメディにしろ、その濃い顔の男が、濃い役柄を、濃い演技で見せるのだ。 そんな彼を観ていて、初めはあまり好きなタイプだとは思っていなかったのだが、これが不思議なもので、いろんな作品で何度もその顔を見ているうちにクセになってくるんですね。 この作品は、そんな彼の顔の印象的な、どアップで始まる。 その直後、カットが変わり、別の男二人が、車の中で会話をしている。会話が終わり一人の男が車から降りて歩き始める。 観る者は、そこで初めて、クライブ・オーウェンが、道路の反対側から、同僚の捜査活動を見守っていたのだということがわかるのだ。 そして、あっと驚く出来事が、クライブ・オーウェンの、ほんの目と鼻の先で起こるのだ。 これは意表を突く、すごい導入部だ。このリズム、この呼吸でこの作品もまた、面白い作品に仕上がっているに違いないと期待が跳ね上がる。 インターポールの捜査官というのは、捜査を行い、情報を関係各国の警察組織に提供することが目的であって、原則的には逮捕するなどの行為は行わないのだそうだ。 しかし、もともと英国の警察組織にいた男だという設定の主人公は、米国やイタリアの現地捜査官らと協力しながら、悪党を追い詰めるための、決定的な証拠を手に入れるため、暴走気味の苦闘を繰り広げていく。 物語の舞台もベルリン、リヨン、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブールと華やかに移り変わり、ニューヨークでは有名な観光スポットでもある、グッゲンハイム美術館内部で、大規模な銃撃戦が展開されるのが見せ場になっている。 誰もの記憶に残る、あの特徴的な建築を再現したセットで撮影したパートと、短期間許された実際のロケで撮影したパートを巧みに組み合わせて完成されたアクション・シーンは、臨場感満点で、壁にボコボコ穴があいていくのが、観ていて心配になってくるくらいの迫真の出来栄えなのだ。 現実にあった金融機関のスキャンダルを題材にしているし、ほろ苦さの残る幕切れが用意されていて、単純なハッピーエンドというわけではない。 なにしろ、「悪党」をやっつけたところで、悪事を働く仕組みがなくなるわけではない。 そのあたりが、単純なハリウッド調と一線を画しているわけだが、それが「ラン・ローラ・ラン」で名前を売ったドイツ人、トム・ティクヴァを監督に起用した成果と言えるかもしれない。 米国の娯楽映画のエッセンスや呼吸というものを、欧州の世界観とセンスで消化できる俊英だと言えるだろう。 共演のナオミ・ワッツは、米国側から捜査に協力する役柄で、濃い顔の並ぶ作品にあって、まさに一服の清涼剤とでもいうべき存在であった。
Schindler's Memo
4.5
冒頭のオーウェンのクローズアップからして、雰囲気がよい。 何か凄い映画が始まる予感がし、そのトキメキ感を持続させるような、追いかけっこサスペンスに時間がたつのも忘れる。 そして、クライマックスの「大銃撃戦」・・・、美術館という意外なロケーションを、「弾痕」だらけにするメチャクチャな「撃ちまくり」・・・スゴイ。 オーウェンの耳からボタボタと流れる血がリアルだ。 この銃撃戦に突入する直前の、フッとした緊張感・・・、ココも良い。各人の目線を追ったカメラワークにしびれた。 ロケといえば、欧米各所の背景フレームも一々良い。ドイツのベルリン、ニューヨークの一角、そしてラストのトルコの屋根屋根・・・。 結末というか、落としどころはやるせない。ここのところは、スカッとしたかったが、考えてみればこれしかないな・・とも思う。 ラストの、冒頭とリンクするクローズアップの表情に何ともいえない哀愁と、製作者の憤りを二重に感じる。
-taizo-
4.5
シリアスな雰囲気や、分かりやすいシナリオ リアリティのあるアクションも良かった 展開もスムーズでスピード感ある あの構造での銃撃戦 展開も大好き 原題のインターナショナルの方が良い気がする 何度かみてるけどめっちゃ良い映画だと思う 題名で損してる気がする もっと評価されて良いと思うのになー
まじママんじ🍀
2.5
中盤なかなか良かったのに、ラストなんかあっけなくない⁉ん~、ちょっと物足りなかったかなぁ(/。\)
すのさん
1.5
ネタバレがあります!!
きんた
2.5
クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ出演。 巨大銀行違法行為捜査官が真実を暴く。 インターポール捜査官のサリンジャーは、欧州を代表する巨大銀行の取引の違法行為を捜査していた。次々と消される証人や証拠に翻弄されながら真実を暴いていく。 武器資金の銀行融資による政府や反政府組織との癒着、テロや犯罪組織の間接的支配は、ストーリーとして工夫されていますが、自分にはちょっと難しい話でした。各国の風景は美しかったですね。美術館のドンパチは良かったです。 しかし、クライヴ・オーウェン、ルー大柴に見えてしまって、そればっかり気になってしまってました。 ダサい邦題はやめて頂きたいですね。
MASA
3.0
現実にはこういった銀行が存在するのだろう、か? インターナショナルな映像が良かった。 最後が呆気なさすぎた。 悪い奴は組織として、殺しても次々と湧いて出てくるのだろう。
たくじ
3.0
全体的な雰囲気は嫌いじゃないけどなあ… 地味な印象かもしれないけど、インターポールにせよ、ヒットマンにせよ、メジャーな映画ではハデ過ぎて… クライヴ・オーウェンの、己れの信じるところを貫こうとする決意と、現実社会で避けがたい様々な制約で苦悩する姿が、印象的でありました。
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