チャイナタウン
Chinatown
1974 · ドラマ/ミステリー/サスペンス · アメリカ
130分



私立探偵ジェイク・ギテス(ジャック・ニコルソン)の事務所に、ミセス・モーレイと名乗るダム建設技師の妻が現れ、夫の浮気の調査を依頼した。ギテスは早速行動を開始 するが…。
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矢萩久登
5.0
午前十時の映画祭14にてロマン・ポランスキー監督『チャイナタウン』(1974)鑑賞。 『チャイナタウン』(1974) 実際の1930年代当時のカルフォルニア州の水利権・水不足による汚職・スキャンダル事件をプロットに取り入れたフィルムノワ ールの代表作。 ジャック・ニコルソンのギラついた存在感、フェイ・ダナウェイの妖艶で魔性なファムファタール感、そして強欲で冷徹なハリウッド映画屈指の悪役ノア・クロスを演じたフィルムノワールの名匠ジョン・ヒューストンは白眉でしたね。 フェイ・ダナウェイは同年『タワーリング・インフェルノ』(1974)、その後『ネットワーク』(1976)でアカデミー主演女優賞を受賞しましたがキャリアも寡作で勿体なかったですね。 ジェリー・ゴールドスミスの緊迫感ある劇伴はメリハリがあって良かったですね。
アリちゃんパパ
4.0
疑獄事件に巻き込まれた私立探偵が暴き出した真相とは、余りに哀しい女の悲劇でした。 ポランスキーが描くミステリ映画の傑作です。 フェイ・ダナウェイは、強い女性に扮することが多いのですが、本作では哀れな女性を見事に演じており、私的には彼女の最高傑作だと確信しています。 ジャック・ニコルソンの探偵役も悪くはないのですが、フェイ・ダナウェイの前にはすっかり霞んでしまいました。
てる
4.0
ノワール映画の傑作として名高いこの作品。中々観る機会に恵まれなかった。しかし、映画館で上映したとあってようやく観賞にいたった。 ミステリー作品って小難しいよね。私はいつもミステリー作品ってよくわからない。 え? 結局、あれとこれはなんだったの? どういうこと? そんな疑問符を浮かべながら観ている。今回も結局そうなってしまった。 わかったようなわからなかったような。説明しろと言われると出来ない。 調べてみると、やはりこの作品の脚本は難解であると出てくる。どうやら私だけではなかったようだ。 とはいえ、何となくのストーリーはさすがに把握できた。 どうも諸々の黒幕はジョン・ヒューストンらしい。悪いやつはこの老人で、彼が裁かれることはないという暗い結末なのである。 終わり方がとても印象的な作品だった。今までのストーリーが吹っ飛ぶくらいの衝撃的で悲しい結末。この結末に賛否両論あり、脚本家と監督でもこの結末にするか争ったそうだ。結果としては大成功だ。かなり印象深い作品になっている。事件の難解さとかそういうのもどうでもよくなる。 酷い結末だ。胸糞悪くなる映画だ。でも、ロマン・ポランスキーの生涯を知ると、この歪んだ結末も納得がいく。 そう歪んでいる。この作品は歪んでいる。ある老人の欲望で歪められている。 水と土地の問題で荒れる人。農家の人は疑心暗鬼に陥っていて、見知らぬ車の男をいきなり銃撃する。侵入した男を有無を言わせず抑えつけ鼻を切り裂く。利害の不一致で娘婿を殺害。近親相姦。 そういえば、娘婿のホリス・モーレイはキャサリンと関係を持っていたのだろうか? なんだかその辺は有耶無耶だったけど、そうであれば、かなり歪んだ複雑な人相図になる。 実際にあった社会問題を背景にしているというのが、また複雑だ。 この作品に嘘がないのはそういう本当の出来事を背景にしているからなのだろう。 この作品は現実的なのだろう。リアリティがある。結局、黒幕は捕まることなく、こっそり影を潜める。死者たちが浮かばれることはない。 主人公のジェイクはひたすらに翻弄された挙げ句、何も手が出せないまま、退くしかないのだ。 なんとも胸糞な結末だ。 それにしても、ジョン・ヒューストン良かった。ただ者ではない異様なオーラを醸し出していた。初登場からどうもこの老人はヤバそうだとわかる。そもそもジョン・ヒューストンって時点でその雰囲気は伝わる。 あぁ、ジョン・ヒューストンだ。スクリーンの圧が半端ねぇ。 役者としても監督としても超一流で、映像のこと、現場のことを知り尽くしている彼は映画という世界では最強だ。嵌り役すぎて怖い。 そして、ジャック・ニコルソン。ジャック・ニコルソンってすごい役者だったんだなってのを半世紀前の作品を観て、改めて思わされる。 ジャック・ニコルソンって『バットマン』とか『シャイニング』『ディパーテッド』とか悪役のイメージしかない。もちろん今回もかなりクセの強い役ではある。でも、今回はカッコいい。 若かりし頃のジャック・ニコルソンって物凄くスタイルがいい。立っているだけで様になる。顔の印象が強すぎて、いつもそちらに目がいくのだけど、そうだったんだね。体格が良くなってどっしりしたのもかなり味があるけど、昔のスラッとした体型もカッコいい。 それにしても個性派の役者だ。この作品はジャック・ニコルソンという役者で成り立っていると言っても過言ではない。面白いのだ。観ているだけで飽きることがない。人を惹きつけて離さない魅力がある。 ハードボイルドの探偵物。この時代は流行っていたのかな。 ジャック・ニコルソンでシリーズ化してほしい。といってもこれの続編があるそうだけど、そちらはあまり評判が良くない。007のように何本もやってほしいなぁ。
gao_toratora
4.5
ネタバレがあります!!
dreamer
4.5
"レイモンド・チャンドラー、ロス・マクドナルドへのオマージュを込めたハードボイルド探偵映画の傑作" この映画「チャイナタウン」の舞台となっている1930年代のロサンゼルスは、アメリカ社会が東海岸から西海岸へと発展の波を広げて行った時期に、太平洋岸最大の近代都市を形成しつつありました。 だが、そうした急速な膨張の反面には、かなりの無理がまかり通って来るもので、当然の事ながら、そこには不当な利権や醜い政治的な裏取引が蔓延して来ます。 この映画はそのような時代背景の中に、それぞれの数奇で不条理な宿命とでも言うべき運命を背負って、哀しみの中で生きる人間たちの苦悩、葛藤をスリリングに、尚且つドラマティックに描いています。 レイモンド・チャンドラー、ロス・マクドナルドという二人のハードボイルド・ミステリー作家へのオマージュを込めて、しかも、ロバート・タウンのオリジナル脚本によって、それまでのどの映画よりも1930年代のロサンゼルスのハードボイルド探偵映画らしく映画化されていて、複雑で錯綜する話の内容をハードボイルド的なサスペンスでたたきこんでゆくので、一時たりとも画面から目が離せません。 ストーリーや当時の風俗やしぐさが、それらしいだけではなく、この映画製作に携わった人々は、"ハードボイルド的世界の精神"をきちんとつかんでいるし、主役の過去を秘めた虚無的な私立探偵ギテスを演じるジャック・ニコルソンの"シニシズムと人間臭さ"がまた映画好き、探偵小説好きにはたまらない魅力があります。 そしてロバート・タウンは、ジャック・ニコルソンとは長年の親友で、彼を念頭に置いてこの脚本を書いたと言われるだけに、ジャック・ニコルソンの魅力を十二分に引き出していると思います。 この映画は、1930年代のロサンゼルスの陽光きらめく太陽の底に淀む、退廃的なムードと虚無感に満ちた、陰湿な世界が展開されていますが、脚本のロバート・タウンは、そのレイモンド・チャンドラー的ハードボイルドの世界を見事に再構築していると思います。 監督は「戦場のピアニスト」、「ローズマリーの赤ちゃん」の名匠ロマン・ポランスキーで、彼は1933年生まれのポーランド系ユダヤ人で、第二次世界大戦中にその子供時代を過ごし、母親をナチスの強制収容所で失うという、悲惨で哀しいトラウマを抱えた過去を持っています。 「私の最も辛かった時期は子供時代である。----ドイツ兵がゲットーを一掃した頃から、私は肉体的苦痛と恐怖のギリギリを味わって来たのだ。----そして私は人生の早い時期に、政治的思想を持ち行動にも参加した。だが私は信じられないような多くの失望を味わった」と語る彼の言葉は、この映画の持つ"戦慄と人間不信"の背景となっているような気がします。 そして彼の妻は、彼の子を身籠ったまま、狂信的なヒッピーに惨殺されたあの女優のシャロン・テートであり、その恐ろしい事件の地、ハリウッドに再び戻ってこの映画を撮りました。 彼はこの映画に冷酷な殺し屋の一人として特別出演していて、存在感のある演技も披露しています。 この映画はラストの30分の思いがけない意表を衝く結末については、これは有名な話ですが、監督のポランスキーと脚本のロバート・タウンで意見が分かれ、ポランスキーの主張する不幸な結末でなければ、この映画のテーマが台無しになってしまうという意見が通り、この結末になったそうですが、やはりラストはこの結末以外には考えられません。 警察も手が出せない政財界の大物であるクロス(ジョン・ヒューストン)が、「時と所を得れば人間は何でも出来るのだよ」という神をも恐れぬセリフは、ポランスキー監督の人間不信の言葉でもあるような気がします。 このクロスを「マルタの鷹」等のハードボイルド映画の監督でもあるジョン・ヒューストンが、実に憎々しげでアクの強い人間像を演じて見事です。 そして、クロスの娘であり、また女でもあるという"複雑で哀しい宿命を背負い、妖気と虚無的で退廃感の漂う"人妻イブリンを演じるのが、フェイ・ダナウェイで、彼女が十字架として背負う哀しい宿命は、彼女の左の緑の瞳の中の小さな黒点として象徴されています。 彼女の瞳の中にその黒点を認めた時、共に暗く哀しい過去を持つギテスとイブリンは宿命の糸に結ばれます。 しかし、その愛はほんの束の間で、急速に回転し出した運命の歯車は、一気にカタストロフィへ突き進んで行きます。 車でロサンゼルスから逃れ去ろうとするイブリンを背後から撃った警官の銃弾が撃ち抜いたのは、彼女の左目である事を我々観客は見落としてはいけないと思います。 映画の題名である"チャイナタウン"が、この映画の舞台になるのは、この最後の10分程の短いラスト・シークェンスにすぎませんが、なぜ、このチャイナタウンを映画の題名にしたのかという事を考えると、"チャイナタウン"は、アメリカの街の中の異境であり、迷路のようなこの街の中に、ポランスキー監督は、ポーランドでのゲットーと同じ安らぎを見出し、併せて、自分の妻のおぞましい惨劇を引き起こしたアメリカへの批判をしているとしか思えてなりません。 紙屑が舞い、野次馬が去って行く薄汚いチャイナタウンの夜のシーンは、哀しさと怒りを込めた、静かな中にも深く、優しさに溢れた名ラストシーンだと思います。 なおこの映画は、1974年度の第47回アカデミー賞の最優秀オリジナル脚本賞を受賞し、同年の第32回ゴールデン・グローブ賞の最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀脚本賞を受賞し、同年の英国アカデミー賞の最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀脚本賞を受賞し、同年のニューヨーク映画批評家協会及び全米批評家協会の最優秀主演男優賞を受賞しています。
松井
4.0
「黄昏のチャイナタウン」も観たい
しまとも
3.5
ラストのやるせなさがハードボイルドなんか?なんとも言えないモヤモヤが見終わった後に残る。鼻が痛そう!ジャック・ニコルソンがどこでもタバコを吸ってる。
眠る山猫屋
4.0
哀切。
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