サスペリア(2019)



1977年秋、ベルリンではドイツ赤軍のテロが頻発し、それに触発された学生たちのデモも各地で発生して街は不安と恐怖に覆われていた。スージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)はベルリンを拠点とする舞踊団マルコス・ダンス・グループのオーディションを受けるため、アメリカからやってきた。専門的なダンスの教育は受けていないスージーだったが、舞踊団のアメリカ公演を見て憧れ、オーディションの機会を得たのだ。彼女はオーディションで天才的な才能を披露し、舞踊団を率いるカリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)から入団を許可される。数日前、舞踊団では主要ダンサーの一人パトリシア(クロエ・グレース・モレッツ)が姿を消していた。彼女は失踪の直前、舞踊団が悪の巣窟であると心理療法士のヨーゼフ・クレンペラー博士(ルッツ・エバースドルフ)に訴えたが、クレンペラーはパトリシアの妄想だと分析していた。一方、クレンペラーは第二次大戦末期の混乱で生き別れになった妻アンケ(ジェシカ・ハーパー)のことで思い悩み、かつて妻と暮らした別荘に戻っては彼女との思い出に浸っていた。マダム・ブランは団員にスージーを紹介すると同時に、直近に迫った次回公演のリード・ダンサーに抜擢する。リードの座を奪われたオルガはマダム・ブランに罵声を浴びせスタジオを飛び出し、パトリシアのようにそのまま失踪する。公演が近づくなかマダム・ブランの個別指導を受けるスージーは、ダンスを踊ることで得体の知れないものと共鳴しているかのような不思議な力を感じ始め、次第にマダム・ブランと舞踊団の長老たちが意図を持ってスージーを操ろうとしていることが分かってくる。公演当日、舞踊団のスタジオにクレンペラーをはじめ多くの観客が招かれる。ほぼ全裸に赤いロープだけの衣装を身につけ、不気味なメイクをしたダンサーたちは、激しく、官能的でセンセーショナルな演目『民族』を披露する。それは、あるおぞましい儀式の始まりだった……。
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ジュネ
3.5
2019年21本目は『君の名前でぼくを呼んで』のルカ・グァダニーノが自身のイメージとはかけ離れたゴアホラー『サスペリア』をまさかのリメイク。 しかもその中身はオリジナルの要素からほど遠い、極めて政治的・宗教的な文脈をはらんだ一大叙事詩であり、それと同時に監督の芸術的才覚が爆発しまくったような…何と表して良いのか言葉に困るカオスな一作でした。これ間違いなくオリジナルのファンには受け入れられないと思います。 この物語のあちこちには「対立と分裂」が散りばめられています。なにしろ時は1977年、舞台となるスクールは東西を分かつベルリンの壁の近くに建てられていますし、ドイツ赤軍のテロ活動によって国はズタズタに引き裂かれています。 そんな中で魔女たちもまた内紛によって袂を分かち、生ずる混乱を生け贄によって沈めようとするのです。卓越した力を持つ二人のヒロイン、スージーとマダム・ブランは複雑な感情の波に人格を引き裂かれつつ、どのような決着を迎えるのでしょうか。是非、劇場にてその末路をご覧ください。 ダリオ・アルジェントが産んだ猟奇的ホラ ーにわざわざ政治色を加えたのは、敵対意識を利用して人々を洗脳した第三帝国の有り様に現代社会の世相を重ねたからではないでしょうか。しかし、本作のラストシーンでは、描かれ続けてきた「対立」を「無償の愛」が包み込みます。 グッタリ&難解な一作ではありますが、最終的にはやりきった監督のほとばしる熱意に、心動かされてしまうのでした。
YuhraMagami
3.0
ネタバレがあります!!
眠る山猫屋
3.5
格調高く美しく。 赤麿児先生にも観ていただきたい前衛舞踏。オリジナル程には痛くないし怖くないが、かわりに様式美がそこにある。 解ったような分からないような難解さも雰囲気に呑まれちゃえば、また良し。 Amazonにて。
YUUTA
3.0
なるほど、わからん。
GON
1.0
分からなかった。兎に角抽象的過ぎて理解不能。 色彩を抑え気味にした映像も舞踏シーンも良かった分、ストーリーの難解さについていけず、長く感じてしまった。 『サスペリア』というタイトルじゃなくてもいい様な気が…。 でもこれ、評価は高いっすよねぇ。 ウム…………。
野乃子
4.0
視覚的にも芸術的に作られた作品だけどトム・ヨークによる音の効果が芸術的。 ヘッドフォンで鑑賞するとかなり奥の雑踏や生活音、物音まで効果的に使われていて、どこまでがトム・ヨークの仕事なのか気になる。 映画というより映像作品。 小説というより詩集。 作品のひとつの要である踊りもクラシックバレエというより山海塾ようなコンテンポラリーダンスに近いもので、すべての感覚で総合芸術を楽しめる。 メインビジュアルやスタッフロールはロシア調で個人的にはそこも好き。
riri
3.0
ベルリンが東西に分かれていた1977年。 赤軍のテロや、学生デモが、頻発している東西の対立激しい時勢。 年増の魔女達が素性を隠して、若き少女たちを寮生活にて 現代舞踏の指導をしている。 この寮の中で、言葉の通り、狂喜乱舞が起こるのである。 荒む東西の分裂は、魔女らの分裂を重ね合わせているのだろう。 監督は「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督。 ビジュアルセンスと繊細な表現は流石。 邪道な感想であるが、ストーリーが「ブラックスワン」のよう、アートビジュアルと狂気が「時計じかけのオレンジ」と「シャイニング」という私の感想。 クロエ・モレッツちゃん、そんな役なのね。今作のクロエちゃんにぽわぽわした可愛さは期待しないで観てね(笑) 現代舞踏特有の訳ワカメさは多々有るが…ミア・ゴスの役が ストーリーをちゃんと追わせてくれるので面白かった。 あとティルダ・スウィントン、この人は存在だけで爆上げインパクト。存在が好き。 ラストは血の惨劇だが、博士の哀しい記憶を全部消された部分だけは、ほっとした。 元映画はカット割りと音で怖がらせる手法だが、このリメイクは現代の精神的にくる緻密なグロさと 監督の好むセンスを見せつけられた作品だった。 "決して1人では、観ないで下さい " 当時流行った この決まり文句が、 今回の2019年バージョンでも、勿論、 生きてい・ま・す・よ・・・
モーギラス
3.5
映画告知に書かれてるように、確かに最後の最後で涙がほろりとなる。ただストーリー詳細不明部分あるから解説読まないとな。 部屋の中に異様な渦が出てきたとき、エンシェントワン??となりました。 ジャンプの練習でハイヤーハイヤー言われてる時は、フレディとロジャーを思い出した。 映像の毒々しさ綺麗でした。着物の羽織も綺麗でした。
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