犬神家の一族 (1976)
犬神家の一族
1976 · ドラマ/ホラー/ミステリー · 日本
146分
©KADOKAWA 1976



日 本の製薬王といわれた信州・犬神財閥の創始者、犬神佐兵衛は、自分の死後の血で血を洗う葛藤を予期したかのような不可解な遺言状を残して他界した。犬神家の顧問弁護士、古館恭三の助手、若林は、莫大な遺産相続にまつわる一族の不吉な争いを予期して、金田一耕肋に助力を得るための手紙を送ったが、那須に着いた金田一と顔を合わさぬまま、何者かに毒入り煙草で殺害された。奇怪な連続殺人事件は、若林の死からその第一幕が切って落された。
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たん
4.5
名作 ・70年代のフィルム感や撮影方法、音楽、役者の演技全てが、おどろおどろしい陰惨な事件の雰囲気と、その裏にある真実の悲しさをとても上手く表現している。 わざとらしい血の鮮やかさも色彩感覚の乏しい画面に強烈な印象を与えるアイテムになっており、素晴らしい。 ・ラストの金田一氏と人物たちとの慌ただしい別れも、それぞれの人となりが見え、また少しばかりエピローグの物足りなさも相まって、今後のシリーズへの期待感が高まる。
きなこ猫
3.0
石坂浩二の金田一耕助は、横溝正史の原作のイメージと違って、ちと男前過ぎたか。令和時代の金田一に大泉洋はどうでしょう。
邊見 猛
5.0
ネタバレがあります!!
眠る山猫屋
3.0
このテーマ曲を着信にしたい。
アリちゃんパパ
3.5
市川崑、石坂浩二がタッグを組んだ金田一耕助シリーズの第1作です。これまで映画、テレビでいろんな金田一耕助を観てきましたが、このコンビを上回る作品はありませんでした。 おどろおどろしいストーリーに市川崑ならではの斬新な映像表現が意外なほどにマッチしていて感心したものです。そして石坂浩二。線が細いインテリのイメージが強く、本作までは俳優として作品に恵まれていたとは言えませんでした。しかし本シリーズでは、彼の聡明な佇まいが金田一耕助のイメージにフィットしていていました。彼の代表作です。 私としては市川石坂コンビの八つ墓村を是非観てみたかったのですが、叶わぬ夢となりました。
Agent Y
4.0
オープニングが堪らなく好き。
てる
4.0
日本映画の金字塔とまで言われてる作品だそう。いやぁ。面白かった。 独特な演出というか、カット割りだし、妙に大袈裟な演出もあるが、不思議と違和感がない。黒澤明もそうだが、昔の作品は大胆な手法で撮っていて、それが、味だと思わせる力強さがある。現在の作品はキレイな映像で、リアリティーのある作品が多いように思う。現代人がそれを望んでいるし、それがうけるのだろうけど、少し悲しい。現代人よ。大胆になれ。 内容も面白い。金田一耕介の謎解きというよりも犬神家に渦巻く有象無象の人間ドラマに目がいった。また、おどろおどろしく、影の強い映像は常に恐怖を感じた。日本のミステリー作品の金字塔にふさわしい作品でした。
矢萩久登
5.0
惜しまれつつ25年7月27日(日)閉館を迎える丸の内TOEIさんにて「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」(3月28日(金)~5月8日(木))と題した昭和を彩った名作42本が上映中。本日は市川崑監督『犬神家の一族』。 『犬神家の一族』(1976/146分) ご存じ角川春樹事務所第1回作品、横溝正史作の長編推理小説を巨匠・市川崑監督が独特の映像感覚で描く日本映画の金字塔。 今回は2021年に修復された4Kデジタル版での鑑賞。 オリジナル35mmも光と影のコントラストと整然とした構図の美しさが特徴ですが、より黒がしまり大広間の襖の金箔も鮮やかで思わず溜息が漏れるほど。 丁寧なライティングで光と影をコントロール、念入りに計算された構図で撮影された同作はまさに映画芸術。 光と影と構図が登場人物以上に多くを語りかけますし、凄惨なシーンさえも美しさを感じます。 テンポもメリハリがしっかりされており、随所にコマ落としなど活用、中弛みさせないところも巨匠・市川崑監督の真髄、職人技が垣間見ました。 先日高倉健氏が金田一耕助を演じる東映版『悪魔の手毬唄』(1961)を鑑賞しましたが、同作では原作通りアメリカ帰りで愛車はスポーツカー、美人秘書を従え喧嘩も滅法強いマッチョな金田一に驚きましたが、本作では二枚目半で「神の使いのような無名の風来坊」を新たに創造していたことにも驚嘆です。 キャスティングも石坂浩二氏の金田一耕助、以後レギュラーになる加藤武氏などベストな配役ですが、中でも犬神松子を演じた高峰三枝子氏の高貴な風格、大量の返り血を浴びても実に美しかったですね。 『新世紀エヴァンゲリオン』『古畑任三郎』でもオマージュされている独特の文字デザイン(タイポグラフィ)も今観ても斬新。 そして何と言っても本作が劇映画初挑戦の大野雄二氏の劇伴。 テーマ曲「愛のバラード」は陰惨な物語のなかでの、美しいメロディの清涼感が強く印象に残ります。 公開当時も1976年度邦画第2位の特大ヒットでしたが、50年経った現在公開しても、これだけの完成度、ヒット確実でしょうね。とにかく出来が良いですね。
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