BPM ビート・パー・ミニット
120 battements par minute
2017 · ドラマ · フランス
143分
©︎ Céline Nieszawer



1990年代初頭のパリ。HIV/エイズの脅威は特に若い世代を中心に広がっていたものの、政府も製薬業界も対策に本腰を入れず、社会的にもHIV感染者に対し偏見や差別が持たれるようになっていった。そんな中、不安に駆られる感染者だけでなく恋人や家族など身近な人が感染し対策を訴える者、問題意識を持った者たちが活動団体ACT UP - Parisに集まり、エイズ患者やHIV感染者への不当な差別や環境を改善するため、デモ行進や政府・製薬会社への抗議、高校での性教育などの活動を行っていた。
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キャスト/スタッフ
レビュー
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挿入曲情報

Premier Club

120 battements par minute

Premier Club

What About This Love ? (Kenlou Remix)

La parade

Jeremie est mort du sida
ジュネ
4.5
エイズに対する政府や製薬会社の無策と徹底闘争を続けた「アクトアップ」を中心に描いたドラマ。同じ団体の中でも意見は対立を続け、マスコミや人々の関心を惹くためパフォーマンスに集中すべきか、交渉と対話の道を選ぶべきなのか、白熱した議論が展開されていく様子がドキュメンタリーさながらに映し出されるのが面白い。 とにかく本作は人の生きざまを克明に映し出していて、エイズの感染はショーンが語るように完全に自己責任の世界であり、陽性者とのセックスは極めてリスクが高い行為であるにも関わらず、彼はひたすらにナタンと愛し合うことを止めません。また、アクトアップでも先進派として常に批判や攻撃の手を緩めず、その姿には鬼気迫るものを感じます。 ショーンはまるで自分の生きた証を残そうとしているかのようです。彼の考え方や団体の方針を全面的に支持することはできないものの、映画全体から放たれる生と性に対する渇望には終始圧倒され、心奪われてしまいました。LGBTを扱った映画は今年本当に多いですけれど、その中でも格段にシリアスで生々しくて熱気ほとばしる一作でしょう。『BPM』文字通り、鼓動震わせる映画を見たい方には間違いなく今お勧めの作品です。
スズキ
4.0
生々しくて哀しくて力強く美しい、ドキュメンタリーを観ていると錯覚させる映画だった。 ビビッドカラーのパレードシーンと色味を抑えた日常シーン、デモシーンの喧騒とセックスの息遣いや痛みに耐える吐息のみのシーンなど、ギャップを巧みに使っていたところが引き込まれた。 主人公のショーンが序盤の活力に満ちた姿から終盤へと進むにつれ痩せ細り土気色に変わっていく姿が痛々しかった。観てるこちらに突き刺さるような衝撃を与えてくれたナウエル・ペル・ビスカヤーをはじめ出演人の役づくりと演技力は本当に素晴らしかった。 試写会にて作家・北村雄二さんのお話を聴いて、当時のHIV/AIDS患者やLGBTQを取り巻く社会や政府の対応とそれらに抗議する団体など、映画の背景を知ることで理解が出来なかった点を一本の線にすることができた。ただ初見または1990年代初頭を知らない世代には消化不良な作品になってしまう可能性もある。 ぜひホームページを一読してからの視聴をオススメしたい。
k.k
3.0
ドキュメンタリー映画を見ているかと錯覚する。映画を楽しく見るというよりも学ぶための教材感覚で鑑賞した方が良いかもしれない。
carol
4.5
当時の活動してる人たちの生活、考え方や活動内での討議の様子まで踏み込んでいた
七彩
5.0
全体を通してずっとお洒落で小気味がいい。多分それは狙ってやっていて、作中で何かを訴えるとき・抗議するときには飛び切り派手に、洗練されたものを同時に組み込んでいる。それは自分たちの核の部分を知ってもらえるきっかけになるからだとわかっているからで、この映画もまたACT UP PARISのやり方を手本に、物語の伝えたいことをお洒落さと、音楽と、愛で包んで訴えている。 途中途中で挟まれるハウスミュージックがとにかく良くて、フランス語で熱く討論される言葉も相まって、ミュージカル映画かと見紛うほどに音が良い。しかし最後のエンドロールは無音だった。アクティビストたちと映画の制作者たちからのエイズで亡くなった方々へのレクイエムだと思う。 出てくるアクティビスト同士の討論は、どれが正解かわからない。けれど、ここではどのメンバーの意見が正しいのかを観ている私たちに選ばせるのが映画の核ではない。こうしたアクティビストたちが抗議し続け、権利を勝ち取ってくれたおかげで今の私たちが生きやすくなったことをただ伝えているだけなのだ。この恩恵は自然に発生したものでは無いと。繰り返し出てくる『無知は敵、知識は武器』とはまさにこのことで、誰もがアクティビストになれとはいわないけれど、ただ何も知らずに恩恵を享受して生きていくことは辞めようと思わせてくれた。
Gauchi
3.5
最初はACT UPの運動が少し過激すぎて、これだと世間からの理解がさらに遠のく気がした。でもエイズに苦しみ弱っていくショーンの姿を見ていると、自分を死から少しでも遠ざけるにはその運動しかないんだなって、自分の命がかかっていたら当たり前だなと、思った。 討論のシーンはドキュメンタリーかと思うぐらいリアルで緊迫感がすごい。 エイズについての知識がほとんどなくて恥ずかしくなった。無知は罪と改めて感じた。
3.2.1.0
2.5
HIVって今では薬でコントロールがある程度できる病気と思っていたので、製薬会社が薬を製造するまでにかなりの時間がかかったってこと、知らなかった。HIVに感染=同性愛者・ヤク中・娼婦って根強い偏見があったし、血液感染するからそりゃなかなか進まないよね。 暴力的で鮮烈、そして、物悲しい革命。20代半ばまで必死に駆け抜けた青年の輝き。 とても美しかったけれど、だからこそ生を感じなかったのが残念。 そしてこれは本当に個人的な話だけれど、ナウエル・ペレ・ビスカヤーの顔が凄いタイプだった笑
いやよセブン
3.0
1990年代の初め、エイズは怖がられており、行政や製薬会社の動きは鈍かった。 パリではエイズ患者を中心に「ACT UP Paris」が組織され、命がかかっている自分たちの思いを伝えようと、かなり過激な運動を繰り広げていた。 主人公は男性エイズ感染者、この運動に参加してきた非感染者の男と恋におちる。 当時の自分自身の心の内を見透かされたようなセリフが痛い。
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