山間の小さな町に住む春野家の人々は、それぞれモヤモヤとした小さな何かを心に抱えている。長男の一(佐藤貴広)は、片思いの女の子が転校してしまったショックに打ちひしがれていた。後悔の念を乗せ、一の妄想なのか電車が走り去っていく。告白どころか、一度も声を交わしたことすらなかったのだ。もっとも声をかける勇気なんて初めからなかったのだが、そう思うとなおさら自分のふがいなさを後悔する日々・・・。一方、小学校に入学したばかりの妹、春野幸子(坂野真弥)の悩みは、ときどき巨大な自分の分身が勝手に出現し、家の庭先や、学校の校庭で自分のことをじっと見下ろしていることだった。「一体いつになったら、あの大きな自分が目の前から消えてくれるのだろう。」誰にも言えない小さな葛藤が、幸子を憂鬱にさせる。子育ても一段落した母の美子(手塚理美)は再開したアニメータの仕事に没頭し、他のことは上の空。引退したアニメーターであり春野家の祖父、アキラおじい(我修院達也)の指導のもと、日夜アニメ『スーパーBIG』のキャラクターポーズ研究に余念がない。催眠治療士である父のノブオ(三浦友和)は、アキラおじいと美子が自分に分からない世界で仲良くしているのが面白くなく、夫婦間に微妙なミゾを感じている。
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