코멘트
ひろ

ひろ

9 years ago

4.0


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윙스

영화 ・ 1927

평균 3.6

ウィリアム・A・ウェルマン監督によって製作された1927年のアメリカのサイレント映画 ・ 第1回アカデミー賞で作品賞と技術効果賞を受賞した ・ 中西部の田舎町育ちのジャックは土地の富家の娘シルヴィアに恋するが、隣家のメアリーの彼への想いには気付かなかった。そして、シルヴィアは名家の御曹子デヴィッドと相思相愛の仲。やがてアメリカが参戦し、恋敵の二人は同じ飛行機隊に入り、欧州戦線へ向かうことに…。 ・ 記念すべき第1回アカデミー賞作品賞受賞作品で、2012年の「アーティスト」が作品賞を受賞するまで、唯一のサイレント映画の作品賞受賞作品だった作品。空中戦映画の草分け的な作品でもあり、映画の歴史を語るならば、必ず通らなければならない作品だろう。 ・ リンドバーグが大西洋横断に成功した直後に上映されたのもあり、空前の大ヒットとなり、航空機ブームを巻き起こした。監督も元パイロットだし、第一次世界大戦でパイロットを経験した人達が多く出演している。スタントマン無しで役者が飛行機を操縦し、自ら手回しのカメラで撮影しているっていうんだからとんでもない。 ・ この映画の空中戦は本当にすごい。サイレントならではの迫力もある。この迫力はCGなんかじゃ再現できないだろう。「スター・ウォーズ」の空中戦が、この映画の空中戦を参考にしているのがよくわかる。地上戦も空中戦に負けない迫力がある。サイレントの殺し合いって恐ろしい。 ・ これだけ迫力の戦闘シーンがあるのに、この作品は反戦映画といった映画ではない。あくまで、恋敵であり親友である二人の友情と愛を描いている。戦闘シーンはど迫力なのに、恋愛パートになるとコメディみたいだからチグハグに感じる。本格的な戦争映画にしてもよかったと思うが、時代が求めるものが違ったのだろう。 ・ 主演の2人はあまり知らない俳優だったけど、劇的な展開もあって、けっこう熱くなった。まだ無名時代のゲイリー・クーパーがワンシーンだけ出演しているんだけど、これがすごい。端役なのに目力と存在感が有りすぎる。その後、大スターになったのも納得だ。 ・ ヒロインを演じたクララ・ボウがよかった。この女優のシーンだけ空気が変わる。とびきり美人なわけではないが、和ませる愛嬌がある。セックス・シンボルとしてスターになるものの、ゴシップ誌の餌食になり、女優を辞めてしまう。いつの時代もゴシップ誌は若い芽を摘んでしまうやっかい者だ。 ・ アカデミー賞が好きなら、第1回アカデミー賞作品賞受賞作品は押さえておきたいところ。後の作品に多大な影響を与えた空中戦も観ておくべきだろう。こういう草分けの作品を観てから現代の作品を観ると、映画というものの歴史を感じることができるから好きだ。映画をもっと楽しむために観てもらいたい。