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더 로스트 킹
평균 3.4
原題も「The Lost King」。 かつて悪名高いと言われた英国王リチャード3世の遺骨発見まで導いた中年女性を描いた実話ベースのストーリーです。 主人公の中年女性フィリッパ・ラングレー(サリー・ホーキンス)は持病のため職場で不当な扱いを受けている。 ある日、シェークスピア劇『リチャード三世』を観たことから、自分と同じように彼も不当な人物として認識されているのでは、と考える。 それから歴史研究に明け暮れ、とうとう彼の遺骨の埋葬地がわかってくる。 ここまでの経緯はフィリッパの前に現れる妄想か想像のリチャード3世の姿を含めてわかりやすかった。 夫ジョン(スティーヴ・クーガン)とは別居中だが、いつも2人の息子の世話もしっかり引き受けてくれる。 働く主婦で母親でもあるフィリッパに協力するのは当たり前だが、ジョンの存在はかなり大きかった。 それでもリチャード3世の遺骨発見に猛進する姿には不安もあったはず。 そしてどこの組織も権力者も人の成果を横取りする事に腹立たしくなった。 レスター大学や考古学者に発案したのはフィリッパ。 最初は相手にしないのに成果が見込まれると態度を変える。 さらに歴史的発見の報告も祝賀会も自分達の手柄のように広報する。 もちろんフィリッパ一人の立場だけでは難しいのはわかってるけど。 そもそも、長い歴史の中で戦に勝った者が敗者の印象を大きく曲げて伝えるのは恒例だと思う。 英国だけでなく、日本も歴史上の人物の偉業の裏にもいろんなドラマが埋められていると思った。 2012年に発掘された500年越しのリチャード3世の遺骨。 曲がった骨まで映るけど、ある種 ロマンを感じた内容でした。 蔑ろにされたり、逸る気持ちを抱えて奔走し、リチャード3世の名誉を回復するフィリッパ役のサリー・ホーキンスの演技もとても良かったです。