코멘트
cocoa

cocoa

8 years ago

4.0


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남아있는 나날

영화 ・ 1993

평균 3.5

ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏の原作で知られるこの作品。 製作は1993年なのでもう24年ほど前なんですね。 やっと本腰を入れて鑑賞、とても素晴らしい作品でした。 1920年代から30年代の回想を元に作品の中の現在は50年代、イギリスの公爵のお屋敷で執事として勤めるスティーヴンス(アンソニー・ホプキンズ)の視点からのお話。 世界は大きく変わろうとしている時にお屋敷には国内外から要人が頻繁に訪れます。 伝統と美学を持って完璧に雇い主に仕えるスティーヴンス。 それは雇い主が変わっても最後まで貫き通す彼の生きざまなのでしょう。 女中頭のミス・ケントンを演じるのはイギリス映画お馴染みのエマ・トンプソン。 執事スティーヴンスとのやりとりで恋心をわかってもらえない女性を演じます。 私はこのイギリス人お二人が大好きでたまりませんでした。 とても堅苦しいイギリス英語でのやりとり、お互いを尊重するあまり決して取り乱したりしない大人の会話、とっても好きです。 どこかジェーン・オースティンのいろんな作品を思い出します。 スティーヴンスが「執事が真に満足できるのは雇い主にすべてを捧げて仕えられた時だ。それには雇い主が地位と富だけでなく道徳的にも優れたものを持っている事が条件だ。」と話すシーンがあります。 まさにその生き方で生涯を人のために尽くして過ごす執事をアンソニー・ホプキンズが名演過ぎるくらいの演技力。 最後の方で屋敷に迷いこんだ鳩を外に逃がすシーンがあります。 飛んでいく鳩を数秒見つめるスティーヴンスの表情、何を思っているのでしょうか。 物語は地味で退屈する人もいるかもしれませんが英国の古いお話が好きな私にとって大切な作品になりました。 「日の名残り」と言う邦題もぴったりの素敵な作品でした。