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노웨어 스페셜
평균 3.9
原題は「Nowhere Special」。 「特別じゃない」とかの意味。 「おみおくりの作法」のウベルト・パゾリーニ監督の久々の新作で、今回も観た後にずっと心に残る良作でした。 北アイルランドのベルファストに暮らす33歳のジョン(ジェームズ・ノートン)は4歳の一人息子マイケルを育てるシングルファザー。 ジョンは余命宣告されていて彼の亡き後にマイケルを託す新しい家族を探していた。 マイケルのためにたくさんの里親候補を訪ねるジョン。 何が本当に必要なのか、マイケルにとって何が良い選択なのか…。 そんな父親ジョンとマイケルを描いたストーリー。 実話です。 オープニングで映る家々や窓がとても印象的。 ジョンは窓拭き清掃員として働いている。 顧客の家の窓から見える他人の暮らしぶりを見て何かを思うジョン。 マイケルと同じような子どもが広い子ども部屋にたくさんの車のおもちゃを所有していたり。 労働者階級のジョンはおそらく豊かな生活資金などないように見えた。 ジョンの余命が短いというのは福祉局にとっても珍しいケースらしい。 マイケルの里親候補を訪ねる時も親身になって付き添う職員がショーナ。 何を持って判断するか、揺れるジョンの表情がとても胸にグッと来る。 里親になろうとする理由も様々。 経済状況も様々。 でも、マイケルに一度あげたぬいぐるみを返してもらう家族、ついでに電車の模型を見せ、精密だから触れるのは大きくなってからと言われるシーンには絶句。 それでも礼儀正しくお礼と挨拶をするマイケル…。 裕福で大きな家で…、そんな事を願っていたジョンの心が揺れ動く姿は痛々しかった。 ジョンはおそらく仕事と子育てで精一杯で友達がいないようだった。 でも彼の頑張りはパブでも自動車修理工場でもたくさんの人が理解を寄せてくれていた。 まだ「死」を理解できないマイケルに公園の昆虫の死骸から説明したり、「死ってなに?」の本を読ませるジョン。 窓拭きの仕事の車を売り、マイケルと遊園地で遊ぶシーンは何だかたまらなくなり涙が出てしまう。 「パパはずっと一緒にいる」と話したこの時をマイケルは覚えているのだろうか。 「思い出ボックス」に詰めたたくさんの手紙や小物。 ママの写真や手袋も入れていた。 全編に及んで静かな演技、カメラワーク、音楽がストーリーをとても引き立てていた。 難病ものや家族の生死による別れを描く作品はドラマチックなものが多いけど、こちらは本当に静かに物語を刻んでいます。 それは特別な事ではなく、誰にでもあり得る事なんだと伝わってきます。 ジョンを演じたジェームズ・ノートンは「赤い闇…」でも素晴らしかったけど、こんな押さえた演技でも引き付けられました。 マイケル役のダニエル・ラモント君は実際にも4歳だったとか。 パパを見上げる一途な眼差しが最後まで雄弁で素晴らしかった。 「ようしって何?」 「ようしはやだ。」がとても切なかった…。