코멘트
腐りきった社会の底辺で蠢くアーサーが悪のカリスマ・ジョーカーへと変貌を遂げていく過程で、作り手たちは観客の同情を引く為にいろんなものを彼に背負わせている。それが反対に、アーサーをそこら辺にいるチンケなチンピラ風情にしていることがよく分かっていないのか。 こんな恵まれない境遇なので必然的に悪に染まっちゃいました、だと!?笑わせるんじゃないよ。 確かに現代社会ではこのアーサーのように貧困、虐待、奇病、失業、誇大妄想などが要因となって、犯罪者にまで身を落としてしまう人間は多いかもしれない。 だが、底知れぬ狂気を秘めた人間ちゅうのは、常人の思いもよらないドス黒い闇を心に抱えているはずである。そのような怪物が、アーサーのように父親と思しき人物に女々しく会いに行ったりするだろうか。私は大いに失望させられた。 狡猾で、頭脳明晰で、この世の悪の頂点に君臨しようとする究極のヴィラン、それがジョーカー様だろーが!人々を常に不安と恐怖のどん底に陥れる、最凶のプリンスでなければならないのだ、彼は! ちゅうか、監督自身が本作で描いたジョーカーが「バットマン」とはいっさい関係ないと言うてしもたらあかんがな(その後この発言を撤回しているが…)。 私的にはアーサーは本作のオマージュとして捧げられている「タクシー・ドライバー」のトラビスではなく、「時計じかけのオレンジ」のドラッグと凄惨な暴力行為に明け暮れる不良少年、アレックスのイメージであって欲しかった。 今やハリウッド屈指の名優となったホアキンの綿密に計算された演技力がなかったら、とてもじゃないが最後まで見れたもんじゃなかったと思うよ。それだけにホアキン〈ジョーカー〉が、これで見納めになってしまうのは残念でならない。
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