코멘트
cocoa

cocoa

7 years ago

4.0


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디 아더 선

영화 ・ 2012

평균 3.5

これはずっと観たかった作品で期待通りの一本でした。 2012年製作のフランス映画。 イスラエルで暮らすフランス系ユダヤ人のヨセフとパレスチナ人として分離壁の向こうで暮らすヤシン、ともに18歳になる二人の青年の話です。 湾岸戦争の混乱の中で同じ保育器に入って取り違えられた二人。 お互いに18歳ともなればその事実の重さ、大きさに戸惑い葛藤をします。 印象深かったのは青年の母親たち。 病院から説明される場でそれぞれ夫婦が初めて顔を合わせるのですが、事実の重みを感じながら本当の息子の写真を交換します。 「母」という産む性のせいか、嘆くことよりも写真の息子の存在を愛おしく思ったり。 (もちろん今まで育てた息子の事も大切に思える…そんな懐の深さはじんわりしました。) 対照的に父親たちはとても複雑。 様々な問題で対立するイスラエル人とパレスチナ人ですからその苦悩も大きい。 そしてヤシンの仲の良い兄の強い拒絶も理解できました。 大切な弟ヤシンが突然敵対する相手になるのですから。 物語はヤシンがヨセフのアイスクリーム売りを手伝ったり、ヨセフがヤシンの家を訪れ気まずい食卓につき突然歌うシーンが印象的。 ヤシンの父親も音楽を好み、ヨセフの音楽に対する夢を聞き、一気に心がほぐれた瞬間でした。 反発していたヤシンの兄の表情も和らぐ時間でした。 自身のアイデンティティが根本から揺らぐ取り違えの事実。 もちろんすぐには解決はしないけれどヨセフとヤシンのしなやかな考え方や両家の交わりを温かく感じられました。 実際のイスラエルとパレスチナの関係は非常に厳しい現実があります。 この作品は中立?するユダヤ系フランス人の女性監督が作ったのでバランスを保てた内容になっているのも事実でしょう。 最後のヤシンの「僕の両親?君の両親?」の台詞がなかなか深いものでした。 もう一度観たいと思わせる、私にとっては大切な一本でした。