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너는 영원히 그들보다 어리다
평균 3.6
芥川賞作家、津村記久子さんの原作は未読です。 こちらの小説「君は永遠にそいつらより若い」は太宰治賞受賞。 就職も卒業も決まっている大学4年生のホリガイ(佐久間由衣)は手持ちぶさたの日々を送っている。 ある日、同じ大学の3年生イノギ(奈緒)と知り合う。 ホリガイはイノギの抱えている過去や、同級生男子の突然の自死などそれぞれの問題を改めて考える……そんなストーリー。 最初は大学生独特な居酒屋コンパでのホリガイのシーンはまったく引き込まれなかった。 枝豆をぶつけられても反論しないで冗談で濁す…こんなキャラなのかと思った。 考えがとっ散らかっていて自分に自信を持てないと言うが、その割に早めに単位は取得、「児童福祉司」と言う公務員職の内定もあるのは案外そつがない、なんて思った。 そもそも卒論用のアンケートの件はむき出しの紙に親の職業、年収を記入させ、「育った環境と将来の成功ビジョンの関係」をテーマにするって協力したくない(笑) その上、出来上がった卒論も中途半端なものだったなんて…。 さて奈緒が演じるイノギの登場で雰囲気は一気に変わる。 初対面でノートをコピーさせて!と迫るホリガイに困惑するイノギ。 目深に被るニット帽は奈緒にいつも似合っているがその理由に後で驚く。 矢継ぎ早にしゃべるホリガイに比べ、言葉を選びながらボソッとしゃべるイノギ。 ぷよぷよをずっとやっている姿は現実を少しでも忘れたいからだろう。 後半になって重い出来事があらわになるのですが。 子ども時代に男子2人にボコボコにされたホリガイよりもイノギの身に起こった事件は比較にならないほど辛いこと。 その痕跡を隠すことに一生懸命なイノギの表情にはグッときた。 終活セミナーで「清潔感がない」なんて言われて、その後休学して小豆島に帰ったイノギ。 ホリガイの「児童福祉司」になった動機を聞いた時は説得力がないと思ったが、同級生のホミネがネグレクトの子どもを助けた事、その後ホミネが死を選んだ事でホリガイの意識が一歩前に進んだように見えた。 だから小豆島まで会いに行ったのだろうな。 社会の闇や暴力、人の痛みに気づく難しさなどを要所に描いた内容で、原作や映画のタイトルの意味は途中でわかる。 そしてホリガイよりもイノギの生きてきた今までを想像するだけで辛くなった。 今まで「不思議ちゃん」の役が多かった奈緒さん。 今回はとても良かった。 「その場に行って助けてあげたかった」なんて言われたら心の傷もちょっと癒える…そんな事を感じました。