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파리, 밤의 여행자들
평균 3.4
原題はフランス語で「Les Passagers de la nuit」。 「夜の乗客」の意味です。 (ちなみに作中の深夜ラジオ番組の名前です) 1981年、ミッテラン政権誕生の祝賀モードのパリが舞台。 夫が恋人の元に出ていき、離婚が決まったエリザベート(シャルロット・ゲンズブール)。 娘と息子を養うために初めて仕事を探す。 深夜ラジオ番組の電話受付の仕事に就き、家出少女タルラと知り合い家に住まわせる。 そんなエリザベートの家族の7年を描いたストーリーです。 『アマンダと僕』のミカエル・アース監督作品で、彼が過ごした80年代のパリの記憶をたくさん散りばめた映像でした。 (失礼ながら)シャルロット・ゲンズブール出演作にはあまり惹かれる事がないのですが、作品数は多いですね。 今回の家族の話も特別なストーリーではないです。 見所はラジオパーソナリティー役があのエマニュエル・ベアール、存在感が強い。 そして家出少女タルラは若く急逝したパスカル・オジェがモデルらしい。 エリザベートは夫の残したアパートで暮らしている。 広い窓があって贅沢な住まいに見える。 経済的に困窮していると言って父親に助けを求めているが、あまり逼迫している印象はなかった。 子どもの養育と言っても、娘は大学生、息子マチアスは高校生。 母親よりはしっかりしている印象があった。 そもそも貧困なのにタルラを何度も保護できるか? そんな事はいろいろ感じたストーリーです。 当時のパリの実風景を入れて雰囲気はとても良い。 映画館の描写も良くて、壁のポスターにも目が離せなかった。 (『パリ、テキサス』のポスターもあったな~) 当時の音楽もさりげなく、家族のお気に入りのジョー・ダッサンの曲「Et Si Tu N’Existais Pass♪」が極めつけだった。 いかにもフランス的な話。 煙草は欠かせないし、いくつになっても恋は不可欠、さらに「詩」に特別な思い入れを持っている。 観終わってみると母親役のシャルロット・ゲンズブールよりも息子マチアス役のキト・レイヨン=リシュテルが印象深かった。