
星ゆたか

애니멀 킹덤
평균 3.7
2025.11.10 2023年🇫🇷フランスでヒットしたという。 近未来、原因不明の突然変異によって、人間の身体が徐々に〖動物〗化していくパンデミック(感染?爆発)していくアニマライズスリラーです。 3月に見た「落下の解剖学」等と共にフランスのセザール賞を賑わした作品との事。 主人公·フランソワ(ロマン·デュラス)の妻が、その“新生物”と言われる“奇病”によって、病院で投薬治療で隔離されて3ヶ月。 息子·エミール(ポール·ギルシエ)と共に、その見舞いに病院へ。 途中渋滞道路で“新生物”運搬中の車から暴れ出す“鳥人間”と管理する警護人らとの描写をまず見せ、この映画の世界観を示す。 彼らは母の移送先場所に近くに、2週間限定の住居を借りて『見守ろう』としていた。 父は平日は歓楽店で働き、息子は近くのハイスクールに通う。 そんな折、母等を乗せた移送大型車が事故で湖に転落。 死傷者と共に近辺の森へ放たれた“新生物”の中に、どうも母もいるらしく。 休日に彼ら父子は森へ単独で捜索に出る事に。 前半の時折登場してくる“新生物”の外観容貌への“違和感“が。 去年7月に見た「ボーダー2つの世界」(18)という映画の“醜い”(人から見た解釈)動物性特殊人間を想い出させた。 この映画の“新生物”からなる❬人種差別·移民·分断❭を内包する【寓話性】が文化人の教養に理解され安いのは。日本などより、欧米ならではの地域性もあるような気がした。 私などが最初に感じた“違和感”は。 〖ルッキズム〗日本語の[外見至上主義]からで。 つまり外見の容姿や見た目で相手を判断したり(私は差別はしないと自負)、身構えたりする感性は。 人種差別や移民·難民等の諸問題から、普段は遠のくて。 しかしながら外国人労働者とは、何の偏見もなく(少なくとも容貌は動物等の変形でなく、障害もありの“普通”だから)接する事は出来。 むしろ日本人より時に分かり合える感覚を持っていると思う。 この映画は“新生物”化した当事者や家族の戸惑い·葛藤と。 社会の差別·恐れ·分断からくる“揺らぎ”を描いたもので。 言わば心理的SFモンスターパニック”映画という感じか。 だから、“新生物”がどうして生まれたか? 遺伝子問題か、感染はするのかしないのか等の疑問への答え。 またその治療方法や隔離や取り締まり等の実態に迫ったものではない。 この映画の一般人の反応も、例えばコロナ禍の2·3年後と同様に。 『恐れと排除と現実逃避』(この場合の“逃避”とは困ったな程度の諦観)のパニック状況を通過した現況の私たちと近いと言えるかも知れない。 今後更にこの様な映画は受け入れられていく感じがする。 この映画では特に“鳥人間”と主人公息子の“狼人間”、更に母親の“熊人間”等がクローズアップされていて。 ここで、いささか話が脱線するが。 この2025年の秋日本の各地で大問題になっている【熊騒動】が、もしかしたら“熊人間”の仕業なんて…!? 異様な人間社会への近付きと。人間への攻撃性に。 単なる異常気象からなるドングリの不足や人間社会の食べ物に味をしめた結果だけでない、不思議な“司令塔”の様な目に見えない動きを感じてしまうのだ。 話を映画に戻し、描写としては爬虫類や軟体動物そして昆虫まで登場させているが。 他の国の状況や“新生物”出現から3年後の世界の設定なら。 まず考えられる“新生物”の2種類位に絞って展開した方が良かった様な気がした。 それじゃないと、世界観が拡がり過ぎて、二時間強のフイルムでは描ききれなかったし。 余分な“新生物”焦点世界の上で、邪魔な要素の印象になったかな!?。