
てっぺい
4.0

메리 포핀스
영화 ・ 1964
평균 3.7
【振り切れたメルヘンっぷり】 アニメと実写共存のミュージカルダンスがピカイチ、満載のメルヘンっぷりはもう度を越している笑。感じる裏テーマも骨太、終始笑顔で口角上がりっぱなしの映画。 ◆概要 出演は本作でアカデミー主演女優賞を獲得したジュリー・アンドリュースら 。また劇中歌「チム・チム・チェリー」で同歌曲賞を受賞。 ◆ストーリー やんちゃな子供たちの元に、風に乗ってやって来た不思議な家庭教師メリー・ポピンズ。優しくて美人で、おまけに魔法まで使えるメリーに、子供たちは大喜び。ところが彼らのパパは型破りな彼女を快く思わず……。 ◆感想 メルヘン満載。55年前の映画ながら、ディズニーの夢の世界観が映像としてこれでもかと巧みに表現されている。指を鳴らすと整理されていく部屋や、アニメの動物達と実写で踊るシーン、空中での笑いの止まらないお茶会、みんなでススだらけになる清掃人ダンス。それらの全てが童心をくすぐりまくる、夢の世界。子供の頃、“こんな事が起こればいいのに”とイメージした映像そのものが延々と続く映画だった。流石のディズニー、そしてディズニーの真骨頂がすでにこの時代に具現化されていたのだと感じる。 映画は時代を反映する鏡とはよく言われる事で、時報がわりに大砲をぶっ放つあたりや、ママが“女性に選挙権を!”と叫ぶあたりがまさにそれ。女性蔑視がまだ露骨に残っていた時代に、なんでも叶えてしまうメリーポピンズという女性が活躍するこの映画が生まれたことは、この映画が単なる夢見心地映画ではなく、女性の地位向上を訴える、重要な裏テーマがあったに違いない。 子供との時間を取れず、気持ちを理解してあげられないパパ。そしてそのファミリーの前に現れ、子供達を夢で満たし、最終的にはパパの気持ちを開放させ、そして去っていくメリーポピンズ。映画としてハッピーエンドにならないわけはないのだけど、きちんとメリーポピンズがやってきた意味を持たせている点がこの作品の骨太さにも繋がっていると思う。 あとはやっぱり、ジュリー・アンドリュースの美しさ。何やらせてもどの角度から見ても美しいってすごい笑 今度リターンズが公開されるので予習がてらの鑑賞だったけど、予想を上回るメルヘンっぷりに、楽しみが増すと同時にこれを超える作品というプレッシャーがいかほどなのか、いろんな意味で期待が高まる。“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス”!(おそらくリターンズでも出てくるだろう笑)