
星ゆたか

신성한 나무의 씨앗
평균 3.6
2026.2.1 🇮🇷イランのモハマト·ラスロフ監督(72.11.16生)が正に“命懸け”で製作した映画。 前作「悪は存在せず」(20)ベルリン映画祭金熊賞受賞にも関わらず。 『体制プロパガンダ!』と政府から見なされ、監督を拘束し、映画祭にも欠席させた。 本作もオンラインで監修し、内容が『イラン政府を批判した』として。国家安全保障に反する罪で。 懲役8年.鞭打ち.財産没収の実刑判決を受けたとかで。 徒歩で国外脱出.🇩🇪ドイツ亡命に成功。カンヌ国際映画祭(世界にアピールする為に、映画祭に28日かけて出席する)で特別賞、米国アカデミー外国映画賞には、国代表としてノミネートされたそうです。 主演のシシャラ·ザラ(夫役)さんとソヘイラ·ゴレスター(妻役)さんにも出国禁止令、製作カメラ押収、音響技師出国禁止等の弾圧を受けたというから、正に映画製作は命がけだ!。 イラン映画製作関係者の言う所に。 『いつもこの映画が最期の作品か⁉️』と言う想いで作っていると言っているのも頷ける。 題名の『聖なるイチジク』とは。 仏教やヒンドゥー教では神聖視される菩提樹で。 その中でも『締め殺しのイチジク』なるものがあって。 これは鳥の糞に種が混じり。 それが他の樹の枝や幹にかかり、そこから発芽し。 気根が幹を覆い養分吸収し、やがて土壌に伸び。 大成し、宿樹を“締め殺す”所から、結果宿樹を枯らしてしまう性質を持つ事を言って。 この映画ドラマの構成に。 つまり娘は親の庇護の中でヌクヌク成長し、自分を主張するようになり、やがて親を殺して終う、この映画の物語に隠喩している。 映画は2022年9月13日イラン女性マフサ·アミニ(22歳)が。 ヒシャブ(☪️イスラム教の女性が髪を外出の際に隠す布)の着用方法が不適切だと。 テヘランの道徳(風紀)警察に逮捕され。 普通は指導し帰されるのだが。車の中で暴行(身体に打撲の後)され。警察では心不全(持病とし)で亡くなったと発表したので。 女性中心のデモ(『女性·命·自由』『ムッラー-イスラム教の男性の尊称-消えろ-のスローガン)が抗議運動に拡がった事を題材にしていて。 それを、映画の中では一般の人のスマホの当時の映像が実写でモンタージュ(現実とフィクション)され劇的効果をあげている。 物語は、父親が調査官(予審判事)に昇進され家族もワンランク上の生活が保障されたが。 それは国家の指示に従い、反政府デモの逮捕者を起訴し、不当な刑罰を下す役割で。 市民の怒りの矛先を向けられる事になり。 上司から護身用の銃が渡される。 それがある日、家のいつも置く、机の引き出しから紛失し。 この事は、仮に銃が出てこないと役職からは下ろされ、実刑三年の刑罰を受ける事になるので、上司も本人も大慌てになる。 しかも父親は、それまでの意の向かぬ仕事のストレスも相まって。 これは、あきらかに、妻や娘が盗んだと疑心暗鬼にとりつかれる。 また悪い事に、そんな最中に、彼の顔写真と存在場所がインターネットで拡散し。 ちまたの人全てが、この顔を見れば、皆怒りの視線に見られ、怖くなり。 妻子を連れて、故郷へ逃避行に出る事になるのが最終章だ。 前半と後半との映画における家族の信頼が崩壊する“差”の作劇が凄い!。 父親は妻や娘を、逃亡先の家の中の個室に監禁するまでの異常行動に出るようになるのだ。 そこで起きたのが。 前記した『締め殺しのイチジク』現象だ。 娘は親の宿樹でヌクヌク成長し。 遂に親を締め殺して終う事になるのである。 銃を盗んだのは誰だったのか⁉️。 そして親を締め殺す迄になるのは誰❓️と。