
sawa

조도로브스키즈 듄
평균 3.5
ホドロフスキー監督が、スタッフやキャストを集め、詳細な絵コンテまで作成したものの、長大過ぎる上映時間や膨大な製作費により映画会社から断られ、作られる事のなかった、幻の「DUNE」という作品。どのように構想されたのか、その経緯とその幻の作品が後世に与えた影響を語るドキュメンタリー映画。 監督の過去作が、あまりにも悪趣味でカルト的なので、一体どんなヤバい人なんだろうと思ったら、明るく楽しいおじいさん。「こーんなにすごい映画だったんだよ」と楽しそうに語る。 偶然見つけたバンドデシネの作者をスカウトしようと探してたら、たまたま向こうがやって来たとか、キャストとしてスカウトしたダリから「君は砂に落ちてる時計を見つけた事があるか?」という謎の問いに機転を利かせたとか、初対面の俳優がいきなり自分の60ドル分のビタミンCを全部飲んだ(なぜか嬉しそう)とか、絶対盛ってるエピソードが楽しい。 確かにすごい構想で、絶対面白そうと思うのだけど、映画会社から「1時間半にしろ」と言われ、「12時間、いや20時間じゃなくちゃ嫌だ」ととんでもない要求を曲げずに交渉決裂。 主役として2年間毎日6時間もノーマーシーな武芸の稽古を続けさせられた息子(彼が、「この映画が公開されていれば僕の人生は今と違った」と語る所、とてもしんみり)もガッカリする中、何とデビット・リンチが監督で「DUNE」が公開されると聞いて大ショックなホドロフスキー。 息子に無理やり連れて行かれ、始まる前は今にも泣き出しそうだったと、ホドロフスキー。「ところが、映画が始まるとだんだん元気が出てきたんだ。あまりのひどさに嬉しくなった!大失敗だぁ!!!」とニコニコなホドロフスキーに大爆笑。このシーン、知ってはいたけどそれでも笑っちゃう。思い出しても笑っちゃう。 それでも、この幻の作品が後世の作品にこんなに影響を与えたんだという最後のパートは感動しました。ホドロフスキーのキャラクターもあって、すごく良いドキュメンタリーでした。