코멘트
cocoa

cocoa

6 years ago

4.0


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나의 마지막 수트

영화 ・ 2017

평균 3.6

原題は「El ultimo traje」、英題は「The last suit」ですが、邦題の「家(うち)へ帰ろう」がとてもマッチしていて感慨深い作品です。 アルゼンチンに暮らす88歳の仕立て屋アブラハムは家族によって老人ホームに入れられることになる。 ユダヤ人のアブラハムはかつてポーランドに暮らしていて、70年前に別れたきりの親友に会うため一人旅立つ……そんなロードムービーです。 主人公のアブラハム(ミゲル・アンヘル・ソラ)は頑固で偏屈なおじいちゃん。 最後に家族で過ごす時間も一筋縄ではいかない。 でもそれ以上に可笑しかったのは写真撮影に入らない孫娘ミカエル。 iPhone6の料金を賭けてお小遣いのやり取りで対等にやり合うシーンが面白い。 さて、家族に内緒でマドリード経由でポーランドを目指すアブラハムでしたが様々なアクシデントが起こります。 ホテルの女主人やパリのプラットホームで出会ったイディッシュ語(ユダヤ語)を話すドイツ人女性、そして最後はポーランドの病院の看護師の女性、これらの三人の女性に助けてもらいながら目的地を目指すアブラハムでした。 彼自身がホロコーストの生存者で足は悪く、腕にはユダヤ人の囚人番号が刻まれていました。 ちなみにマドリードに住む娘クラウディアの腕にも囚人番号のタトゥーがあり気になりました。 当時の虐殺や収容施設などの描写はないけれど、アブラハムが思い返す回想シーンで充分悲惨さがわかりました。 彼がスペインからフランス、その後決してドイツに一歩たりとも通らずにポーランドに行くことに執着する気持ちは当たり前。 でもパリのプラットホームで出会ったドイツ人のイングリッドとの関わりでドイツの地を踏む決心がついたシーンは温かい。 そしてやっとポーランドの町「ウッチ」に到着。 (この地名が邦題に生かされていますね!) 70年前にホロコーストから救ってくれた親友ピオトレックを訪ねる時、「会えないことも会うことも怖い」と言うアブラハムの気持ちは何とも言えませんでした。 そしてラスト、何も言葉はなくても表情で演じられるアブラハム役のミゲル・アンヘル・ソラには脱帽。 「家に帰ろう」のシーンはかなり心にグッと来ました。 仕立て屋だけあってスーツ姿もかなりのお洒落で粋でしたね~。 と言うことでなかなか見応えのあったスペイン、アルゼンチン合作映画でした。