
はしやすめ

노벰버
평균 3.4
2022년 12월 12일에 봄
マルケータ・ラザロファーを観た時も思ったけれど、この手の映画はおとぎ話や絵本のごとく自分でナレーションをつけないと、ストーリーを知らない異国の人間は付いていけない。「そしてリーナは貴族の女が着るようなドレスを着て、黒のベールをかぶり、貴族の娘になりすまして愛しのハンスに会ったのです」みたいな。(でも原作か2000年に発表されたというのが信じられない。昔から語り継がれた土着の話じゃないの?) 今はまとめられないので箇条書きで面白かった点を。 ・クラット(契約悪魔)が農具や雪だるまから出来るあたりがとてもアニミズム ・悪魔と契約出来、しかも悪魔を騙そうとする時点でかなり異教徒的存在なのか? ・死者も普通に人間が演じるし、食べるしサウナにも入る(日本なら風呂に入り穢れを落とすに通じる) ・おそらく農民=野卑で知能が低い=農具のクラットは形も歪で知能が低い。雪だるまのクラットは人型のようで水だったときの記憶があるから知能が高い ・頂いた聖餅を食べない農民=カトリック教会からすれば異教徒的存在 ・イエス様は我らが死なないよう糧を与えてくれるはずだから、聖餅の弾丸で打てばきっと獲物がとれるはず=異教徒的都合の良い解釈であり、それだけ生活の糧に困っている ・村人がクラットに自分が望むことをさせる=為事をさせる、盗みをさせる中、ハンスは雪だるまクラットから貴族の娘を口説けるようにどんどん詩的な表現を手に入れていく。だが貴族の娘に扮したリーナにすら何も伝えられず、リーナもひたすら見つめるのみで、ようやく最後にキスしたくらいで、覗き見していたハンスの父?からは二人とも馬鹿だなと言われる ・リーナは死と引き換えに金を手に入れたが、もしそれで貴族になったとて、すでに愛しのハンスはいない。 ・雪原のシーンが水墨画のように美しい。 ・貴族の娘の死体を乗せた花で飾られた真っ白で美しい荷台と、ハンスの死体を乗せた藁が敷き詰められた木で組んだだけの荷台がすれ違う時の皮肉よ。 観て良かった。