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てっぺい

てっぺい

6 years ago

4.0


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호텔 뭄바이

영화 ・ 2018

평균 3.9

2019년 09월 28일에 봄

【閉じ込められる映画】 始まりから終わりまで、緊張感ぶっ通し。テロリスト側の人物像まで掘り下げられ、劇中の全登場人物が常に迫られる“選択”に、まるで自分もホテルに閉じ込められたような感覚になる2時間。 ◆概要 オーストラリア・インド・アメリカ合作のスリラー映画。 出演は「LION ライオン 25年目のただいま」のデブ・パテル、「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマーら。製作総指揮にはデブの名も。監督は、本作が長編初監督作となるアンソニー・マラス。 ◆ストーリー 2008年11月、インドの五つ星ホテルが500人以上の宿泊客と従業員を人質にテロリストによって占拠された。極限の状況下で、特殊部隊の到着まで数日という過酷な現実を前に、人々の誇りと愛に満ちあふれた脱出劇が描かれる。 ◆感想 圧倒的な緊張感。そして伝わってくる様々なメッセージ。映画としての見応えと、そのジャーナリズムとしての存在意義が非常に高い。鑑賞後、心にずっしり何がが残る一本。 ◆緊張感 船でムンバイに到着する集団がテロリストであると推測させる冒頭から、壮観な佇まいのホテルムンバイ俯瞰のプレエンドロールまで、緊張感が一切消えない。銃撃の生々しさはもちろん、ホテル内の様々な人間が常に選択を迫られるシーンの連続。まるで自分もホテルの中に閉じ込められてしまったかのような、常に選択を迫られているかのような2時間だったと思う。 ◆人物背景 「15時17分、パリ行き」や「パトリオット・デイ」、数々のテロを描いた作品はあれど、この映画の特徴の一つは“テロリスト側の人物像”も掘り下げているところ。ホテルの内観に“まるで楽園だ”と話す“田舎の青年”のような純朴な一面や、家族に電話し金の振込を気にする、家族愛のあるシーンも。純朴な田舎の青年達が、宗教の違いを理由に巧みに首謀者に騙され、犯行に至った、彼らもまた被害者だった、そんな風に描かれていたと思う。 ◆メディアの在り方 テレビで報道されるホテルの状況から、首謀者が現場に情報を伝え、被害者が増えた描写も。おそらく事実なのだろうけど、報道に職業柄携わっている自分にとって衝撃でありつつ、報道の自由と犯罪に加担しかねない側面との、ジレンマの根本を突かれたような気がした。 ◆ジャーナリズム 2008年当時、この事件がどこまで日本で報道されただろうか。500人以上のホテル内の人のうち犠牲者は32人。それは“お客様は神様だ”と話す料理長をはじめとする、ホテルスタッフによる姿勢の賜物。32人の犠牲者の半数以上はそんなホテルスタッフだった。“30年以上働くこのホテルは私のホームだ”のセリフや、脱出中先頭と最後尾を守るスタッフ二人に、上記のような史実が映像としても伝わってきたし、自分の記憶としてもしっかり刻まれた。ホテルムンバイにいつか行ってみたいと思わせる、存在意義が非常にある映画だと思う。 ◆ 「LION ライオン 25年目のただいま」も「君の名前で僕を呼んで」もすごく好きな映画なので、デブ・パテルとアーミー・ハマーに大注目だったけど、映画全体として見事にハードルを大幅に超えてくれました。東京オリンピックを控え、テロが決して対岸の火事ではないご時世。何も起こらないことを切に願います。 充実した2時間で、その後のレビュー作成のこの時間もなんだか充実!素晴らしい映画でした。 ◆トリビア 監督は、膨大な資料を読むうちに「加害者も我々と同じ人間であり、人間的な存在として描くほうが重層的になると考えた」と語っている(https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d8ad4b4e4b0c6d0cef3787d)。