코멘트
2019年198本目はバラク・オバマ前大統領がベストワンに選出したことでも知られます、『ブラインドスポッティング』。 -------------------------------------------------- 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がかつての古き良きアメリカを切り取るドラマなら、こちらは現代の複雑なアメリカの縮図を浮かび上がらせる一作です。舞台となるオークランドは全米でも屈指の犯罪率・貧困率・人種の多様性を誇りますが、その全てが映画のあちこちにチラついて見えます。特に昨今進行する「白人化」が町並みから見ても一目瞭然なのが面白いですね。 -------------------------------------------------- 黒人側のコリンの描き方は普遍的で、同じくオークランドを舞台にした『フルートベール駅で』を彷彿とさせるものがあります。しかし、これまたオークランドの特色であるヒップホップカルチャーを使って怒りや哀しみが見事に表現されており、本作無二の魅力になっていることは間違いありません。 -------------------------------------------------- 対して、後半でより鮮明に浮かび上がる白人のマイルズが抱える葛藤は、まさにタイトル「ブラインドスポッティング」が指し示す名の通り。見ているこちらも虚を衝かれる思いに駆られますし、長年幼馴染みとして過ごしている二人の間にも大きな隔たりができていたことに驚かされます。 -------------------------------------------------- とまあ、短い尺の中にも「見応えしかない」優れた力作で、これが長編初監督作とは到底信じられないです。
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