코멘트
星ゆたか

星ゆたか

8 months ago

2.5


content

동란

영화 ・ 1980

평균 3.2

2025.7.4 「八甲田山」(77)でタッグを組み大成功した森谷史郞監督(48歳)と高倉健さん(同年齢)が。 吉永小百合さん(34歳)を迎え。 昭和7年から11年に掛けての激動の時代を生きた男女の生き様を描いた作品。 脚本は「戦争と人間」(70~)等の山田信夫(47歳)。 高倉健さんの演じた陸軍大尉は。 モデルに❬二·二六事件❭に関与した皇道派·安藤輝三大尉(1905~1936)とされている。 そういった歴史の上での映画ではあるが。 大衆的趣は、男女の恋愛。 貧民徴兵の弟(永島敏行)の脱走(死刑)の原因となった姉(吉永小百合)の身売り。 そこで、この姉弟に思い入れがあった大尉が。 後に女郎になった彼女と朝鮮で再会し。憐れんでか。 福井の自宅に妻(身体の関係無し)として身受けし。 緊迫した状況の中、一緒に暮らす高倉健との男女の心情にある。 それから、この昭和暗黒史に残るクーデター事件は。 当時日本陸軍内にはその叛乱を起こした皇道派と。 上層部の占める統制派と分かれており。 安藤大尉等の皇道派は。 貧民出の兵隊が多く。 昭和恐慌と農村の貧困や娘の身売り等で苦しめられており。 反して陸軍上層部の人たち。 天皇の側近や政治家、財閥(巨大企業グループ)等との繋がり。 彼らの私利私欲に走る実態に不満を抱いていた。 そこで軍部圧力の強力内閣でなく。 皇室を中心とした『一君万民制』(擬似的民主制復元·昭和維新)を目指すべく、若き安藤大尉に同意した兵士が集結した。 1931年2月26~29日(大雪)に掛けて1483名が首相邸や陸軍本部等を占拠し。 その内、9人を殺傷した。 これらのクーデターは、上層部の『容認した』形の上での実行であったが。 内情を知らされてなかった(軍部の腐敗や汚職)昭和天皇は激怒した❗️。 そこで直ちに、2万の統制派の大軍で、このクーデターを鎮圧した。 そして、最初に自決用の棺桶(30)を用意。事を収束しようとしたが。 皇室派は、これを『拒否』 裁判でとの彼らの申し出にも応じず。 非公開で弁護人も認めずの裁判で。17名の死刑宣告。 延命嘆願書の動きも空しく。 1936年7月12日に執行された。 *この一人一人穴を掘りその中で十字に縛られた上で射殺される死刑形式は初めて見た。 先日見た韓国の「ソウルの春」(2023)も軍部内部の権力分裂におけるクーデター事件を扱っていたが。 日本でも現在の平安な状況は。 こういった歴史の上にある事を改めて実感させられる映画でありました。