코멘트
YOU

YOU

4 years ago

4.0


content

석양의 무법자

영화 ・ 1966

평균 3.7

2021년 12월 31일에 봄

セルジオ・レオーネが監督と共同脚本を務めた、1966年公開のマカロニ・ウエスタン。 『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』に続く「ドル箱三部作」の第3作となる本作では、3人の流れ者が隠された財宝を巡り決死の争奪戦を繰り広げる様子が描かれます。まず特筆すべきなのは何と言ってもこのスケール感!上映時間は178分にも及びますがそれもそのはず、前作『夕陽のガンマン』の記録的大ヒットを受け本作では前作の約2倍、前々作から見れば約6倍にもなる120万ドルもの大金が注ぎ込まれているとのこと。この文字通りの超大作っぷりには誰もが圧倒されますし、仮にお気に召さなかったとしても作品から受け取るインパクトは絶大だと思います。実際のところ「レオーネ監督/イーストウッド主演のマカロニ・ウエスタン」としてやれる事は前作『夕陽のガンマン』で全てやり切ったとも言える訳で、それを証拠に本作が前作の興収を塗り替えることはなかったそう(もちろん尺の問題もあるとは思いますが)。確かに自分もこの話に対して3時間もの長尺を割く必要があるのかと聞かれれば頷き兼ねますし、「叙事詩的西部劇」と大層な定義付けがされている割には緩かったりダレる部分もしばしばあります。ただ本作を観るにあたっては、マカロニ・ウエスタン最盛期の一作であり、“レオーネ×イーストウッド”の黄金コンビによる最後の作品、そして彼らがその時点での持てる力を全て出し切った前代未聞の大型ウエスタン巨編だというこれらの前提を意識しておけば、本作の「二度とは実現し得ない歴史的一作」としての側面がより味わい深く理解出来ますし、自分も途中からはこの悠然とした語り口が「昔の超大作ならではの別格感・破格感」としてプラスに受け取れました。 また過去2作からの更なる飛躍として、本作では3幕目以降ジャンルが「戦争映画」へとシフトチェンジします。ここでは長回しやロングショットによるダイナミズム、ド派手な銃撃と爆破、エキストラの大量投入などによって、本物の戦争映画とも遜色ないリアルで過酷な戦場が演出されています。ただこれもビッグバジェット映画故の「サービスとしての見せ場」には決して留まらない、過去2作に通底するレオーネの”マカロニ・ウエスタン精神”が感じ取れました。過去2作では、”ヘイズ・コード”なる厳格な表現規制のもとに「勧善懲悪な世界観と理想的な男性ヒーロー」を量産していた従来のハリウッド製西部劇を、「冷酷無比な主人公」と「過剰な暴力表現」によって見事に打ち負かしました。そして本作では、その2作で提示された”男性性・暴力性が行き着く果て”としての戦争を、客観的・批判的な視点から至極愚かで凄惨なものとして描いています。ハリウッド映画がひたすら避け続けていたアメリカ最大の黒歴史である「南北戦争」を、アメリカが築き上げた誇り高き映画ジャンルである「西部劇」により徹底的に身ぐるみを剥がされ、更にその作品が多くのアメリカ人観客に衝撃を与えたことで結果的にハリウッド映画全体の在り方をも大きく動かすことになる、というこの皮肉な構図こそが本作最大の見どころですし、自分も本作を完結編とする「ドル箱三部作」は”マカロニ・ウエスタンの原点にして頂点”と言っても過言ではないと思います。これは凄い!夏の暑い日にでもまた観直したいです。 「ドル箱三部作」のイーストウッドって、最終対決の時だけいつもズルくないすか?1作目では胸元に鉄板を仕込んで、2作目ではレフェリーに回っただけで賞金総取り、そして今回は事前に相手の弾を抜くでしょ、お前が一番の”The Ugly(卑怯者)”じゃねえか。