코멘트
Till

Till

4 years ago

5.0


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더 수어사이드 스쿼드

영화 ・ 2021

평균 3.7

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで知られるジェームズ・ガンが監督・脚本を務めたヒーロー・アクション映画。 本作はまさに【A級B級映画】とでも言うべき作品で、A級の莫大な製作費をかけておきながら、やってることは完全にB級映画のそれ。ジェームズ・ガンは元々トロマ・エンターテインメントというB級映画ばっかり撮ってる映画会社でキャリアをスタートさせたということもあって、本作ではそこで培ったB級魂を存分に披露してくれている。ゴア描写もなかなかのもので、なぜか劇場で小学生くらいの女の子を見かけたのだが、子供には絶対見せられないレベル(そもそもR15指定なんですけど)。そのほか、「うそでしょ」っていうくらいのバカバカしい展開や笑っていいのかどうか危ういラインの不謹慎ギャグなど、ホントにふざけまくっているんだけど、実は「アメリカ風刺」というポリティカルなメッセージも含まれていたり、終盤ではちゃんと泣かせる演出まで用意されていたりもする。これだけ色んな要素をぶち込んでいるのに映画として綺麗にまとまっているのは、おそらく脚本が相当よくできているからなのだろう。 また、「“極”悪党、集結」なんて副題がつけられているが、本作のメインキャラクターたちは正直【極悪党】というよりかは社会からの【はみ出し者】として位置づけられている。特に、殺人マシーンとして育てられたブラッドスポート、父親とホームレス生活をしていたラットキャッチャー2、母親に対してトラウマを抱えているポルカドットマン、この3人に関しては、一応犯罪者ではあるのだが同情してしまう面もある。そんな世間から爪弾きにされた彼らが、最初はいがみ合いながらも絆を深め、助け合い、徐々に「疑似家族化」していく姿を見るとやはり胸が熱くなる(デヴィッド・エアー版はここが甘かった)。そして、クライマックスの戦闘シーンではそれぞれのバックグラウンドを絶妙にリンクさせることで、本作をただのおバカヒーロー映画ではなく、一級の感動作へと昇華させているのはもう見事としか言いようがない。一部で「泣ける」という声があるのは事前に知っていたのだが、まさかここまで涙腺を刺激してくるとは思ってもみなかった。 確かに結局は主人公たちをただの善人として描いているので、「ヴィランの美学」みたいなのは正直感じられないかもしれない。でもこれはもう仕方ないと思う。やはりヴィランがヴィランとしての魅力を発揮するのは、「アベンジャーズ」に対する「サノス」や「バットマン」に対する「ジョーカー」というように、主人公側が絶対的な善、そしてヴィランをその対極の絶対的な悪として位置づけた場合でしかあり得ないのだろう。本作のようにヴィラン(しかも同情の余地がある)を主人公側に配置した時点で彼らがヒーロー化してしまうのは避けられない。だから本作を観るときは、一旦この副題を忘れて、彼らのことを【極悪党】ではなく、先述したように【はみ出し者】とか【社会の底辺】として認識しておいて頂きたい。 最高にイケてる奴らの集団である『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』もいいけど、今となってはこの最低のポンコツ集団『ザ・スーサイド・スクワッド』の方に愛着を抱かずにはいられない。MCUやDCEUではクロスオーバーするのが当たり前だが、今回ばかりはしなくていいような気もする。特に「ジャスティス・リーグVSザ・スーサイド・スクワッド」とかはやめてほしい(ないと思うけど)。あんなに愛くるしいキング・シャークがスーパーマンやバットマンにボコボコにされる姿なんて見たくないですね。