
星ゆたか

더 로스트 킹
평균 3.4
2024.11.26 2012年9月5日にイギリスグレイフライアーズで発掘された人物は。 プランタンネット朝最後(1483-1485)のイングランド王リチャード3世です。 これはその実話の映画化作品。 監督はスティーブン·フリアーズ(1941年生)。 私の鑑賞歴では[マイビューティフルランドレッド](85) [クイーン](06)[あなたを抱きしめる日まで](13)が特筆‼️。 主演は2児の母であり、その世紀の発掘を最後まで諦めなかった女性。 フィリッパ·ラングレーをサリー·ホーキンス(76年生)。 [ブルージャスミン](13)[シェイプオブウォーター](17)など忘れ難い個性派女優。 そして彼女が息子の学校の観劇で。 何故かシェイクスピア原案の❲リチャード3世❳の存在に“取り憑かれ”。 その歪められた歴史(の真実と彼の遺骨が発掘されてない史実(近くの河に放り投げられたとも)の究明に、奔走するようになる。 その張本人リチャード3世の“幻影役に。 息子と見た舞台で演じた同じ俳優が演じていて、常に彼女フィリッパにつきまとう2役に。 ハリー·ロイド(83年生)。 その他主人公の夫ジョン役にスティーヴ·クーガン(65年生)。 また発掘の協力者リチャード教授役にマーク·アデイ(64年生)など。 イギリス人にとって戯曲家シエイクスピアや、歴史上人物リチャード3世の存在は。 日本人が考える以上に大きな存在かも知れないが。 やや我々のように、馴染みの薄い人達にとっては。 フィリッパさんが小学校の講演に招かれて挨拶する場面の。 あらゆる人に向けての“はなむけ”の言葉の方が、ピンとくるのではないかと思う。 それは。 『これは人生で正当な評価を得られず、真価を発揮できずにいた人の物語です。』 そういう事なら世間にはたくさん思いあたる人はいるでしょう。 また『嘘は何度も繰り返される内に、決定的現象を形成してしまう。だからそうならない内に、その嘘に対して団結して闘う意思を』などの内容も。 イギリス史実とは関係なく、我々の日常に関連して言える事ではないかと思う。 だから最初にフイリッパ·ラングレーが職場でその実績にも関わらず。 後進の若手に仕事を回され。 不甲斐ない思いを受け。 しかも彼女は持病として。 精神的障害「筋痛性脳脊髄症(M·E)」を抱え。 時々起こる発作に薬が手放せないでいるという身の上。 また私生活では、現在も大変理解ある夫だが。 一時の迷いか別の女性と別居中で彼女の実家に通っている。 そして今回の人生の“一代事業”(歴史的発掘)においては。 最初は当然、妻の突拍子な“のめり込み”に戸惑うが。 その並々ならぬ情熱と言動を理解し、それからは息子達の世話を中心に協力を惜しまず。夫婦間も修復の傾向に。 映画は従来の史実に基づく一般常識にとらわれ。 この歴史チャレンジに反駁する人達の方が多い現状を描き。 理解ある援助資金も、折角の彼女の説得話から、理解の上での承認計画にたどりついたにも関わらず。 途中“危険·可能性薄し”の判断で急遽取り辞めになったり。 そこで、仕方ないのでネットのクラウドファンテイングの呼び掛けで、何とか軌道に乗せたりの描写がある。 極めつけの鑑賞気分の腹立ただしい、盛り合げの描写は。 大学の資金元が計画の成功になると。 手のひらを返して、強引に手柄を横取りする所に集約された。 社会の不条理に対するこの“😡⚡️面白くない気分はどうだ。 ただ結局その点はラストクリップに。 2015年フイリッパ·に女王がMBE勲章の授与し。 2018年に英国王室サイトの正統なるリチャード3世の名誉回復明記(王家の紋章と共に歴史的に正しく位置付け)などで。 なだめられ、報われた時評も含めて納得の結果で良かったのだけれど。 一方、あの諷刺的大学側の不手際ぶり描写で。 その関係者はこの映画の出来に苦々しい思いを抱いたのであろうか?。 フイリッパ·とリチャード3世の幻影との関わり描写が軽く喜劇的なのも。 彼の幻影は彼女にしか見えず。また描写としては、あたかも目の前に実存する人間のように。 だからこの軽く明るい感覚は。 史実の暗さと業績の重さを考えた時、ある種の救いになったのかも。 開巻のクレジットタイトルデザインと音楽の使い方が。 あのアルフレッド・ヒッチコックの「めまい」(58)「サイコ」(60)等のソール·バス(タイトルデザイン)とバーナード·ハーマン(音楽)を彷彿させた。