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星ゆたか

星ゆたか

2 years ago

3.5


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안녕하세요

영화 ・ 1959

평균 3.6

2023.12.19 【座談会レビュー*第34回】 小津安二郎生誕120年没後60年 最後に送るのは、前年「彼岸花」で芸術院賞を貰って『真面目な映画を作ったと言われるのもシャクだから…』と“オナラ”頻発の楽しい映画をとの制作意図の。とても愉快な傑作です。 星ゆたか、風かおる、雲かすみ、水すみかでお送りします。どうぞ宜しく😃✌️。 (星)2012年の5月にNHK.BSで「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本(喜劇編)で放映されたのを見たのが確か2回目で。この時はNHKのアナウンサー.小野文恵さん(最近では「鶴瓶の家族に乾杯」の司会)と映画監督.山本晋也さんの解説でした。その後デジタル修復版で放映されましたね。少し細かい所を忘れた頃また見るに耐えうる作品です。 (風)私はその修復版を見ました。 昭和34年当時皇太子明仁親王と美智子さんのロイヤルウェディング見たさに急激にテレビが普及したと言われたそうです。この映画でも学校から帰ってきてから。隣の五軒平屋の並ぶ内で唯一、一軒テレビのある家に〔相撲中継:横綱初代若の花〕を見に行くんですよね。他の三軒の息子四人が。 (雲)この映画の最後にナショナルの14インチのテレビ箱が出てきました。 多分とても高価なものなんでしょうね。 ただテレビのあるこの家の若夫婦は池袋のキャバレーに行ってるだの、昼間から西洋寝巻き(ガウン)を着ているだの。 あまり他の三.四十代の奥方には評判が宜しくなく、『行っちゃ駄目よ!』と何回も注意されてるんです。 その20代の若夫婦の方は子供にテレビ見せるのはちっとも平気なのに。 (水)最近の私達映画ファンにとっては「ALWASY 三丁目の夕日」(2005)のCG映像の昭和33年の方がイメージしやすい世界かも知れないですね。 私は最近ゴジラ映画(―1.0)で大ヒットの山崎貴監督のその映画を見てからこの小津映画を。 この作品では川縁にセットを作って正にその時代そのものを舞台にしてる訳ですから。 これより以前は長屋という建物がくっついていたのが、ここではとりあえず一軒一軒独立はしていて、少し中の間取りが違うけど外観は同じといった感じです。 この時代の成瀬巳喜男監督作品にもこのような団地が出てきました。 (星)『テレビを見に行っちゃ駄目なら家でも買ってよ!』とダダを兄弟がこねてね。 すると笠智衆さん扮する父親が。 『子供のくせに…男はペチャクチャ余計な口をきくもんじゃない!』と叱る訳です。 更に子供は『大人だって余計なことばかり話してるじゃないか!』『おはよう、こんにちは、いい天気ですね。』と言い返す。でもやはり力づくで押さえられてしまう。 そこで叱られぱっなしでシャクにさわった兄弟は。 この日から数日家でも学校でも、“ダンマリ”…ストを決行する事に。 時々手の親指.人差し指で〇を作り 『兄ちゃん、タンマあり?』と弟。 (風)この子供の行動はこの隣組の組長をしている杉村春子さんに。 勘違いされて。ここでは彼女の家の祖母が昔から産婆さんを(三好栄子さん怪演!)していて。十日前に組費を回覧式に回しに。三宅邦子さん(笠さんの奥さん役、兄弟の母親)が届けたのを娘の杉村さんに話すのを忘れていて。それが最近洗濯機を買ったのは、その組費をネコババしたせいじゃないかと、要らぬ噂を立てられたものだからギクシャクしていて。『子供が挨拶も交わさないのは文句を言った腹いせじゃないか』と更に勘ぐられたり。 そういう近所付き合いはウルサクて面倒だと。 テレビのあった若夫婦は引っ越して行く訳です。 (雲)こういう時代を経て。都会は隣にどんな人が住んでいるのか、全く分からない。一口も言葉を交わした事ない集合体と言われる現代に繋がっている訳です。だからあえてここでは佐田啓二さん(中井貴一さんのお父さん)に。『無駄と思える挨拶が人間生活の潤滑油になっている』と言わせているんです。 (水)そしてその佐田さんの姉さん役の沢村貞子さんに。『そのくせ肝心な事は話せないでいる。挨拶や天気の話ばかりしていて。…あんたと(三宅邦子さんの妹役の久我美子さんの)お嬢さんとの関係。いい加減.好きあってる本音を言い合えばいいじゃない』と。 こういう所は昔も今も変わらない人(奥手の)もいるんじゃないのかな。 (風)しかし本当にあのオナラの音は面白かったね。一番小さい子ども(島津雅彦くん名子役!!)が一番高い音、中学生の子達は中音の高さ。そして“オナラ名人”の大人のおじさんは低い音。この音に奥さん役の高橋とよさん(戦前は舞台の役者、戦後は実力派名バイプレーヤー)は反応して。『えっ、何か呼んだ?』と違う部屋から跳んでくるんですよ。 また杉村さんちの息子はそのオナラを力んで失敗し。 “さるまた”(キャラコ綿の白いトランクス?)を汚し、叱られる。 (星)ともかくこの映画は小津さんにとっては。 戦前の名作「生まれてはみたけれど」(1932)のサイレント映画と比較されていて。 あちらが父親の会社の働きぶりが。上司にヘイコラしてみっともないと。子供がハンガーストライキしてみるが結局は。 『大人になるという事はそういう忖度する社会を生きる事なのだと理解する』作品でしたし。 こちらは子供の世界のたった1週間の出来事を軽妙に、大人の世界と合わせて描いていて。とても愉快な映画です。 名人役者のお芝居もたっぷり楽しめました。 橋田壽賀子さんの「渡る世間は鬼ばかり」などに継承された、特に女の口争いの TVのホームドラマの面白さです。 また室内の人物の出入りの妙、座った畳の部屋の構図(小物の配置)。 美しい色彩空間世界と。 小津美学を堪能できる作品でもありました。 それではこんな所で。 最後までありがとう😉👍🎶ございました。