どこかで繋がっているからまた動きだせる 　それぞれ大事な人を失くした男女の心模様が描かれていました。全てをはっきり示さずに鑑賞者の想像に委ねた物語構成は少し難しい印象でしたが、それだからこその余韻を持つ不思議な作品でした。 　何気ない描写も丁寧で、海辺の町、旅館、食事、煙草、雨、花etc...モチーフもどこかノスタルジックで、静かな映像に映えていて綺麗でした。 p.s. 「知らない人だから話せることってありますよね。」「変わりたいから関わったんじゃないの。」印象的なセリフがいくつかあって、監督の人生観が出ているのかな、と感じられ面白かったです。