14年の時を経てまさかの続編。
U-NEXTではすでに有料配信してますが、レンタルは5月だそうです。
前作で「明日に向かって撃て」のようなラストを迎えたファイアフライ一家。一体どう続編を?って思ってたら、そういうことなのか〜あの一家ならそれでもいいのか〜というスタートでした。
映像の撮り方といい1作目に原点回帰した感じかな?評価が高いのは2ですが、私は1→3→2の順で好きです(あ、これバイオレンス度が高い順???)
顔の皮を剥がされたりもしてましたが、直接その瞬間を映してる訳じゃないので今回はわりとバイオレンス要素控えめ。でもおっぱいの話やGRAPE、マグショットで着てる服の"DISCO"って言葉など、何気ない細かいセンスにやっぱりロブ・ゾンビ監督らしい狂気のユーモアが光ってて良かったです。
アイアン・バタフライの「♫ガダ・ダ・ヴィダ」に乗せて殺すところ好き❤︎
ナイフ片手に真昼のルンルン追いかけっこも楽しかったです(かたや全裸)
逃亡犯なのにわりと余裕で堂々としてるのがイカれてていいですよね。
「シャワー浴びたい〜(脇の下)嗅いでみてよ〜」「やめろよ〜」とか、アチョーって兄貴をポコポコ殴ったりとか、キャッキャしてる兄妹にほのぼのしました。2人を眺める叔父さんの笑顔も優しくてこのシーンお気に入り❤︎ホント雲が流れるようにふわふわっと無邪気に生きてるベイビーがかわいすぎる。羽根飾りもおヒゲも似合ってました。かわいい。
ただ、14年ってやっぱり長いですよね。その間にロブ・ゾンビ映画常連の方々が何人かお亡くなりになってて、キャプテン・スポルディングことシド・ヘイグもその1人。映画が公開した5日後に亡くなったそうです。
撮影時も闘病中だったそうで、明らかにやつれて別人みたいになってたのが悲しかった。
ベイビーの「私たちだけになっちゃった」って台詞や(殺人一家なのに)死や人生について考えるシーンもあって、ちょこっとノスタルジーな気分になったりもして、ファイアフライ一家というよりロブ・ゾンビファミリーの家族愛と追悼の思いを感じる映画でもありました。