
dreamer

혼진 살인사건
평균 3.1
この映画「本陣殺人事件」は、江戸川乱歩と並び、日本の探偵小説界を代表する横溝正史の探偵小説の名作を、プライヴェート・フィルム界で活躍していた高林陽一が監督・脚色した作品で、彼の本格的な劇映画の第一作だ。 江戸時代、本陣として諸大名が宿泊したと言われる山村の旧家で、当主の賢蔵(田村高廣)と克子(水原ゆう紀)が婚礼の夜、殺される事件が起きた。 金屏風には三本指の血の跡が、くっきりと残り、犯行に使われた日本刀が庭に突き立っていたが、淡雪の中には足跡らしいものは見当たらず、部屋は中から鍵をかけたままで、人の出入りした跡もなかった。 つまり、完全な密室殺人なのだ。 翌日、今度は同居中の三男の三郎(新田章)が、同じように襲われ大怪我を負ってしまう。 同家に同居しているのは、賢蔵に劣等感を持つ探偵小説マニアの三郎と琴の名手で知恵遅れの二女の鈴子(高沢順子)。 警察は犯行の前日、三本指のルンペン風の男がこの家の事を聞き回っていた事をつかむが、その男はどこかに風のごとく消えていた。 そして、この犯人捜しに名探偵・金田一耕助(中尾彬)が、乞われて挑む事になるのです。 だが、犯人だと思われていた三本指の男が、死体で発見されたのです。 さて犯人は一体誰なのか? また何の目的で次々と犯行を続けるのか? -------。 日本建築による密室殺人のトリックの面白さと、旧家の陰湿な世界に生きる人々の心の綾を、ロマネスクに描き上げた横溝正史の原作の味は、ほぼ忠実に再現されていると思う。 ATG製作という事で、低予算ながらも、大映映画京都で組んだセットも見事だ。 とりわけ、夜間の雪のシーンが鮮烈だったが、ヒッピー風の金田一探偵はやはり現代的にアレンジし過ぎていると思う。 名カメラマン・森田富士郎の見事な撮影と、西岡善信の美術もさすがに美しい。