dreamer4.0この神山征二郎監督の「ふるさと」は、岐阜県の山奥にある徳山村を舞台に、ダム工事のために、まもなく故郷を捨てなければならず、ボケの初期症状にも悩まされている老人が、自然の中で子供と対峙することで、心をなごませ、ふるさとの山野を眺めながら、息を引き取っていくまでを清冽に描いた、叙情性豊かなドラマだ。 離村を半年後に控えて、忙しい毎日を送る夫婦(前田吟と樫山文枝)は、当然、離村を嫌がり、孤独からボケ症状を呈す、じい(加藤嘉)のために離れを作ってやる。 前半では、モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した加藤嘉のボケの演技が、圧倒的に素晴らしい。 このじいの胸には、大自然を相手に男として生きてきた誇りと情熱がたぎり、隣家の少年にアマゴ釣りの秘訣を伝授することによって、生命の灯を燃焼し尽くすのだ。 獲物を釣りあげた時、じいは倒れたが、最後の力を振り絞って"男の在り様"を少年に伝えて、息絶えたのだ。 アメリカ映画の「黄昏」や「老人と海」を思わせる老人と子供との、男と男の心の触れ合いを描いて、静かな叙情性を湛えている。 そして、目にしみるばかりの緑、川のせせらぎ、自然の美を捉えた、豊かな映画であったと思う。좋아요2댓글0
roitaro4.5 1983年の作品か、千太郎とオレが小学生だった頃がかぶるなー。千坊、しっかりしたいい子だよな〜。オレだったらちゃんと村まで戻れないかも、それでじーさんどこ行ったか知らないとか言っちゃいそう。 伝六や花はオレの親ぐらいの世代で、あの頃は親父がすぐ怒って、お母さんは一歩引いてメソメソして。でもこの花はほんといい嫁。 なんでもない昭和の 家族で、爺さんがボケてきたどうしようってなどこにでもある話なんだが、その横に村っていう定規が当てられてるようなするんだな。しかもダムの存在によって定規のように目盛りに終わりがある村になる。それによって、この3世代のこの時点での立ち位置が浮き彫りになっていると。 最後、峠の上から村に別れを告げる時の千太郎のキリッとした顔が印象に残る。こんなことでは負けないというポジティブさが溢れている。でもそれはこの子の歴史がまだ浅いからであって...。 今オレは伝六夫婦と同じ世代なるが、子供を育て終え、生活の基盤や歴史が一気に無くなるとなるとそのポジティブさは揺らいでしまうのはよくわかる。ましてや爺さんには命を取られるぐらい切ないことなんだろうなー。 千太郎と爺さんを焦点にしてもいいストーリーになりそうだけど、やはりダムと消えていく村という設定は、人間の営みという全体を測る定規となっていると思います。とにかく加藤嘉の爺さんぶりはすごいです。痴呆の感じは演技とは思えない。村という場と時間の流れに思いが巡るいい映画だと思いました。 좋아요2댓글0
akubi3.5便利 に順応するのは簡単だ。もう充分であるのに、人間は強欲だ。失ったものの大きさに気がついたときにはもう手遅れ 。 妖精も神さまももう匙をなげた。 じぃは水面を真剣な眼差しで見つめる。まるでお魚といっしょに、自分の記憶を釣り上げることができると信じているみたいに。そして大好きな川辺で一番綺麗な 時 へと還っていった、素敵なじぃ。 川の、懸命に流れる音を聴きたい。水に濡れた草木の豊かな薫りを浴びたい。あまごの塩焼きにかぶりつきたい。 今在る美しい場所をこの目に焼きつけておきたい。좋아요1댓글0
anz3.0こういう昔の風景とか故郷の感じとかは好き。内容は面白いかと言われると何とも言い難い。 認知症だったり故郷が失くなる辛さだったり、子供の純粋な優しさだったり色々詰まってるけど淡々と見てしまった。가장 먼저 좋아요를 누르세요댓글0
むささび
4.0
스포일러가 있어요!!
dreamer
4.0
この神山征二郎監督の「ふるさと」は、岐阜県の山奥にある徳山村を舞台に、ダム工事のために、まもなく故郷を捨てなければならず、ボケの初期症状にも悩まされている老人が、自然の中で子供と対峙することで、心をなごませ、ふるさとの山野を眺めながら、息を引き取っていくまでを清冽に描いた、叙情性豊かなドラマだ。 離村を半年後に控えて、忙しい毎日を送る夫婦(前田吟と樫山文枝)は、当然、離村を嫌がり、孤独からボケ症状を呈す、じい(加藤嘉)のために離れを作ってやる。 前半では、モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した加藤嘉のボケの演技が、圧倒的に素晴らしい。 このじいの胸には、大自然を相手に男として生きてきた誇りと情熱がたぎり、隣家の少年にアマゴ釣りの秘訣を伝授することによって、生命の灯を燃焼し尽くすのだ。 獲物を釣りあげた時、じいは倒れたが、最後の力を振り絞って"男の在り様"を少年に伝えて、息絶えたのだ。 アメリカ映画の「黄昏」や「老人と海」を思わせる老人と子供との、男と男の心の触れ合いを描いて、静かな叙情性を湛えている。 そして、目にしみるばかりの緑、川のせせらぎ、自然の美を捉えた、豊かな映画であったと思う。
roitaro
4.5
1983年の作品か、千太郎とオレが小学生だった頃がかぶるなー。千坊、しっかりしたいい子だよな〜。オレだったらちゃんと村まで戻れないかも、それでじーさんどこ行ったか知らないとか言っちゃいそう。 伝六や花はオレの親ぐらいの世代で、あの頃は親父がすぐ怒って、お母さんは一歩引いてメソメソして。でもこの花はほんといい嫁。 なんでもない昭和の 家族で、爺さんがボケてきたどうしようってなどこにでもある話なんだが、その横に村っていう定規が当てられてるようなするんだな。しかもダムの存在によって定規のように目盛りに終わりがある村になる。それによって、この3世代のこの時点での立ち位置が浮き彫りになっていると。 最後、峠の上から村に別れを告げる時の千太郎のキリッとした顔が印象に残る。こんなことでは負けないというポジティブさが溢れている。でもそれはこの子の歴史がまだ浅いからであって...。 今オレは伝六夫婦と同じ世代なるが、子供を育て終え、生活の基盤や歴史が一気に無くなるとなるとそのポジティブさは揺らいでしまうのはよくわかる。ましてや爺さんには命を取られるぐらい切ないことなんだろうなー。 千太郎と爺さんを焦点にしてもいいストーリーになりそうだけど、やはりダムと消えていく村という設定は、人間の営みという全体を測る定規となっていると思います。とにかく加藤嘉の爺さんぶりはすごいです。痴呆の感じは演技とは思えない。村という場と時間の流れに思いが巡るいい映画だと思いました。
松井
3.0
本当に“水”が“ふるさと”になってしまうとわ
akubi
3.5
便利 に順応するのは簡単だ。もう充分であるのに、人間は強欲だ。失ったものの大きさに気がついたときにはもう手遅れ 。 妖精も神さまももう匙をなげた。 じぃは水面を真剣な眼差しで見つめる。まるでお魚といっしょに、自分の記憶を釣り上げることができると信じているみたいに。そして大好きな川辺で一番綺麗な 時 へと還っていった、素敵なじぃ。 川の、懸命に流れる音を聴きたい。水に濡れた草木の豊かな薫りを浴びたい。あまごの塩焼きにかぶりつきたい。 今在る美しい場所をこの目に焼きつけておきたい。
鳥朗
4.5
스포일러가 있어요!!
anz
3.0
こういう昔の風景とか故郷の感じとかは好き。内容は面白いかと言われると何とも言い難い。 認知症だったり故郷が失くなる辛さだったり、子供の純粋な優しさだったり色々詰まってるけど淡々と見てしまった。
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