At Eternity's Gate
At Eternity's Gate
2018 · Biography/Drama/History · Ireland, Switzerland, UK, France, United States
1h 51m
(C) Walk Home Productions LLC 2018



Famed but tormented artist Vincent van Gogh spends his final years in Arles, France, painting masterworks of the natural world that surrounds him.
笑いと推理が交差する、時代ミステリー
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Birth

Sunflowers

The Bluefield

Moving Forward I

I See Nothing but Eternity (The End)

Sunflowers
コウキマン
3.0
2022.1.2.001 ネタバレあり 近々ゴッホ展に行くので、予習としてこの映画と“週刊美術①ゴッホ(2003.1.31)”を。 いまでこそ有名なゴッホだが、生前はほとんど評価されず、1枚しか絵が売れなかったんだとか。ジャポニズム(日本趣味)の影響を大いに受けていたゴッホは、南仏アルルを仮想日本として、そこに画家のコミュニティを作ろうと試みる。その手始めとしてゴーギャンを招待し、2ヶ月に及ぶ共同生活を行う。が、喧嘩別れをし、有名な耳切り落とし事件から自殺(※後述)までを描く。なんとも静かで間をしっかり取り、ゴッホの心情(ほとんどが孤独感と悲しみ)を丁寧に描いた映画。作品と生涯を少し知っていた程度だったけど、この映画観たおかげで、“フィンセント・ファン・ゴッホ”という人物に俄然興味が湧いた。明後日のゴッホ展が楽しみだ。 【メモ】 ゴッホは精神を病んでいたそうだが、その大きな要因として、愛情深さがあるようだ。作中での弟やゴーギャンへの愛情は、ちょっと普通じゃない。ゴーギャンが去るとわかったときに耳切ったりするのは、強すぎる愛情が行き場を失ったが故の結果だったのでは。愛情深いが故に、傷付きやすい。 また自分の作品が認められない不満や不安なんかも精神的に追い詰める要因になったのだろうな(「君の作品は醜い」と面と向かって言われるとか)。 ジャポニズムに傾倒し、浮世絵を模写したり、“ボンズ(坊主)”といった坊主頭の自画像を描いたりしていたそうな。このへんも愛情深さと言えそう。 最期に“自殺”について。ゴッホは拳銃自殺したって話は有名なので(ジョジョ6部でもそう説明されたし!)、そうなのだとばかり思っていたが、この作品では二人の少年に打たれて死亡したとされていた。ちょっと衝撃。弾丸が胸のやや下を貫いたあと、彼は町を歩き医者に行っている。売れない画家で“変人”認定されているであろう彼がふらふら歩いていても、道行く人は気にも留めない。結局、死までの30時間ほど、ゴッホは撃った人間については何も話さないままだったとか。 そのため自殺説が出たが、銃弾の角度や手の火傷がないことから、他殺説も囁かれるようになった。ちなみにゴッホの命を奪った拳銃は、オークションで2000万の値がついている。 画家として10年間活動し、2000点の作品を残す。享年37歳。いまの私と同い年。
Shou
3.5
ジュリアンシュナーベルの潜水服は蝶の夢をみるが好きで、同じ監督だと見始めてから知った。 この世界観、わたしは嫌いじゃない。 そしてウィレムデフォーの演技なくしてこの映画はないのでしょう。
cocoa
3.5
パリで評価されない画家フィンセント・ファン・ゴッホは暗く寒い部屋で苦しみながら絵を描く日々だった。 明るい光の中で絵を描きたいと願うフィンセントは知り合った画家ゴーギャンの薦めで南仏、アルルの村に移る。 黄色い家で暮らし、太陽がたくさん降り注ぐアルルの大地、草原、丘陵地帯で自然の風景を描き続けるフィンセント。 そんな彼が亡くなるまでのお話。 と言っても、享年37歳って若過ぎる死です。 ゴッホと言えば亡くなってから評価された画家という印象しかなかったけれど、幼い時から精神に病を抱えていてその生き辛さが全編から伝わってきました。 独特なアングルを手持ちカメラで追う撮り方…ちょっと酔ってしまいそうな画面だけれど、フィンセントの苦悩の表情やイーゼルなど画材を背負って歩く姿がとても印象的。 描くことに没頭するあまり、数々のトラブルから何度も病院に入れられたり。 そんなフィンセントを支える弟テオの存在やアルルの宿のジヌー夫人。 (ジヌー夫人の肖像画は『アルルの女』で有名) 一時アルルで一緒に暮らしたゴーギャンとの決別は描き方の見解の相違なのに、精神的に不安定なフィンセントには辛かったのだろう。 「君の描き方は違う。速くて塗り重ねている。絵と言うよりも彫刻だ。」と辛辣なゴーギャン。 有名な「耳削ぎ事件」や銃で撃たれ亡くなる最期、それらの真実は今でもいろんな説があると言う。 でもフィンセントが遺した数々の絵はずっとこれからも世界中で鑑賞されるのです。 作中でフィンセントが牧師(マッツ・ミケルセン)に言ったのが「未来のために神は僕を画家にした」とはまさにその通りですね。 彼はアルルに暮らした時に風景画を多く描いています。 「収穫」や「夜のカフェテラス」が好きですが、大地に咲くアーモンドの花の絵も大好き。 そして何と言っても、フィンセント役のウィレム・デフォーが「ゴッホ」そのもので、苦悩の連続の人生を演じきっていて見事でした。 「考えることをやめるために絵を描く」…そんなフィンセントがアルルのお日様に当たる一瞬だけでも幸せだったら良いな…。 そんな事を感じた作品でした。
ジュネ
2.0
2019年237本目は、自らも画家としてのキャリアを持つジュリアン・シュナーベル監督がゴッホの半生に迫る、『永遠の門』。 ------------------------------------------------------------ これが実に摩訶不思議な映画でして、単純にゴッホの生涯を追った作品とは一線を画しています。例えば劇中ではゴーギャンとの生活や確執、ゴッホが精神を蝕んでいく様子がじっくりと描かれることはなく、全てが断片的に留まります。ゴッホの人生において過酷であった瞬間だけが、まるでアルバムの写真を見ながら語られる思い出話のように描き出され、本当に「辛い」の一言です。 ------------------------------------------------------------ しかし最も風変わりなのは、視覚的な映像によってゴッホの味わった苦難を観客に追体験させようとする試みでしょう。精神を患った彼の見る世界は徐々に歪み初め、カメラも上下左右にブレブレ、奥行きの焦点もぼやけ、最終的には画面の半分に靄がかかります。確かに斬新なんですが、これがまぁ酔って仕方ない。途中から気持ち悪くなってしまい、映画どころじゃなかったので三半規管弱めの方は注意です。 ------------------------------------------------------------ また、ゴッホの視点のみならず、誰の目から見た世界もガチャガチャとうるさくカメラを揺らしたり焦点がブレブレになったり統一感がないように思え、吐き気をこらえながら鑑賞する苦痛の2時間でした。
てる
3.5
何を隠そう私はゴッホファンだ。ゴッホ展にいき、その時にスマホで撮ったひまわりの画像を待ち受けにしている。 ゴッホが描いたひまわりを初めて見たときに衝撃を受けた。まず一番始めに思ったのは、なんて下手くそなんだろうという驚きの感想だった。遠近法とか光の方向性とか絵具の厚塗りの仕方等々、他に飾ってある静物画に比べるとその実力は明らかに劣っているのがわかる。 しかし、あそこに展示されていたどの作品よりもインパクトがあった。それは絵の構図なのか、色使いなのかわからない。ただただ圧倒された。私はその絵の前からしばらく離れられなかった。とてつもなく印象的でとてつもなく魅力的だった。 かくして、ゴッホの大ファンになってしまった私にはこの作品は少々退屈であった。Wikipediaをなぞったような話しだと思う。独自の解釈とかオリジナルで加えたエピソードはあるはずだが、私が驚くような話しはなかった。良くも悪くもファンの期待を裏切らない作品ではある。だけど、想像の粋を越えない無難な作品だった。 ウィレム・デフォーのお芝居はよかったのだけど、彼だと歳を取りすぎている。ゴッホが亡くなったのが37歳で、ウィレム・デフォーがこの作品を演じていた撮影時で60歳を越えている。元々老け顔のデフォーさんはおじさんどころかおじいちゃんに見える。 でも、時折とても若々しくて、幼いように見えるから不思議だ。俳優ってすごい。 私が想像するに、ゴッホは発達障がいを抱えていた。精神疾患で精神病院に入院していたが、それ以前からおかしかった。耳を切り落として娼婦に渡すという常軌を逸した行動により入院するはめになったが、それは異常性が表に出ただけなのだ。彼は産まれ持っての異常性を秘めていたはずだ。 それは彼の絵を見てみるとわかる。彼は明らかに異常だ。そして、その異常者が描いた絵が世界中の絵画ファンを魅了してやまないのだ。発達障がいや精神疾患を抱えていた彼だからこそ見えた景色があって、その景色を彼だからこそ素直に描けている。ゴッホにしか描けない絵なのだ。 ゴッホは37歳という若さでこの世を去った。画家としては10年くらいのキャリアしかない。 たった37歳だ。死ぬのには早すぎる。まだまだこれから多くの絵画を残してほしかったと思う反面、その死がミステリアスだからこそ人気を博したのかもしれない。彼の死はいまだに謎が多い。その死があったからこそ、100年以上前の遠い地の画家が有名になったのかもしれない。 この作品でのゴッホの死は、何者かに銃殺されている。撃たれる寸前まで描いていた絵を犯人たちが埋めているカットがあるが、ゴッホが描いていた絵に不都合な事情を持つ者がいたのではないか。某かの事件に巻き込まれてしまったのではないか。ゴッホがその2人の素性を語らなかったのは、犯人を庇ったのではなく、常に死を意識していた彼はその死を誰かの責任にしたくなかったのではないか。その突発的な死をすんなり受け止めてしまったのではないか。と私は想像した。 でも、個人的にはゴッホの死を描くならばもっと明確にしてほしかった。この作品はゴッホの死に方を描く物語ではないわけだし、あれくらい曖昧なら描かないでほしかった。 実は犯人はゴーギャンだったとか、弟のテオだったとか、衝撃的な真実だったならそれはそれで受け止められたのになぁ。 ウィレム・デフォーの芝居はよかった。繊細なゴッホの心情を見事に演じていた。実際のゴッホよりも随分と年齢に誤差があるけども、彼以上にゴッホをこれだけ上手く演じれる役者はいない。この作品で様々な賞を獲得しているのも頷ける。 映像も綺麗だった。麦畑のシーンは記憶に残っている。 ただ、やはりもう一押しほしい。良作ではあるのだけど、名作になりきれないのはそこのもう一捻りなのだ。 期待していただけに落胆が大きい。やはりゴッホを映画化するのは難しいのだろう。世界中に彼のファンがいるだけに突拍子もないことは出来ないし、無難に納めてしまうのだろう。 うーん。どうにももやもやする。
あふろざむらい
2.5
なかなかいい映画だった。 ゴッホの生涯を描いた、という観点からは、物足りないし、正確ではないように思う。監督の考えるゴッホと、小生が考えるゴッホは違うので、すべてに同意することはできないが、映画としてはなかなかよかった。 まず、ウィレム・デフォーがちゃんとゴッホに見える。顔の造形はデフォーのままなのに、画面に映っているのはゴッホなのだ。 撮影は最後にクレーン撮影があるが、それ以外はずっと手持ちカメラだった。これが非常にうまくて、ゴッホの視点と、それ以外の視点が溶け合っている。さらにゴッホのメンタルの波を表現しているのだと思うが、下半分がぼやけている時があって、これもうまいと感じた。 映像は非常に美しく、ゴッホが自然の中に美を発見し、それをキャンバスに描きたいと渇望するのがよくわかる。ただ、個人的にはゴッホが発見したのは、もっと根源的な美であって、本作の映像が表現しているような、誰もが美しいと感じる美ではなく、もっと荒々しさがあったのではないかと思う。さらに、本作では美しい面を強調しているが、ゴッホは農民たちの力強さも好んで描いたが、そのあたりは描写されない。このあたりは自然の美を映している映像に対する違和感とつながっていると思う。つまり、ゴッホは生きる力強さという意味での美を見出していたのであって、本作のような美しさではなかったのではないかと思う。 批判的なことも書いたが、美しい映像と、ウィレム・デフォーの職人芸的な演技を堪能できるという意味では上質な作品といえるだろう。
YUI
3.5
ゴッホ展に行く前に、と劇場観逃し組の本作を駆け足で鑑賞。しかし観終わらずにゴッホ展へ… 言ってしまえば、本作もやはりアーティスティックな作品。 題材にされてる本人に倣ったのか、静かで映像美が素晴らしく、どこか物悲しい孤独を感じる作品に仕上がっている。 その中で輝くウィレム・デフォーの確かな演技力がこれまた素晴らしい。 どうにも彼はグリーン・ゴブリンのイメージがこびりついてしまっているし、悪役顔だが、いい 人を演じるのもなかなかに味が出て良いし、こういった役柄も演じるのかと新たな発見だった。 ただ、ゴッホは30代後半で亡くなってるようなので、実際はウィレム・デフォーだと年齢的に合わないみたいだね。 弟役がルパート・フレンド、彼も年をとったなぁ。 マッツが短い出演時間の割に印象的だったのと、オスカー・アイザックもなかなか強烈だった。 彼との関係性からきたのか、黄色い家の絵は本作の影響で、とても悲しく映る。わたしは勝手に叶わなかった夢と呼んでるほど好きになった。
にく
3.0
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