WINWIN ダメ男とダメ少年の最高の日々
WIN WIN
2011 · スポーツ/コメディ · アメリカ
106分



うだつの上がらない弁護士のマイク(ポール・ジアマッ ティ)は、不況の煽りを受け仕事がこないために、高校の弱小レスリング部のコーチや違法すれすれのサイドビジネスにまで手を出し日々の糧を稼いでいた。ある日、カイルという青年(アレックス・シェイファー)と出会ったマイク。身寄りのないカイルの境遇に同情し、彼を家に連れてきて、レスリング部に入部させる。すると、カイルはレスリングの才能を開花させる。家族のように打ち解け、生き生きし始める二人。しかしそんな充実した生活も、ドラッグ中毒に陥ったカイルの母親が現れてから、暗雲が立ち込める……。
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
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ジュネ
3.5
とにかく言いたいのは、なんだこの意味のわからない邦題は。主人公は確かに自分の良心をねじ曲げてやってはいけないことをしてしまいますが、根っからのダメ男ではありませんし、男の子の方もダメ少年になるまでに複雑な事情があったわけで。こんなしょうもない邦題のせいでつまらないコメディだと勘違いされてると思うとホントに気の毒です。 ポール・ジアマッティ演じるマイクは冴えない男なのですが、弁護士として自分の職務に良心に忠実な人間でした。しかし、それすらも壊してしまうほどアメリカ不況の影響は大きく、ついに彼は妻と子供のために自分の価値観を捨てざるを得なくなります。 そんな彼に自分の誇りとは何であったかを思い出させるのは、非行少年のカイルです。カイルはこの映画のなかでもっとも辛い思いを味わう人間です。なにしろ信頼していた人から裏切られる思いを2度も味わうのですから。 一方で自分のせいで不幸になってしまった人間を目の前にしながら、妻と子供に真実をひた隠しにして暮らさなければいけないマイクも、かなり辛いでしょう。だから彼を責める気にはとてもなれないのです。 非常に淡々と両者の交流を描く映画で、起伏に欠ける点も否めませんが、こんな邦題からは想像もつかないほどよくできたドラマだと思います。
ひろ
3.5
トム・マッカーシー監督、製作、脚本によって製作された2011年のアメリカ映画。 郊外に小さな事務所を構える弁護士のマイク(ポール・ジアマッティ)は、不況のせいで毎月の必要経費の支払いも滞りがちだった。そんな折り、彼は身寄りのない老人レオ(バート・ヤング)の後継人になることで、毎月いくらかの収入を得ることに成功する。だが、ある日突然、レオの孫だと名乗る少年カイル(アレックス・シェイファー)が現れ、マイクは困惑する・・・。 トム・マッカーシー監督の「扉をたたく人」はなかなかの名作だったから、この映画への期待値も高かった。主人公の弁護士マイクの小さな嘘が後々に効いてくる脚本は、順調に進んで行く物語に緊張感を持たせる巧みさがあったと思う。人間は欲に負ける生き物だけど、優しさも併せ持った複雑な生き物だ。この主人公はそんな人間臭い人物だ。天才少年との交流の行く末をドキドキしながら観るのは楽しかった。 主人公のマイクを演じたのが脇役などでよく見掛ける個性派俳優ポール・ジアマッティなのがいい。脇役が多い俳優を主演に据えると地味になるけど、演技は下手なイケメン俳優より上手いので見応えある。妻役のエイミー・ライアンは偽善者ではない良心的な母親を演じていて素敵だった。娘もかわいらしく描かれていたし、天才レスリング少年カイルを演じたアレックス・シェイファーは、これから活躍する可能性を感じた。 「ダメ男とダメ少年の最高の日々」っていうサブタイトルはひどいね。原題の「Win Win」は素敵なタイトルなのに、日本の配給会社はすぐに説明を付けたがる。こういう蛇足が作品を安っぽくしてしまうことを理解しているのだろうか?サブタイトルはひどいけど、内容的には楽しめる秀作なので、サブタイトルはなかったことにして楽しんでもらいたい。
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