ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ
The Last Black Man in San Francisco
2019 · ドラマ · アメリカ
120分
©︎2019 A24 DISTRIBUTION LLC.ALL RIGHTS RESERVED.



サンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした思い出の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街のなか、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。再びこの家に住みたいと願うジミーは、叔母に預けていた家具を取り戻し、いまはあまり良い関係にあるとは言えない父を訪ねて自身の思いを語る。そんなジミーの切実な思いを、友人モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。いまや都市開発、そして産業発展によって、最もお金のかかる街となったサンフランシスコ。ジミーは、自分の心の在りどころであるこの家を取り戻すことができるのか……。
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ジュネ
3.0
2020年154本目は、デビュー作にも関わらず各所で高い評価を得ました『ラスト・ブラックマン・イン・サンフランシスコ』。 ------------------------------------------------------------ 始まった瞬間からタイトルの意味を悟るかのように、サンフランシスコの美しい風景が郷愁を誘うカメラワークによって美しく映し出されます。全編を通して主人公の故郷を愛する思い、自分の居場所を求める執念に圧倒されるストーリーでした。彼の欲する祖父伝来の家がこれまた歴史を感じさせ、ヴィクトリア朝時代の名残を残す三角屋根が強い印象を残します。 ------------------------------------------------------------ しかし現代では次々に都市開発の波が押し寄せ、かつてとは違ってどこを見渡しても同じような風景が広がるばかりです。作中では海洋汚染による奇形魚の出現にも話が及び、サンフランシスコの今と昔が鮮明に浮かび上がります。特に主人公のような貧困層にとっては「ジェントリフィケーション」の影響は切っても切れない問題でしょう。 ------------------------------------------------------------ こうした様々な問題が芸術的に散りばめられる作品を選ぶとは「流石A24!」なんですけど…共感できない彼の性格や思考にはフラストレーションが溜まる面も。祖父の家と言ったって別に今はお前の家でもなんでもないし、勝手に敷地に入ったり不法滞在するのは愚の骨頂でしょう。その友人もやけにこいつの肩を持って不動産会社に因縁つけたりして、とにかく不愉快な連中で全く好きになれなかったです。
motoyAlive
3.0
貧困、人種差別、環境汚染という社会問題に家族と友情の話を盛り込んだ主人公の青年がかつて住んでいた家を巡るヒューマンドラマ。 《あらすじ》 舞台はサンフランシスコ。ジミーという黒人の青年は住む場所もなく、親友モントの家に居候している。ジミーは元々祖父が建てたヴィクトリアン様式の美しい家に家族と住んでおり、現在は手放してしまったが、今でもその家に愛着を持ち、家主である白人夫婦には無断で家の修繕を行っている。ある日、白人夫婦が遺産相続の問題で自宅を手放し、家が無人になることを知り、そのすきを狙ってジミーは住み着くのであった。 《感想》 “ジェントリフィケーション”という労働者階級の人たちが住んでいる地域が再開発などにより富裕層が移り住み、地価が高騰することによって、元々住んでいた労働者階級の人たちが立ち退かざるを得ない人口移動現象を中心に描いた作品で、特に劇中に説明がある訳でもなく、ここらへんの背景が分からないと内容に入り込みにくいと思うので、予習するのがおすすめ。 作品としては、ストーリーが淡々とし過ぎているのとジミーへの感情移入という部分が難しく感じた。ジェントリフィケーションによって住む場所やルーツを奪われたことは同情できるし、切なさも感じるが、ジミーのやっていることはただの不法占拠で、ラストに明かされる事実も含め、冷めてしまうストーリー展開だった。 貧困の描き方がパラサイトや万引き家族のように直接的ではなく、主人公たちから決して貧困による悲壮感は伝わってこなく、背景に映り込むものから貧困を感じられるという間接的に伝える見せ方は新しかったり、サンフランシスコの街並みや景色といった映像も美しく、印象的なカメラワークも惹きつけられ、芸術性の高いアート映画だとは感じた。
𝓡 ♡
3.5
「A24」と「プランB」がタッグを組み、サンフランシスコの「今」を描いた一作。 恥ずかしながら、"サンフランシスコ"のイメージが、いつか観たドラマ「フルハウス」の陽気で開放的なイメージで止まっていた自分にとって、なかなか衝撃的な作品でした。 シリコンバレーの発展により、サンフランシスコに多くの世界的巨大企業が誕生。 かつての姿とは大きく様変わりし、地価も上昇。限られた人たちだけが住める地域へと変貌を遂げた、サンフランシスコ。 主人公・ジミーも、そんな時代の大きな波に飲み込まれてしまった一人であり、本作はジミーの実体験をもとに製作された。 彼のつぶらな瞳と、その中にどこか諦念と空虚さをたたえた眼差しが印象的。 祖父の建てた家を取り戻そうと奔走するジミー。それはもはや執着とも言えるようで、一種の恐ろしさすら感じさせる。 ただ、ジミーにとっては家こそが自分であり、アイデンティティの象徴であった。 自尊心を傷つけられ、たくさんの不条理に囲まれる日常の中で、自分を自分たらしめるものが絶対に、必要だった。 心の拠り所の家が、時としておもりや足かせにもなるとしても。 そして、そんな彼を見守り助ける、友人のモント。たむろし罵詈雑言を浴びせ合う周囲の中で、モントは理論的で冷静、そして芝居に熱を捧げる青年だ。 混沌とした日々の中で、ジミーとモントにとって、互いの存在が救いとなっていた。 やるせない日常の中で、必死にもがく人たちを描いた本作。 意識的に無意識的に、差別をする白人たち。 諦めの中、堕落し、傷つけ合う黒人たち。 作品全体を覆う暗さの中で、ジミーとモントの友情が救いに感じられた。 主題歌「San Francisco」(花のサンフランシスコ)が作品の世界観にぴったりで、哀愁と切なさを感じさせ、より一層、気持ちをエモーショナルにさせる。 Fワードがかなり出てくるし、暴力的な描写は少ないものの精神的に胸糞悪くなるシーンも続く。 観た後も気持ちがズシッと重くなる作品でしたが、それでも、見てよかった、と思える作品でした。
洲波維九
2.0
「僕の個人的な感覚としては。「住む」って凄く違和感があってね。僕は今ここに居て寝て起きてるだけなんだよね。其れをあーた達は。「それ其処に住んどるやないか!」。か何か言って。オッサン早くトイレ掃除しろよ仕事だろが。という感覚としてはあるんですよ。そういう気概なもんでわざわざというか。今贔屓の他人とその感覚をシェアしてるだけって思っている」 って高い所から見下してたら オッサン「訳のわからない事を言いながら嘲笑って見下ろすのはやめなさい!失礼だよ!」 か何か言って憤ってるから面白い。 今贔屓の他者の隣で香箱
Taul
3.5
『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』鑑賞。見逃さなくてよかった。A24からまたも素晴らしい才能の出現。驚きのオープニングから街への愛憎溢れる映像詩に魅了される。『ブラインドスポッティング』で知ったジェントリフィケーションだが本作は寓話的でもあり誇りさえあれば貧すれど輝く。 『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』監督ジョー・タルボット(29)はこれが長編デビューという才人。友人のジミー・フェイルズを主役にこじんまりせず技巧と詩情たっぷりに故郷への思いを語り切った。A24の先輩バリー・ジェンキンスの影響か。Arriのデジタル映像の凝った色調が美しかった。
makiko
0.5
A24作品のなかでも、最高レベルに理解できなかった。。ボーのような奇抜な展開でもないのに、全く意味がわからないまま2時間観た感じ。。
gatchang
3.0
まあまあだったぉ👌
いやよセブン
3.0
どんどん変貌していく街、サンフランシスコで取り残されていたビクトリア様式の生家が売りに出される。 主人公はお金がないので、友人と不法占拠してしまうのだが・・・。 都会では昔の家並みを見ることはほとんど不可能となっており、主人公の気持ちはわかるが、あまり迫ってこなかった。
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