斬、
斬、
2018 · 時代劇/ドラマ/アクション · 日本
80分
© SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER



江戸末期。貧窮して藩から離れ、浪人となる者も多く、都築杢之進(池松壮亮)もまたそんな一人だった。藩から離れた杢之進は江戸近郊の農村で農家の手伝いながら、隣りの農家の息子・市助(前田隆成)に木刀で剣の稽古をつけ、自分の腕も鈍らないよう汗を流す日々を送っている。市助の姉・ゆう(蒼井優)は、剣の稽古に明け暮れる二人を冷めた目で見つつ、杢之進と互いへの思いを募らせていた。開国の是非に大揺れの時世であり、ゆうは杢之進がきな臭くなってきた中央に出て参戦する時が近づいていることを案じる。ある日、三人は神社の境内で果し合いを目にし、一見やわらかな物腰の浪人・澤村次郎左衛門(塚本晋也)の腕に触発された杢之進と市助は一層剣の稽古に励んだ。そんな二人の稽古を見た澤村は、杢之進の腕に尋常でないものを見てとり、二人に澤村の組織として京都の動乱に参戦しないかと誘いをかける。ゆうの思いを顧みず、二人は澤村の誘いに乗ることに……。
💃 踊り終えたあと、本音がこぼれる
「タンゴの後で」都度課金開始✨
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くらっしゃあ
3.5
オープニングのクレジットタイトルで【海獣シアター】と出た時点で、“出たぁー”と思ってしまうくらいには塚本晋也の映画が好きだ。 この人の撮る映画は、息苦しい映画が多く、いつも息を詰めるように観るからしんどくもあるので、しょっちゅう観るものではないと思っているが、たまにこの世界に身を委ねたくなる。 本作もまさに息苦しい映画だった。 【prime video】
tanmen429
3.0
獣臭い世界観は良かったけど、ストーリーは(´・ω・`)?って感じで、良くも悪くもガラパゴスな日本映画という感じ
ゾウリムシ
2.5
◾️◾️◾️ 「なんか真面目そうな時代劇が見たいな」と思って鑑賞。 ちょっと精神的にグロテスクだなと思ったけど、「刀」の持つ暴力性とか、時代の移り変わりに伴う殺人に対する価値観の変化とか、考えさせられる側面がありました。 作り込んだであろうゴア描写も、あまりねっとり見せつけずにサラッと流してるところにこだわりを感じました。 (殺陣のシーンでは、もう少しカメラを揺らさないでもらえたら、とも思いましたが) ◾️◾️◾️ 敢えてだと思うのですが、映像に対して、いかにも「時代劇でござい」っていう感じのエフェクトを使ってなくて、軽い、すごいデジダルっぽい(悪く言えば安っぽい)質感なんですよね。 無加工の現代の映像を見てるようであんまり時代劇っぽさを感じなくて、はじめのほうは違和感を感じていたんですが、「よく考えたら、江戸時代の人たちだって私たち現代人と同じ色や景色の見え方してたんだよなぁ…」と思って、それが逆にリアリティを出すことに繋がっていたのかなぁ、と思わされた次第です。 ◾️◾️◾️
Schindler's Memo
3.0
塚本晋也の映画は、評論家の評価が非常に高い。おそらくこの映画も2020年キネマ旬報ベストテンには顔を出すんじゃないかと思う。 というのは、つまり彼の映画はある意味で解り易いからだ。本作も、本質は「野火」を経た反戦映画であり、テーマは「非暴力を貫くことの難しさ」という、もはやガンジーなどを起点とし冷戦、全共闘といった、ある意味古びた思想史をストレートにカメラへ投影させた感がある。 でもどうなのか、観ていて面白くないのも確かだ。 理由は簡単で、エンターテインメント性に恐ろしく欠けているからだ。中心の二人の武士(浪人)は結局大義を全うしないし、時代劇におけるチャンバラも美しくない、というより殺陣として全く切れていない。主役二人の恋愛モノとしても、極めて厭な結末というか 、結局は杢之進の自慰でしか描写がない。 また、蒼井優が作品によって変幻自在であるのに対して、池松の演技はここ数作全く同様で倦怠感を持ってしまうし、監督自身の「剣豪」に至ってはオーラ的に不十分だ。 蒼井優の変なエロチシズムだけが妙に光っているが、「映画」としては面白さに欠けると言わざるを得ないと思う。残念だが。
shimabukurock
見ている最中
時代劇という表現自体が「現代への批評」という視点を持つ、ということを慣れ合い抜きに本作はまさに現代というものに作られるべき作品だ、というのが序盤からプンプンと匂い立つ。 タイトル「斬、」の「、」とはまさに「藤岡弘、」の「、」と同じく。 終わらない暴力の連鎖として表される。 暴力と隣接していながら、その暴力に対して認識しつつ目をそらす、あるいは、見て見ぬフリをする。あるいは、その暴力に向かう自らの衝動でしかない思慮のない感情を正当化する「時代」というもの。 とにかく映画全編に漂う空気と、描かれている人物それらが、まさに空気に翻弄される形でほぼほぼ完璧に描いてみせてくれる。 塚本晋也監督もそう。あるいはある時代から日本映画が描き続けてきた「暴力」のある種到達点に達したと思う傑作。 暴力への衝動や、「斬る」という行為や精神性は、世に定義づけられている「武士道」なんてものとは全く異質であるという、実に血の通った論理を展開する傑作。
アリちゃんパパ
2.5
これは私が愛する時代劇ではありません。時代劇は、様式の中に美を追求するものですが、本作には様式も美もありません。薄汚いサムライもどきがバタバタと動き回っているだけです。 本来殺陣のシーンに手持ちカメラを使うのは邪道です。そんなことをすれば殺陣の美しさが消えてしまうからです。 そもそもあれほど激しい稽古をしているのに池松壮亮が人を斬ることから逃げ回っているのは不合理です。
kom
3.0
時代劇の皮を被ったカルト映画。池松壮亮と蒼井優に釣られて観た人は唖然としただろうなぁ。気をつけろ、監督は塚本晋也だぞ。 勿論この二人の力は遺憾無く発揮されている。カルト的な内容をガチの実力派俳優にやらせるとこんな迫力になっちゃうんだな、と心から感心した。二人とも凄まじい演技だった。 前半は前フリなので割と退屈。主人公に剣を教えてもらって調子こいた百姓の息子がチンピラ集団に喧嘩を売る→ボコされる→主人公が病気で寝込んでいる間におっさんがそいつらをボコす→そいつらが百姓一家を殺す→「あんたが寝てる間にやられたんだから仇をとってこい」とヒロインに糾弾される→ついてくるなと言っているのについてくるヒロイン、と割とイライラする展開が続く。主人公は何も悪くないのに本当にかわいそう。 ところが中盤、この映画はもはやストーリーなんてどうでも良くなるくらいの圧倒的な迫力を出してくる。刀を口に突っ込まれガクガク震える主人公とレイプされるヒロインを交互にカットバックで見せ続けるシーンの凄まじさといったら。間違いなくあのシーンがこの映画のハイライト。直後、おっさんに腕を切り落とされたチンピラのボスがすぐに死ねずに血を流し続ける軽いゴア描写もしっかり入れ、それまでの牧歌的な時代劇の空気を急変させて一般客を置き去りにする。 そこからはもうひたすら塚本演出の真骨頂をただ観せられ続けるだけ。自暴自棄になるヒロイン、狂ったように「人が斬れるようになりたい」と繰り返す壊れた主人公、そして翌朝森を彷徨い歩く三人、からのラストに派手に舞う血しぶきとヒロインの絶叫。ものすごく好みだった。 全体的に殺陣のシーンはどれもしっかりとした迫力があり、非常にたっぷりと間をとった上でスピーディーに見せる演出は見事。チンピラ集団のリアルな不気味さ、汚さも素晴らしかった。 ただ邦画にはありがちだが、さすがにBGMや効果音に対して台詞のボリュームが小さすぎる。ちょっと極端なくらい。あと暗い場面が多いのだが、本当に真っ暗で、何が起こっているのかかなり見づらかった。せっかく俳優陣が良い演技を見せているのだから、せめて人物の表情がわかるくらいにはしてほしかった。 いわゆる「男らしさ」から一歩距離をとってきた主人公。しかし彼の中には内心強い憧れと恐れがあった。その象徴が「剣」。絶妙に性的な空気を全編に渡り漂わせることでこのあたりをしっかりと匂わせる演出は見事。最後それを乗り越えてしまった主人公の行く先を象徴するようなヒロインの絶叫で終わらせる見せ方も圧巻。 自分は楽しめたのだが、割と世間の評価は低いようで。まぁ普通の時代劇だと思って観ればそりゃそうだろうな。塚本晋也に耐性のある人以外はおすすめしない映画ですよ。
いやよセブン
2.5
幕末の農村に人を斬ることが出来ない侍(池松壮亮)がいた。 村の娘(蒼井優)とは相思相愛で、剣の腕はなかなかのものらしい。 そこへ現れたのは平気で人を斬る剣の達人(塚本晋也)、そして野盗の集団だった。 皮肉なことに斬り合いたくない主人公のせいで斬り合いが始まる。 武器は抑止力か?
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