声をかくす人
THE CONSPIRATOR
2010 · ドラマ · アメリカ
123分



1865年、南北戦争の終結直後、リンカーン大統領が南軍の残党に暗殺される。有名な 俳優だった主犯のジョン・ウィルクス・ブースは逃亡中に射殺され、8人の共犯者が次々と逮捕される。その中にメアリー・サラット(ロビン・ライト)という女性がいたことが、世間を驚かせる。サラットは南部出身で、夫を亡くした後、2人の子供を育てるために下宿屋を営んでいた。元司法長官のジョンソン上院議員(トム・ウィルキンソン)から彼女の弁護を頼まれたフレデリック・エイキン(ジェームズ・マカヴォイ)は英雄と称えられた元北軍大尉で、大多数の北部の人々と同じく犯人に怒りと憎しみを抱いていた。
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Schindler's Memo
3.0
真面目すぎる映画だと思う。 まずは、史実を扱っているので結末は判っている。 そして、基本的に淡々とした演出であり、劇的な展開や味付けなどは皆無で、観客が知らされる事柄は、概ね百科事典に記されている範疇を超えない。 映画の大部分は法廷劇である。確かに容疑者とその弁護士の観点から映画は進むが、だからどうだというわけでも無く、双方の理屈を羅列しただけの裁判であり、はじめから判決ありきだ。これまで何度も描かれてきた、「東京裁判」の如くであり、そうなると結局はむなしさばかり残ることになる。 往年の大スターによる演出で、この人は何故か監督となると途端に「社会派」となるのだが、同じ俳優出身の監督、例えばクリント・イーストウッドとか、新しいところではベン・アフレックなどと比べると、面白みやエンタメ度を大きく落としてくるのは、やはり「狙い」なのだろうか?
Masatoshi
2.0
嫌な気持ちになりたい時のために。
ご自由さん
3.5
リンカーン暗殺後の犯人グループの裁判が主題。法律と政治との判断の違いが凄すぎる。 少し気になるのが宿家の女主人とその姉妹が主題ではあるがあまりにも しっかり立派な人物になっている点。 conspirator とは共謀者。
いやよセブン
3.0
リンカーンを暗殺した南部人グループを追い詰める北部中心の政府。 主犯は射殺、グループがたむろしていた下宿屋の女将(ロビン・ライト)も捕まえる。 本当は彼女の息子が犯人なのはみんなが知っていたのだが、逃亡されてしまい、代わりに捕まえたのだ。 軍事法廷で裁かれるが、弁護士は北軍の大尉だった男(ジェームズ・マカヴォイ)。 権力を握っていた政府からの圧力の下、裁判は始まる。 「憲法なんて国があってのもので、国を維持することが優先する」なんて怖いことを、当時のアメリカ政府は実行していた。 監督はロバート・レッドフォード。
ジュネ
4.5
アメリカ初の女性死刑囚となったメアリー・サラットの半生を描いた、ロバート・レッドフォード監督作。さすがと言うべきか非常に手堅い作りになっており、どこまでも容赦ない現実を全く手を抜くことなく、ひたすら生真面目に描ききる本作は、見終わったあとに大きなため息が出るほどです。 主人公のフレッドは弁護士である前に一人の兵士であり、リンカーン大統領を殺害した犯人の一味と目されるメアリーを弁護することに嫌 悪感を覚えます。彼女は実行犯の息子をかばっているだけなのですが、犯人を抹殺し事態の収拾を図る政府は不正や捏造も厭いません。そこに、フレッドは、自分が命を賭して守ったアメリカの醜い姿を見ることになるのです。 フレッドは実行犯の息子と引き換えにメアリーを助けることが法に支える自分の使命だと信じますが、メアリーは命を賭けて息子を守ろうとします。なぜならそれが『母親』としての信念であり彼女のかざす正義だからです。法廷で両者の意地がぶつかりあった結果、どうなるのか。 この映画で描かれていることが140年以上経過した現代で再び起こるとは、さしものリンカーン本人も想像できなかったでしょう。とても皮肉な気持ちにさせられる1本です。
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