wishgiver4.0ロバート・ハリスの世界的ベストセラー小説"Munich – The Edge of War"の映画化作品。 1938年秋、チェコスロバキアへの侵攻を図るヒトラーに対し、イギリス政府チェンバレン首相は戦争を避け平和的解決に導こうとしていた。 しかしミュンヘン会談を前に、ヒトラーの隠された本当の意向を知る反ナチスのドイツ外交官ポールはオックスフォードの同級生で英国首相の私設秘書ヒュー・レガトと密かに会い、チェンバレン首相に署名を思いとどまるよう証拠文書を渡す。 ---------------------------------------------- 歴史的事実にフィクションを加えたサスペンスとして、とても面白く見応えがありました。 オックスフォードで仲の良かったポールとレガトが疎遠になった理由、そしてナチスを支持していたポールの翻意の理由が当時の状況に合わせて非常にリアルに設定されていて、説得力も充分。 チェンバレン役ジェレミー・アイアンズ、レガト役ジョージ・マッケイ他、アウグスト・ディール(『名もなき生涯』)、ザンドラ・ヒュラー(『ありがとう、トニ・エルドマン)など実力派を多数配したキャスティングも◎で、ミュンヘン協定の前後の史実を知って鑑賞すると3倍楽しめます。 ---------------------------------------------- この会談で署名されたミュンヘン協定は、後年「第二次世界大戦勃発前の宥和政策の典型」とされ、近代の外交的判断失敗の代表例として扱われています。 イギリスの参戦は無いと踏んでいたヒトラーですが、100%の確信はなく、この賭けに勝ったヒトラーはその後大躍進を遂げます。 実際この1年後にヒトラーは協定を無視してポーランドに侵攻、批判が高まったチェンバースは辞任、そしてチャーチル首相が就任することになりますが、ここでも最後まで参戦を躊躇するイギリスの様子は『ウィンストン・チャーチル』に詳しいです。 2024.2.15@Netflixいいね2コメント0
sawa4.01938年のミュンヘン会談。かつての親友ヒュー(ジョージ・マッケイ)とポール(ヤニス・ニーヴナー)は、それぞれイギリス、ドイツ側の政府団に参加していた。世界戦争が始まるかもしれない緊張感の中、2人はナチスの極秘情報を手に秘密裏に奔走する・・・という話。 ミュンヘン会談、ミュンヘン協定について調べてから観ました。協定は結ばれるのか、戦争は回避できるのか、ヒトラー暗殺は成功するのか、全て結果は分かっていてもハラハラしながら観られました。 ドイツが攻めてくるかもしれないと、ガスマスクを手に混乱するロンドンの様子や、会談へ向かうチェンバレン首相に「戦争をやめてくれ」「チェコを救ってくれ」と訴える民衆など、その当時の様子が分かる所がよかったです。 一方ドイツでもすでにユダヤ人排斥が進んでいて、街で公然と彼らが虐げられている様子や、子供達がナチスの訓練を受けている様子が。 今は密かな反ナチスのドイツ人ポールが、元々はヒトラーを支持していた事。敗戦国であるドイツの誇りを取り戻したいという気持ちをうまく突かれてしまった若者達の様子もなるほどなぁと思いました。彼が考えを変える一因になっただろう、元恋人が受けた仕打ちが本当に辛かったです。 あの文書の行方は!ポール殺されちゃう!とハラハラしていると意外な物語的なオチ。この後イギリスも世界中も大変な事になってしまうけれど、後味のいい終わり方でした。 ポールがタバコを吸うヒューに「1本くれ」と言うと、なぜかヒューはそれを断り「一緒に吸おう」と一本のタバコを2人で吸うシーン。2人の白煙が交わる所が妙にBL風でドキドキ。ポール役のヤニス・ニーヴナーがとても素敵だったので、他の作品も観ようと思います。いいね1コメント0
neil753.5ロシアがウクライナに侵攻するのかどうかのタイミングでこの作品を鑑賞したので普段以上に感じるものがあった。 この作品のように政府関係者が今も動いているんだろうね。と書いてる最中にロシアがやりやがった。いろいろと考えさせられる作品でした。一番最初に「いいね」してみましょう。コメント0
wishgiver
4.0
ロバート・ハリスの世界的ベストセラー小説"Munich – The Edge of War"の映画化作品。 1938年秋、チェコスロバキアへの侵攻を図るヒトラーに対し、イギリス政府チェンバレン首相は戦争を避け平和的解決に導こうとしていた。 しかしミュンヘン会談を前に、ヒトラーの隠された本当の意向を知る反ナチスのドイツ外交官ポールはオックスフォードの同級生で英国首相の私設秘書ヒュー・レガトと密かに会い、チェンバレン首相に署名を思いとどまるよう証拠文書を渡す。 ---------------------------------------------- 歴史的事実にフィクションを加えたサスペンスとして、とても面白く見応えがありました。 オックスフォードで仲の良かったポールとレガトが疎遠になった理由、そしてナチスを支持していたポールの翻意の理由が当時の状況に合わせて非常にリアルに設定されていて、説得力も充分。 チェンバレン役ジェレミー・アイアンズ、レガト役ジョージ・マッケイ他、アウグスト・ディール(『名もなき生涯』)、ザンドラ・ヒュラー(『ありがとう、トニ・エルドマン)など実力派を多数配したキャスティングも◎で、ミュンヘン協定の前後の史実を知って鑑賞すると3倍楽しめます。 ---------------------------------------------- この会談で署名されたミュンヘン協定は、後年「第二次世界大戦勃発前の宥和政策の典型」とされ、近代の外交的判断失敗の代表例として扱われています。 イギリスの参戦は無いと踏んでいたヒトラーですが、100%の確信はなく、この賭けに勝ったヒトラーはその後大躍進を遂げます。 実際この1年後にヒトラーは協定を無視してポーランドに侵攻、批判が高まったチェンバースは辞任、そしてチャーチル首相が就任することになりますが、ここでも最後まで参戦を躊躇するイギリスの様子は『ウィンストン・チャーチル』に詳しいです。 2024.2.15@Netflix
sawa
4.0
1938年のミュンヘン会談。かつての親友ヒュー(ジョージ・マッケイ)とポール(ヤニス・ニーヴナー)は、それぞれイギリス、ドイツ側の政府団に参加していた。世界戦争が始まるかもしれない緊張感の中、2人はナチスの極秘情報を手に秘密裏に奔走する・・・という話。 ミュンヘン会談、ミュンヘン協定について調べてから観ました。協定は結ばれるのか、戦争は回避できるのか、ヒトラー暗殺は成功するのか、全て結果は分かっていてもハラハラしながら観られました。 ドイツが攻めてくるかもしれないと、ガスマスクを手に混乱するロンドンの様子や、会談へ向かうチェンバレン首相に「戦争をやめてくれ」「チェコを救ってくれ」と訴える民衆など、その当時の様子が分かる所がよかったです。 一方ドイツでもすでにユダヤ人排斥が進んでいて、街で公然と彼らが虐げられている様子や、子供達がナチスの訓練を受けている様子が。 今は密かな反ナチスのドイツ人ポールが、元々はヒトラーを支持していた事。敗戦国であるドイツの誇りを取り戻したいという気持ちをうまく突かれてしまった若者達の様子もなるほどなぁと思いました。彼が考えを変える一因になっただろう、元恋人が受けた仕打ちが本当に辛かったです。 あの文書の行方は!ポール殺されちゃう!とハラハラしていると意外な物語的なオチ。この後イギリスも世界中も大変な事になってしまうけれど、後味のいい終わり方でした。 ポールがタバコを吸うヒューに「1本くれ」と言うと、なぜかヒューはそれを断り「一緒に吸おう」と一本のタバコを2人で吸うシーン。2人の白煙が交わる所が妙にBL風でドキドキ。ポール役のヤニス・ニーヴナーがとても素敵だったので、他の作品も観ようと思います。
ももこ
3.5
2022/9/12
よっち
3.5
今のロシアの侵攻に似てる。
neil75
3.5
ロシアがウクライナに侵攻するのかどうかのタイミングでこの作品を鑑賞したので普段以上に感じるものがあった。 この作品のように政府関係者が今も動いているんだろうね。と書いてる最中にロシアがやりやがった。いろいろと考えさせられる作品でした。
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