uboshito4.5「インセル」のことを「不本意の禁欲主義者」みたいに訳してて、正確にはそうなんだろうけど、そもそも「自分が禁欲してるのはモテないせいで本心ではないので不本意」みたいな意味がそもそもおかしいわけで、端的に日本語でいうところの「非モテ」なわけですよね。非モテ男子が、バカにされたことにぶちギレて女子を殺害した。しかも7カ所もナイフでめった刺し。尋常ではない殺し方。それが13歳の少年が容疑者ということでドラマは始まるが、この第1話のワンショットによる突入前後の緊迫感は、全4話中、もっともドキドキさせられた。 かねてより、ワンショット風映画などというものは、広島風お好み焼きみたいなもので、「あくまでも”風”なだけで、本物ではない」というのが持論で、壁とか地面とかで「編集点」を作ってるような映画等が散見される中、どうやらこのドラマは「本当に全部ワンショットで撮影した」らしい。頭おかしい。 しかもなんと、1話を平均して10テイク程度は撮っているらしく…「は?」ってなる。じゃあ容疑者の家にドアを破壊して突入したり、登場人物が泣いたり喚いたり、手紙の封を切ったり車にペンキぶちまけたり、走る車の合間を逃げたり、っていうのも全部「10回」はやったことになる。同じ演技を10回ってもう演劇だよね。でも映像はちょっと事情が違う。天気とかその他の要素もあるし、それが4話分なのでスタッフはそれを40回以上も繰り返したことになる…もはや尊敬。 で、本作の撮影はワンショットであることばかり語られるが、実際に重要なのは「カメラが語っている」部分だと思う。カメラが表情に寄ることで意味を生じさせている。だから倍速で見るとかとてもじゃないけどできない。カメラの語りを理解しようとすると、早送りでは読み取れないから。もちろんワンショット撮影も本当にすごくて、本当に編集点とかないので、本当に1時間ずつ、俳優さんは同じ演技をしていたのだなとわかって鳥肌ものなので、そこも必見。 ただ、星を5つにできなかったのは、物足りなさもあったため。ワンショットで撮影するために脚本が書かれているので、登場人物の「動作(動き)」も完全に計算され尽くしていて、そこは驚嘆するものの、どうしても1話で描かれるシークエンスは舞台が限定される。車で移動したり、ドローンで空撮しても限界はある。つまり「語られない部分」が多すぎるのだ。それが良いのだという意見もあるようだけど、個人的にはこの「インセル」の部分、ミソジニーが少年にまで侵食している様子は、もう少し深掘りしてもらいたかった。 最初、この容疑者となった少年は「僕はやっていない」「僕じゃない」「別の誰かと間違えている」とずっと言い張っていた。警察に捕まって泣きじゃくり、弱々しい雰囲気で、そう言っていた。しかし証拠映像は動かぬ証拠になってしまった以上、それ以上の否定はできないはずなのに、それでもまだ「僕じゃない」とか言っていて、これはつまり「僕ちゃんは悪いことはしてない」「捕まるようなことはしていない」という認識でいるということになる。ここが本作での最大の恐怖であり、戦慄する部分なのだから、ここはもう少し描いてもらいたかった。第3話で明らかになるかと思ったけど、女性の心理学者にマウントをとる程度で、曖昧な印象だったのがとても残念だった。あと重要なのは、この少年は決して「ugly」とは思えないという部分。自己評価の低さは親のせいなのか、友人のせいなのか、コミュニティのせいなのか…13歳なんてみんな自己評価は低いと思うんだけど、今の子はそんな理由で人をころしちゃうんですかね? という「動機」の部分が完全には描かれなかった=制作者もわからなかった、のかなと邪推してしまう。まあ、わかるわけねーか… とはいえ、近年稀に見る傑作なのは間違いなく、ジェンダー問題などに関心のある人にはぜひ見てもらいたい作品。ほぼ4時間の映画と思えば見れるかと。 【視聴:Netflix】いいね20コメント2
hanako4.02025/3/30 アドレセンス=思春期。いや~~これは堪える。 少しでも興味のある方は、ぜひ前情報なしでフラットに観てほしい…!(現代を生きる全ての人へ、そして特に、思春期前後の子供を持つ全ての親へ、かな) ◆ 全4話でそれぞれ1カット撮影。 途中空撮もあってさすがに編集ありの“1カット風”かと思ったら、手持ちカメラにそのままドローンを装着しているメイキングを見て、すごいストイックだなと…!(もはや頭おかしいとすら思った笑) ◆ ◆ ◆ ◆ ◆【ネタバレ含】 ◆ ◆ ◆ ◆ #3 事件から7カ月後。心理療法士と容疑者少年の5回目の面会。 この回が凄まじかった…この回だけで映画化出来そうだよ。主演の男の子の存在感!!(これがデビュー作のオーウェン・クーパー。名前覚えた。エドワード・ノートンのデビュー作「真実の行方」を彷彿とさせる)。 ◆ 途中、椅子に座った心理療法士を少年が上から見下ろす構図のシーンがあるんだけど、このカットに全てが凝縮されていた気がします。 被害者のような弱々しい印象を与える少年が実は加害者だったという衝撃から一転、彼はSNSや周囲からの影響で歪んでしまった、現代が生み出したモンスター、ある意味被害者なのかも…と思い直してしまう。それこそ“思春期という病”か。 ◆ 最初は二重人格か心理錯乱的なもので「やってない」って言い張っていると思ったんだけど、そうじゃなくて、自分の行いが取り返しのつかない犯罪だと自認した上で「俺は悪くない」って意味で「やってない」って言ってんだ、と気づいて戦慄しますね。 (似て非なるものですが、「東京大学誕生日研究会レイプ事件」の犯人たちの言い分を思い出しました。罪状を理解出来ず、最後まで被害者を責めていたとか。) ◆ 恐ろしく、同時に哀れな存在を目の当たりにして、涙が頬を伝う心理士。受け止めきれないよね…。最後までプロフェッショナルな態度ブラボー。(こんな仕事辛くてとても出来ない…)いいね13コメント0
Masatoshi3.5まず、ストーリーもさることながら、まず驚かされたのはひとエピソード毎がカットなしのワンショット、1発撮りで行われていたこと。 つまり、どこか一つの場面でミスをすればやり直し、これは俳優の方々すごいプレッシャーの中で完璧な演技を求められ大変な緊張感があったことだと思います。 そして、題名の『アドレセンス』。青年期と呼ばれますが実際には思春期。子供と大人の狭間の世代のことでしょうか。 恥をかいて落ち込んでいる同級生の女の子。自分自身も何をやっても上手くいかない少年はその女の子の気持ちが分かると思い慰めようと声を掛ける。 その行為は、自身は気持ちに寄り添うと思い込んでいるけど、実際はどうなんだろう。弱者への優位性が心のどこか奥深い片隅にあるかもしれないことに気付きもしない。 クラスで馬鹿にされている少年に優しくされて、女の子がさらに傷つくとは端から気持ちが及ばない。 それがアドレセンス。人生の独りよがりの瞬間。かつては中学生から高校生、せいぜい二十歳過ぎまでの世代だったのですが。 話が飛びますが、現在の男のアドレセンスは30代から何なら40代近くまでその傾向があるかも。男の幼児化に反して女の自立度が増すのは、逆説的に言えば、男の幼児化が否応なしに女の自立化に繋がったのかも。 こんなに優しくしているのにその気持ちに答えないのは相手が悪い。この映画は現代の男への警鐘なのかもしれませんね。 そう言うお前もそうだろ。はい、仰る通りです。 てか、映画の考察なんてアドレセンスの承認欲求以外の何者でもないだろう。はい、実にその通りで、 あ、胃が痛い。そんな時は太田胃酸(おお、退散)いいね8コメント0
wishgiver4.0Netflixのリミテッドシリーズとしては公開後2週間の史上最多視聴回数を記録した、映画『ボイリング・ポイント/沸騰』のフィリップ・バランティーニ監督の野心作。 ワンカット映像で切れ目なく視点が続くので、この物語から抜け出せないし、脚本も演出も完璧でとにかく目が離せない。 「1日目」「3日目」「7ヶ月目」「13ヵ月目」という4話構成の内容も斬新で見事だし、出演陣の熱演も素晴らしい。 特に3話目の 心理療法士のエピソードはすごかった。 現代が抱える心の問題、若者のSNS至上主義の問題などを超リアルに描いた必見作。 それにしてもこれらの問題に対する解決策はあるんだろうか。 2025.3.29@Netflixいいね4コメント0
cocoa4.0原題の「Adolescence」は「思春期」とか「青年期」の意味。 Netflix配信の全4話におけるイギリス製作のドラマです。 Netflixものはいつも期待していないのですが、これはワンカットの撮影と脚本や構成が優れていて一気に観られた秀作でした。 ある朝、ある住宅に突然の警察部隊の突入があり一人の少年が連行される。 13歳のジェイミーを容疑者として拘束。 家族の前で素早く淡々と手順通りに行われるやり方に観ている方も唖然とした。 警察に行くとジェイミーは未成年だから「Appropriate adult」と言われる適切なふさわしい大人として父親エディをそばに置く。 唖然として動揺するジェイミー、心配する家族、そんな少年犯罪の真相を描くストーリーです。 内容はある少年犯罪の加害者とその家族、教育現場、加害者の収容された更生施設での面談、苦しむ加害者家族を描いているのですが、どれも緩みが全くない。 「1日目」、「3日目」、「7ヶ月目」、「13ヶ月目」の構成がとても効いていた。 特に3話目の心理療法士ブリオニー・アリストンとの面談はすごい。 一見、ひ弱なジェイミーが面談中に何度も激昂する場面では、単なる思春期の感情の揺れとは思えぬほどの本性が見え隠れしていた。 何度も「男であることにどう感じるか?」と聞かれ、さらに父親エディの事を掘り下げられるジェイミー。 女性の体に興味がある年頃だからその辺は普通のことだけど、ジェイミーは被害者ケイティの言動を許せなかった。 そこには劇中に感じられる男性弱者独特の思想、コミュニティの問題が見えてくる。 狭い社会である学校でモテない、いじめられているなどの存在をネット上でおもしろおかしく書き立てる現在。 刑事の息子アダムが父に教えたのが絵文字や色で意味が違うと言う真実。 空回りしている父親の捜査に助言したアダムだが、彼自身もいじめられている存在。 でもみんなのやり取りを見たくてSNSのアカウントは持ち続けている。 (それは他の生徒達の状況を見ることで生きていく道を模索しているよう…) 第4話では加害者家族の苦しみをリアルに描いていた。 周りに嘲笑されながら窮屈な気持ちで暮らしているジェイミーの家族。 車に落書きされて、ホームセンターでは父がペンキを車に浴びせ、何が起きてもおかしくない状況。 確かに犯罪者の家族は生きるだけで大変だと思う。 しかし、エディの言動には最初からDV気質を感じたのは私だけかな。 自分の父親のように暴力的にならないようにしていたエディ。 夫婦仲は一見良さそうに見えたが、妻のマンダは夫の機嫌をいつも気にしている。 家族で車にいる時にジェイミーからの電話。 「裁判も近いので罪を認めようと思う」と言うジェイミー。 彼が更生できるのかどうかは全わからない。 それ以上にネット社会の弊害はもっともっと大きくなるだろう。 演じる役者陣も素晴らしく、学校のシーンでは先生役はすべて撮影スタッフが演じ、数多くの生徒をその場その場で誘導していたと聞き、圧倒されました。 気持ちは重くなる作品だけど凄い作り方でした。いいね3コメント0
gambarzo4.0思春期の危うさ、思春期の子と向き合うことで揺らぐ大人を丁寧に描いた作品。実話なのかな?3話で鑑別所みたいなところで、心理療法士が判決前報告書のための面談をするのだが、ここの話の流れがさすが英国のドラマだと関心して、この3話だけ5回も観た。いいね2コメント0
uboshito
4.5
「インセル」のことを「不本意の禁欲主義者」みたいに訳してて、正確にはそうなんだろうけど、そもそも「自分が禁欲してるのはモテないせいで本心ではないので不本意」みたいな意味がそもそもおかしいわけで、端的に日本語でいうところの「非モテ」なわけですよね。非モテ男子が、バカにされたことにぶちギレて女子を殺害した。しかも7カ所もナイフでめった刺し。尋常ではない殺し方。それが13歳の少年が容疑者ということでドラマは始まるが、この第1話のワンショットによる突入前後の緊迫感は、全4話中、もっともドキドキさせられた。 かねてより、ワンショット風映画などというものは、広島風お好み焼きみたいなもので、「あくまでも”風”なだけで、本物ではない」というのが持論で、壁とか地面とかで「編集点」を作ってるような映画等が散見される中、どうやらこのドラマは「本当に全部ワンショットで撮影した」らしい。頭おかしい。 しかもなんと、1話を平均して10テイク程度は撮っているらしく…「は?」ってなる。じゃあ容疑者の家にドアを破壊して突入したり、登場人物が泣いたり喚いたり、手紙の封を切ったり車にペンキぶちまけたり、走る車の合間を逃げたり、っていうのも全部「10回」はやったことになる。同じ演技を10回ってもう演劇だよね。でも映像はちょっと事情が違う。天気とかその他の要素もあるし、それが4話分なのでスタッフはそれを40回以上も繰り返したことになる…もはや尊敬。 で、本作の撮影はワンショットであることばかり語られるが、実際に重要なのは「カメラが語っている」部分だと思う。カメラが表情に寄ることで意味を生じさせている。だから倍速で見るとかとてもじゃないけどできない。カメラの語りを理解しようとすると、早送りでは読み取れないから。もちろんワンショット撮影も本当にすごくて、本当に編集点とかないので、本当に1時間ずつ、俳優さんは同じ演技をしていたのだなとわかって鳥肌ものなので、そこも必見。 ただ、星を5つにできなかったのは、物足りなさもあったため。ワンショットで撮影するために脚本が書かれているので、登場人物の「動作(動き)」も完全に計算され尽くしていて、そこは驚嘆するものの、どうしても1話で描かれるシークエンスは舞台が限定される。車で移動したり、ドローンで空撮しても限界はある。つまり「語られない部分」が多すぎるのだ。それが良いのだという意見もあるようだけど、個人的にはこの「インセル」の部分、ミソジニーが少年にまで侵食している様子は、もう少し深掘りしてもらいたかった。 最初、この容疑者となった少年は「僕はやっていない」「僕じゃない」「別の誰かと間違えている」とずっと言い張っていた。警察に捕まって泣きじゃくり、弱々しい雰囲気で、そう言っていた。しかし証拠映像は動かぬ証拠になってしまった以上、それ以上の否定はできないはずなのに、それでもまだ「僕じゃない」とか言っていて、これはつまり「僕ちゃんは悪いことはしてない」「捕まるようなことはしていない」という認識でいるということになる。ここが本作での最大の恐怖であり、戦慄する部分なのだから、ここはもう少し描いてもらいたかった。第3話で明らかになるかと思ったけど、女性の心理学者にマウントをとる程度で、曖昧な印象だったのがとても残念だった。あと重要なのは、この少年は決して「ugly」とは思えないという部分。自己評価の低さは親のせいなのか、友人のせいなのか、コミュニティのせいなのか…13歳なんてみんな自己評価は低いと思うんだけど、今の子はそんな理由で人をころしちゃうんですかね? という「動機」の部分が完全には描かれなかった=制作者もわからなかった、のかなと邪推してしまう。まあ、わかるわけねーか… とはいえ、近年稀に見る傑作なのは間違いなく、ジェンダー問題などに関心のある人にはぜひ見てもらいたい作品。ほぼ4時間の映画と思えば見れるかと。 【視聴:Netflix】
hanako
4.0
2025/3/30 アドレセンス=思春期。いや~~これは堪える。 少しでも興味のある方は、ぜひ前情報なしでフラットに観てほしい…!(現代を生きる全ての人へ、そして特に、思春期前後の子供を持つ全ての親へ、かな) ◆ 全4話でそれぞれ1カット撮影。 途中空撮もあってさすがに編集ありの“1カット風”かと思ったら、手持ちカメラにそのままドローンを装着しているメイキングを見て、すごいストイックだなと…!(もはや頭おかしいとすら思った笑) ◆ ◆ ◆ ◆ ◆【ネタバレ含】 ◆ ◆ ◆ ◆ #3 事件から7カ月後。心理療法士と容疑者少年の5回目の面会。 この回が凄まじかった…この回だけで映画化出来そうだよ。主演の男の子の存在感!!(これがデビュー作のオーウェン・クーパー。名前覚えた。エドワード・ノートンのデビュー作「真実の行方」を彷彿とさせる)。 ◆ 途中、椅子に座った心理療法士を少年が上から見下ろす構図のシーンがあるんだけど、このカットに全てが凝縮されていた気がします。 被害者のような弱々しい印象を与える少年が実は加害者だったという衝撃から一転、彼はSNSや周囲からの影響で歪んでしまった、現代が生み出したモンスター、ある意味被害者なのかも…と思い直してしまう。それこそ“思春期という病”か。 ◆ 最初は二重人格か心理錯乱的なもので「やってない」って言い張っていると思ったんだけど、そうじゃなくて、自分の行いが取り返しのつかない犯罪だと自認した上で「俺は悪くない」って意味で「やってない」って言ってんだ、と気づいて戦慄しますね。 (似て非なるものですが、「東京大学誕生日研究会レイプ事件」の犯人たちの言い分を思い出しました。罪状を理解出来ず、最後まで被害者を責めていたとか。) ◆ 恐ろしく、同時に哀れな存在を目の当たりにして、涙が頬を伝う心理士。受け止めきれないよね…。最後までプロフェッショナルな態度ブラボー。(こんな仕事辛くてとても出来ない…)
Masatoshi
3.5
まず、ストーリーもさることながら、まず驚かされたのはひとエピソード毎がカットなしのワンショット、1発撮りで行われていたこと。 つまり、どこか一つの場面でミスをすればやり直し、これは俳優の方々すごいプレッシャーの中で完璧な演技を求められ大変な緊張感があったことだと思います。 そして、題名の『アドレセンス』。青年期と呼ばれますが実際には思春期。子供と大人の狭間の世代のことでしょうか。 恥をかいて落ち込んでいる同級生の女の子。自分自身も何をやっても上手くいかない少年はその女の子の気持ちが分かると思い慰めようと声を掛ける。 その行為は、自身は気持ちに寄り添うと思い込んでいるけど、実際はどうなんだろう。弱者への優位性が心のどこか奥深い片隅にあるかもしれないことに気付きもしない。 クラスで馬鹿にされている少年に優しくされて、女の子がさらに傷つくとは端から気持ちが及ばない。 それがアドレセンス。人生の独りよがりの瞬間。かつては中学生から高校生、せいぜい二十歳過ぎまでの世代だったのですが。 話が飛びますが、現在の男のアドレセンスは30代から何なら40代近くまでその傾向があるかも。男の幼児化に反して女の自立度が増すのは、逆説的に言えば、男の幼児化が否応なしに女の自立化に繋がったのかも。 こんなに優しくしているのにその気持ちに答えないのは相手が悪い。この映画は現代の男への警鐘なのかもしれませんね。 そう言うお前もそうだろ。はい、仰る通りです。 てか、映画の考察なんてアドレセンスの承認欲求以外の何者でもないだろう。はい、実にその通りで、 あ、胃が痛い。そんな時は太田胃酸(おお、退散)
ruru
3.5
ネタバレがあります!!
wishgiver
4.0
Netflixのリミテッドシリーズとしては公開後2週間の史上最多視聴回数を記録した、映画『ボイリング・ポイント/沸騰』のフィリップ・バランティーニ監督の野心作。 ワンカット映像で切れ目なく視点が続くので、この物語から抜け出せないし、脚本も演出も完璧でとにかく目が離せない。 「1日目」「3日目」「7ヶ月目」「13ヵ月目」という4話構成の内容も斬新で見事だし、出演陣の熱演も素晴らしい。 特に3話目の 心理療法士のエピソードはすごかった。 現代が抱える心の問題、若者のSNS至上主義の問題などを超リアルに描いた必見作。 それにしてもこれらの問題に対する解決策はあるんだろうか。 2025.3.29@Netflix
masaru
4.0
やはり人類にSNSは早すぎたと改めて思う 思春期の少年少女にとっては特に 法律で禁止する国が出てくるのもわかる
cocoa
4.0
原題の「Adolescence」は「思春期」とか「青年期」の意味。 Netflix配信の全4話におけるイギリス製作のドラマです。 Netflixものはいつも期待していないのですが、これはワンカットの撮影と脚本や構成が優れていて一気に観られた秀作でした。 ある朝、ある住宅に突然の警察部隊の突入があり一人の少年が連行される。 13歳のジェイミーを容疑者として拘束。 家族の前で素早く淡々と手順通りに行われるやり方に観ている方も唖然とした。 警察に行くとジェイミーは未成年だから「Appropriate adult」と言われる適切なふさわしい大人として父親エディをそばに置く。 唖然として動揺するジェイミー、心配する家族、そんな少年犯罪の真相を描くストーリーです。 内容はある少年犯罪の加害者とその家族、教育現場、加害者の収容された更生施設での面談、苦しむ加害者家族を描いているのですが、どれも緩みが全くない。 「1日目」、「3日目」、「7ヶ月目」、「13ヶ月目」の構成がとても効いていた。 特に3話目の心理療法士ブリオニー・アリストンとの面談はすごい。 一見、ひ弱なジェイミーが面談中に何度も激昂する場面では、単なる思春期の感情の揺れとは思えぬほどの本性が見え隠れしていた。 何度も「男であることにどう感じるか?」と聞かれ、さらに父親エディの事を掘り下げられるジェイミー。 女性の体に興味がある年頃だからその辺は普通のことだけど、ジェイミーは被害者ケイティの言動を許せなかった。 そこには劇中に感じられる男性弱者独特の思想、コミュニティの問題が見えてくる。 狭い社会である学校でモテない、いじめられているなどの存在をネット上でおもしろおかしく書き立てる現在。 刑事の息子アダムが父に教えたのが絵文字や色で意味が違うと言う真実。 空回りしている父親の捜査に助言したアダムだが、彼自身もいじめられている存在。 でもみんなのやり取りを見たくてSNSのアカウントは持ち続けている。 (それは他の生徒達の状況を見ることで生きていく道を模索しているよう…) 第4話では加害者家族の苦しみをリアルに描いていた。 周りに嘲笑されながら窮屈な気持ちで暮らしているジェイミーの家族。 車に落書きされて、ホームセンターでは父がペンキを車に浴びせ、何が起きてもおかしくない状況。 確かに犯罪者の家族は生きるだけで大変だと思う。 しかし、エディの言動には最初からDV気質を感じたのは私だけかな。 自分の父親のように暴力的にならないようにしていたエディ。 夫婦仲は一見良さそうに見えたが、妻のマンダは夫の機嫌をいつも気にしている。 家族で車にいる時にジェイミーからの電話。 「裁判も近いので罪を認めようと思う」と言うジェイミー。 彼が更生できるのかどうかは全わからない。 それ以上にネット社会の弊害はもっともっと大きくなるだろう。 演じる役者陣も素晴らしく、学校のシーンでは先生役はすべて撮影スタッフが演じ、数多くの生徒をその場その場で誘導していたと聞き、圧倒されました。 気持ちは重くなる作品だけど凄い作り方でした。
gambarzo
4.0
思春期の危うさ、思春期の子と向き合うことで揺らぐ大人を丁寧に描いた作品。実話なのかな?3話で鑑別所みたいなところで、心理療法士が判決前報告書のための面談をするのだが、ここの話の流れがさすが英国のドラマだと関心して、この3話だけ5回も観た。
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