파워 오브 도그
The Power of the Dog
2021 · 드라마/로맨스/서부극 · 영국, 캐나다, 호주, 뉴질랜드
2시간 8분
Netflix



1925년, 필과 조지 형제는 미국 몬타나에서 대규모 농장을 운영하고 있다. 어느 날, 과부인 로즈가 운영하고 있는 레스토랑에서 식사를 하게 된 필과 농장 일꾼들은 숫기 없는 로즈의 아들 피터를 조롱하게 된다. 한편 로즈에게 연민의 정을 품고 있던 조지는 그녀에게 청혼을 하고, 로즈와 피터를 집으로 들여오게 되지만 이를 못마땅하게 여긴 필은 로즈 모자를 심리적으로 괴롭히기 시작한다. 2009년 〈브라이트 스타〉 이후 12년 만에 선보이는 제인 캠피온의 장편 극영화 〈파워 오브 도그〉는 광활한 몬타나 초원을 배경으로 펼쳐지는 미스터리와 로맨틱한 요소를 동시에 갖춘 그녀의 또 다른 수작이다. 필과 로즈 역을 맡은 베네딕트 컴버배치와 커스틴 던스트의 명품 연기도 이 작품을 봐야 할 이유 중 하나.
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Masatoshi
5.0
同族他者に自分の弱さを感じ取り拒絶し攻撃する人間の性(さが)。自信に満ちた行動を取りながら、柔な少年、そして、その母親。 女性ぽい少年の行動、また、ピアノに自信が無い弟の嫁の内面に自分を見つけ、自分の自尊心を傷つけまいと、相手を執拗に追い詰める。 それが自分のバランスを取る事だとはいささかの疑問も気付かない。心とは矛盾した荒々しい行動が抑えられない。 彼女の姿は自分自自身なのかもしれないとは決して認めようとはしない牧場主。しかし、気になり、見つめてしまう。それは男は決して難しく考えるなとそう教えられたから。 これまで、その選択しか自分を自分たる道にして進める方法は学ばなかった。しかし、少年に自分のある一面を知られる事により、怒りと同時に、自分らしさを思い出し、その少年に自分を重ね、自分の生きた証に意味を持たせようとし始めた。 一方、少年は母を守るためと言う大義名分を自分に課すが、それは自分を誤魔化す偽りだと気づかないまま、牧場主に傷つけられたプライドの落とし所を見つけるために彼に近づていく。 実は、少年自身もそこに父親への憧れを求めていることには気付かない。気付かないからこそ冷静に冷酷に自分の冷ややかな怒りを牧場主に向けられる。目的は、あくまで母を守ること。しかし、実際は自分の幼いプライドを守ること。 それがいつから始まったのか、実際には少年にも分からないはず。炭疽病で死んだ牛を見つけた事は単なるきっかけだったのか、その瞬間に、少年の中に隠れていたサイコパスが目覚めたのか。 少年のまだ不完全な人間性は、目的のためだけに全てを投げ打つことだけがなによりも大切な事になった。ただ、そのためだけ。 時にそのためだけに人生は充実する時がある。少年は秘密裏に彼を殺すことだけが生きがいになってしまったのか。 『太陽がいっぱい』は妙に眩しい犯罪だったが、この世界は明るいのに息苦しい。もし、少年が、もっと世界の広さと、人間性の深さと善意と心の矛盾を学んでいれば、きっと違うドラマと結果になっていたかもしれない。 時代と環境と教育、これも一つのアメリカが開拓という名の略奪の末に成り立った歴史の一つの結果、幸せと憎悪がそこにある日常。なるべくしてなった世界なのかもしれないが、そして、今に至るのかも。 どの国の誰よりも自立し自省することができ、良しも悪しきも自分の国を語れるアメリカ自身だからこそ作ることが出来るアメリカの歴史の一面なのかもしれません。素晴らしい作品でした。
たん
4.5
雄大な自然に散りばめられたセリフ、役者陣の見事な演技が織りなすマスターピース。 ネタバレはしないが色々言及してるので注意。 ・物語の中盤に明かされる1つの事実は、割りとヒントが散りばめられているのですぐに気付けるのだが、それは全く重要(いや重要なんやけど)ではなかった。あらすじ読まずに見たほうがおもしろい。 ・兄弟愛のドラマかな〜、家族愛かなぁ〜、コミュニティ愛かなぁ〜、師弟愛かなぁ〜、などと日和見な予想をしていた。終盤に近づき、ストーリーに多少の違和感はあるものの、人から人へ紡ぐ愛、嫉妬やエゴ、その他色んな味わい方がある映画。面白い。 …と思っていたのに最後にやられた。これはやられた。色んなシーンが、後からパズルのピースのように組み合わさり、合点がいく。 もっと早く気付くべきだった。あらすじ見てなかったので、普通に感動モノと思っていたよ(笑)前半やたらと不穏な雰囲気醸し出すけど、これアカデミーノミネートじゃなかったら見てなかったな…とか思ってたよ。 この察しの悪さのおかげで、めちゃめちゃ楽しめた。 ・かなり簡素というか、人景色等々の描写も見事ながら、「物語としての面白さ」がさすが。かなり古典的な作りで、ヒッチコックのような感じ。調べると、どうや ら原作は60年代の作品らしい。どおりで。 ちょい長いようにも思えたけど、役者陣のおかげて全く苦痛ではない。いやーこれにアカデミー賞とってほしいな。
あっちゃん
4.0
トーマス・サヴェージの同名小説を基に、 『ピアノレッスン』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した女性監督ジェーン・カンピオンが、1920年代アメリカ北西部モンタナを舞台に、冷酷な牧場主と弟夫妻との緊迫した関係を描いたヒュマーンドラマ。 2021年第78回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。 大牧場主のフィルと弟のジョージは、地元の未亡人ローズとその息子ピーターと出会う。弟のジョージが彼女と結婚するが、フィルはそれがおもしろくなく、ローズに対して卑劣な仕打ちを続けるが... 重苦しくどう解釈すればよいのか難しい作品だが、フィル、ジョージ、ローズ、ピーターの四人、みんな人としてダメだと思う。モンタナの大自然の中で、人間の不毛を問う深い作品。
ありす
3.0
物語としてはめっちゃ面白かった。映画を評価するなら★5、自分の好みを含めると★3。胸糞悪すぎて、個人的にはこの映画は好きじゃない。見終わったあと信じられないくらい嫌な気持ちになる。これから見る方は覚悟して見て下さい。 ・ ・ ・ 以下ネタバレあり ・ ・ ・ あの少年、サイコパスすぎんか!?いやー、絶対友達にはなりたくない。フィルに好かれるために計算して行動していたとはいえ、あんなに良くしてくれたフィルを殺すなんて!確かに、母親をいじめてたけど!殺すことないじゃん…。最初、フィルのことが嫌だったが、最後はフィルが可愛そうで可愛そうで仕方がなかった。 全体的に自然がとても綺麗だった。なのに物語はサイコパスなので、そのギャップがすごかった。 キルスティン・ダンストはスパイダーマンでも散々なキャラを演じていたが、今回もアル中の奥さんを演じていて、視聴者の好感度下げる系女子を演じることが多いと思った。
hanako
4.0
2022/3/3 ★アカデミー賞主演男優賞(ベネディクト・カンバーバッチ)等、最多12部門ノミネート★ 1925年、モンタナ州の牧場を経営する性格の異なる兄弟。そして弟の方が結婚する未亡人と、彼女の連れ子の計4人を軸にした人間ドラマ。圧倒的な自然の美しさを背景に、静かに巻き起こる人間ドラマ。なんとも居心地の悪い不協和音が、常に不安を煽る。アカデミー賞ノミネート作品で気になるものを連日観ていますが、Netflix作品強し…ただこれ、エンタメ性は低いし万人受けしない。 ◆ 退屈だな…(眠)と観ていたんだけど、次第に引き込まれる。そしてラストで「そういうことかー!」と、最初に戻ってプロローグをリピートすると、ゾッとします。シーンを戻してよく確認すると、相当細部まで作りこまれていることが分かり、配信映画向きなのかも、と思いました。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆【以下ネタバレ】 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 「恐ろしい子…!」もうこの1言に尽きる。ピーターが物語を支配していた。1人異質な存在で、その冷たくて人間味の薄い―まさにサイコパス―視線にゾッとします。ピーターの父親は、息子のその狂気に気付いていたのだろうな(むしろ、ピーターが父親の死に何か関与しているのでは!?とまで思った) フィルの同性愛に気付き、年上のフィルを誘うような妖しい視線で手のひらで転がしてしまう魔性さよ…それも殺意を隠して。 牛の皮を都合よくインディアンに渡してしまった所に関しては運要素が強すぎるから、母と共謀だったのかな…恐ろしい親子愛。そもそも名前で呼び合ってて気持ち悪かったし…何かが狂っている。 あとフィルは最後、具合が悪くてベッドから起き上がれない時に、絶対自分の死因と犯人の察しがついてるよね。それでいいとすら思っていそう。愛するブロンコの再来であるピーターに殺されるなら、それもいっか、みたいな…
Tsukky
3.5
米アカデミー賞で最多ノミネートされており、作品賞としても有力候補と言われていますが、納得のクオリティの高い作品でした! 一言でこの作品を表すなら「愛」だと思いました。兄弟愛、異性愛、同性愛、家族愛‥それぞれの登場人物が何を愛していて、そのために何を考えて、どう行動するかが、言葉でなく、ほんの些細な演出や表情の少しの変化で表現しているなぁと感じました。 なので、作品全体を通してのんびり進みますが、 一瞬も見落とせない、そんな作品だと思います。 男らしくも女々しい、荒々しいけど知的で繊細なフィルを演じたベネディクト・カンバーバッチさんの演技力の高さには脱帽です‥
みゆ
4.0
스포일러가 있어요!!
wishgiver
4.0
モンタナの雄大な山々の背景が息をのむ美しさで、まさに完全映画館案件作品。 家で観たら恐らくわかりにくい作品でしょうが、ベネディクト・カンバーバッチの最高作品かもしれません。 第一次大戦後が舞台なので西部劇ではないのだろうけど、牧場を経営する兄弟の物語で、牛の群れを率いる姿とブーツの拍車の音、そして不協和音の劇伴も素晴らしかった。 『ピアノ・レッスン』でオスカーに輝いたジェーン・カンピオン監督の脚本もよくできているし、聖書の一文”Deliver my soul from the sword; My darling from the power of the dog”(剣から私の魂を、犬の力から最愛の人をお救いください)からの引用であるタイトルがまた意味深で、冒頭のピーターの台詞を5章仕立てで解き明かしていく構成も非常に良かったです。 暴力・アルコール・同性愛の絡め方が秀逸で、ぜひ原作小説も読んでみたい。 それにしても映画館で観られて超ラッキーでした。 2021.11.24@イオンシネマ津南
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